アーマルド/対戦
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アーマルドの歴史
第三世代
当時は一致メインウエポンの威力がいわタイプならいわなだれの75止まりであり、むしタイプに至ってはめざめるパワーを除けばれんぞくぎりの10と、一致技に関してはとことん威力に恵まれなかった。それでも当時は環境で活躍していたケンタロスやケッキングと言ったノーマルタイプを受けられること、不一致のじしんや威力75の一致いわなだれでもアーマルドの攻撃の種族値を考えればそれなりの火力と見做せたので、強いポケモンの部類にはあった。シングルバトルでは命中不安を考慮しても最大火力がより高くみがわり突破に役立つロックブラストが優先された。弱点がそれほど多くないため、ねむる型もそこそこ使われた。
第四世代
ストーンエッジ、シザークロス、クロスポイズン、のろいを獲得し、攻撃技がある程度充実したと共にのろいによる戦法が確立。プラチナ以降の教え技でばかぢから、アクアテールも追加。環境で猛威を振るっていたゴウカザルやガブリアスには有利とも不利とも言い切れなかったが、アーマルドにとって物理アタッカーの受けは得意分野であるのも事実であった。一方ですなあらし の仕様変更による強化により砂パが成立し、これによって一定の活躍の機会を得た。
第五世代
つめとぎを習得。いわタイプの技の命中率を補強できるが、逆にそれ以外に命中率が不安な技がないのでそこまで相性が良いとは言い難い。環境的に連続技の需要があがったので、ロックブラストは相対的に強化といえる。隠れ特性としてすいすいを獲得したが、アーマルドとはアンチシナジー。この世代に大幅強化を受けたかくとうタイプ、くさタイプを等倍で受けることができたため環境的には悪くないポケモンであったが、いわタイプもそれなりに強化されていたため一致で弱点を突かれる場面も増えた。
第六世代
アクアジェットを習得。鈍足のアーマルドと先制技は相性が良く、のろいで火力を上げつつ下がった素早さをカバーするなど中々既存の技とはシナジーを形成する。しかしすなおこしの弱体化による砂パの収束により、特殊技に対する受けは若干不自由になった。フェアリータイプの追加で攻撃技としても需要の伸びてきたはがねタイプに抜群を取られることや、いわ複合タイプでありながらファイアローのブレイブバードを半減できないのが、採用率にかなりの悪影響を与えていた。PGLレーティングバトル統計データを見ると、一致攻撃技やじしん、アクアジェット、はたきおとすが採用率を伸ばしていることが分かり、とつげきチョッキを持たせたフルアタック構成が主流であることがうかがえる。一方で積み技は高速化が進んでいる影響もあろうか、上昇幅が大きいつるぎのまいやロックカットがメインであった。のろいは少なくともシングルバトルにおいてはXYリーグシーズン13からシーズン14に採用率トップ10に名前が挙がった程度であり、それ以外は採用率を伸ばしたと見られる痕跡が特に無かった。
第七世代
これと云った個別の変化はなし。Zワザの登場により、すいすい、ロックカットで上げた素早さに火力が若干追い付かない点をカバーすることができるようになった。やけどの弱体化によって環境的におにびが減っているのも追い風。あめふらしペリッパーの登場により雨パの流行が再燃したため、アーマルドもすいすい持ちの高火力アタッカーとして雨パに採用されるケースが見られるようになった。
ただ、シングルバトルでは安全に積むことができるカブトアーマーが第六世代と変わらず優勢。
第八世代
冠の雪原で追加。
確定急所技のスペシャリストであるウーラオスの登場によってカブトアーマーの価値が上昇。
一方、弱点タイプが悉くダイマックスわざとしてメジャーなのが痛い。
すいすいと相性の良い雨で強化されるみず技は不一致であり、一致技も天候によって強化されないので、必然と被弾回数が増える。よって、アーマルドを敢えて使うならとつげきチョッキで場持ちを良くするのが無難。幸いダイロックで特殊耐久を底上げすることができるので、それほど酷い使い勝手ではない。
一般的な育成論
攻撃と防御に優れる。素早さは低い。物理アタッカーとしての育成が基本。
攻撃技には、ストーンエッジorいわなだれ、シザークロス、じしん、かわらわり、つばめがえし、はたきおとす、クロスポイズンなど。暇があればつるぎのまいで攻撃を上げたい。プラチナ以降の教え技で追加されたばかぢから、アクアテールも候補に挙がる。第六世代では遺伝でアーマルド唯一の先制技アクアジェットを覚えさせることができる。ORASの教え技を利用することにより、ばかぢからと両立できる。
みがわりの破壊が目的ならばロックブラストが採用されることもある。
素早さが低いのが難点なので、ロックカットを使ったり、トリックルームやまひなどのサポートが必須。
逆にその低い素早さを利用し、のろいを使って耐久に磨きをかけた型も存在し、その場合は特性のカブトアーマーも活きる。物理耐久をのろいで補う形で努力値をHPと特防に振っておけば、天気が砂嵐のときは特に両耐久力が向上するようになる。回復技がねむる+カゴのみという手段しかないのが痛手だが、耐久力の高さと急所に当たらない特性をうまく活かせば弱点を突かれないかぎり確実にねむるでループを利かせることもできるようになる。
競合するいわタイプとしては、ロックカット型ならからをやぶるを覚えるイワパレスが、すいすい型ならカブトプスが存在する。前者はがんじょう持ちであり積みやすく、こちらの差別化点のばかぢからも積み技とはアンチシナジー。後者はようき型だと同じ技構成ができるカブトプスに火力と速度で劣ってしまい、耐久の差でつるぎのまいが積みやすい程度でしか差別化できなくなってしまう。
持ち物は瞬間火力を活かせるZクリスタルが推奨。カブトプスとの差別化を考えるなら積まなくともそれなりの火力がロックブラストで出せるようにいのちのたまも考慮される。
隠れ特性はすいすいであるが、元の素早さが低いため特性の恩恵を受けにくく、自身がみずわざを弱点とするため採用されにくい。最速にしてすいすいを発動させても、かつて140族であったマルマインをギリギリ抜ける程度にしかならない。