イエッサン/対戦
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このページは、イエッサンの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
イエッサンの歴史
第八世代
ダブルバトルでは初期から強力なサポート要員として知られていた。特にイエッサン♀の方はサイコメイカーにより相手のいたずらごころ持ちやねこだましによる妨害を自動で防ぎながらこのゆびとまれで味方を守るスタイルでトリパを中心に多くのパーティで使われていた。 顕著な例はマジックミラーブリムオンと組ませた通称「イエブリ」で、このコンビがこのゆびとまれトリックルームを選ぶことでサイコメイカーによりねこだましいたずらごころ無効・マジックミラーによりちょうはつ無効・このゆびとまれによりブリムオンへの強打の集中を防ぐ、というスペックからほぼ確実にトリックルームを貼れて、しかもブリムオン自身サイコメイカー込みのエスパー火力で制圧もできる。
「イエブリ」は2019年11月下旬ごろに流行し、同年12月にジュラルドンが流行したきっかけとなった。この頃はイエッサンをCS振りにしてきあいのタスキを持たせたり、ジュラルドン対策でブリムオンにリリバのみを持たせることが多かったが、流行が落ち着くと次第にイエッサンは耐久振り、ブリムオンにはいのちのたまを持たせるものが多くなった。
以上の強みは♀の個体しか覚えないこのゆびとまれありきであるため基本的に♀ばかり見かけるが、♂の個体も独自におさきにどうぞやトリックルームを覚えるため、「おさきにトリル」を行うタイプのイエブリなどで使用される。
ダウンロードコンテンツ解禁前は10位台後半から20位台半ばが使用率の定位置であったが、解禁後はベスト10に入るようになった。
当初はナモのみがたが2番手となっていたが、シーズン4あたりから露骨にフシギバナなどで催眠技を撒かれることが多くなったためぼうじんゴーグルの割合が増えた。ソード・シールド発売当時はきあいのタスキで出落ちを防ぐ型が最もメジャーであったが、エルフーンにきあいのタスキの枠を割くことが多くなったこと、ねこだましで襷破りされることが目立つようになったことなどから、シーズン4あたりからその型は一番手とはいかなくなっている。鎧の孤島期になるとサイコシードを持たせつつ性格をずぶといにすることで物理技・特殊技のどちらが降りかかってもサポーターとしての役割を確実に遂行できるようにした型が主流化。ゴリランダーとのフィールド合戦を制するためののんき最遅型もメジャーな型の1つ。
冠の雪原期には、レイスポスの一致を無効化できるエスパー枠としての立場を確立した。シーズン12は♀が使用率19位を記録。
シングルバトルでも環境に多いゴーストウエポンに耐性がある事からまだ利点はある。ただし、あくウエポンも環境に多い関係上、やはり油断ならない。
ダウンロードコンテンツ『鎧の孤島』で教え技としてワイドフォースとだいちのはどうを獲得。特にワイドフォースはサイコフィールド前提で戦うイエッサンにとって実質的にサイコキネシスの上位互換といってよく、シングルバトルなら火力がサイコキネシスの4/3倍になり、ダブルバトルなら1手で2箇所にサイコキネシスを撃てるようになったようなもの。この火力上昇は主戦場のダブルバトルではサポーターなのに強力な範囲技ゆえ放置できないポケモンになるという変革を起こし、火力を求めアタッカーとして♂を採用するケースも増加。シングルバトルでも採用されることが増えた。ゴリランダーが教え技としてグラススライダーを獲得したため、素早さの個体値次第で後攻サイコメイカーによりゴリランダーのグラスメイカーを無効化できるポケモンとしても注目された。
♀がシーズン8でダブルバトル使用率10位以内にランクインしたため、シリーズ6ではランクバトルのレギュレーション外になった。なお、♂の方はシーズン8で使用率10位以内にランクインしていないにもかかわらず、レギュレーション上は同一ポケモンであるため、♂もまとめてシリーズ6使用禁止ポケモンの1体になった。
シリーズ8の竜王戦ルールではカイオーガ対策となるゴリランダーが激増したことから、汎用性を損なわないフィールド貼り換え役としての需要を得た。
一般的な育成論
♂と♀で種族値が異なり、♂の方が火力と速度に優れ、♀の方が耐久に優れる。合計種族値は同じだが、対戦で使わないこうげき種族値は♀の方が低いため、実質合計種族値は♀の方が優れる。
メインウエポンはサイコキネシス、サイコショック、ワイドフォース。サブウエポンはシャドーボール、ハイパーボイス、エナジーボール、マジカルシャイン、マジカルフレイム。変化技はめいそう、トリック、サイドチェンジなどを共通して持つ。♂だけがアンコール、じんつうりき、トリックルームを、♀だけがバトンタッチ、いやしのねがい、ふういん、ひかりのかべ、リフレクターを覚える。
♂の場合は攻撃が♀より高い点を活かしてバンギラス対策のドレインパンチを覚えさせても良いだろう。
性格は♂の場合ひかえめ、おくびょうを、♀の場合ずぶとい、おだやかを選ぶとそれぞれの種族値の違いを活かせる。
♂の場合火力アイテムが持ち物として推奨され、♀の場合はとつげきチョッキが無難。
特性は隠れ特性のサイコメイカー一択。ただ、どうしてもダブルバトルでねこだましサポーターとして使いたい場合、通常特性を選ぶのもアリ。
ふういん、このゆびとまれはダブルバトル用。ふういんは相手のトリックルームを封印して防いだり、逆にふういんを封印して味方のトリックルームを通すのに使える。このゆびとまれは高火力技=単体攻撃と言えるダイマックス環境において強力で、味方のトリックルームなど重要な行動を止める行動を防いだり、味方の弱点を突く行動を吸い寄せ不利な相手を無理矢理突破させるのに便利。