ドンカラス/対戦
ポケモンWikiは対戦情報サイトではありません。ドンカラスの詳しい対戦考察や育成論は、以下のようなサイトでも取り扱っています。 | |
ポケモン徹底攻略 | |
---|---|
ポケモン対戦考察まとめWiki | |
外部サイトの安全性・正確性・合法性等あらゆる点については、何ら保証しません。 |
このページは、ドンカラスの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
ドンカラスの歴史
第四世代
後述の性質からキノガッサのメタとして機能したが、キノガッサ自体がゴウカザルによって抑止されていたことからそれほど活躍しなかった。この世代に登場したガブリアスとのコンビ「カラスガブ」は無効3つの流し性能と高い攻撃性能があり、こおりの一貫性に気を付ければ中々使える構築であった。クレセリアやUMAトリオとの対面で非常に有利だったのも追い風。プラチナでばかぢから、ねっぷうを習得。HGSSでブレイブバードを獲得。
努力値に関しては、基本的に相手の技を受けるのに不安な耐久であったため攻撃と素早さに各252振りが基本であったが、抜ける相手もそれほど多くなかったため、あえて素早さではなく低い防御に全振りする型もあった。
第五世代
バークアウト、イカサマを獲得。バークアウト+はねやすめで特殊耐久型のように回すことも一応可能であった。イカサマはタイプ一致だが、自身の決定力が非常に高いため特に強化にはならなかった。自身の125を超える攻撃の種族値のアタッカーとの対峙も多いが、そういうシーンは大体ふいうちに期待されている。
あくのジュエルの登場によって、もう一声欲しかったおいうちの火力が底上げされ、サイクル崩壊要因として偶に考慮されるようにはなった。
第六世代
はがねタイプに対し、あくタイプの技が等倍になった。おかげでふいうちの一貫性が上昇。この世代からはメガシンカによる高種族値での制圧が戦略として成立しているため、イカサマで相手の高い攻撃にただ乗りする旨味が増した。一方、あくのジュエルの没収によって、おいうち型が弱低下。この世代から登場したフェアリータイプにはあくタイプの攻撃の通りが悪いが、大抵のフェアリータイプにはひこうタイプが等倍以上で通るのでその点はあまり苦にはならない。急所のランク補正の仕様変更によってきょううん型の運用性が増した。一方でふみんに関しては、ぼうじんゴーグルの登場やくさタイプの仕様変更による粉技無効化などもあって、相対的に価値を下げた。PGLレーティングバトル統計データを見ると、ふいうち、ばかぢから、ブレイブバード、つじぎりがテンプレ技構成となっていた。ふいうちに至ってはリーグやシーズンによっては採用率100%を記録している他ブレイブバードも採用率90%台後半を記録するシーズンが多く見られた。持ち物はいのちのたま、ピントレンズがメインであり、第五世代で最速キノガッサを指標にした調整が浸透したことから、第六世代のキノガッサは素早さを求めたようきよりも火力を求めたいじっぱりの割合が高く、そのようなことからもドンカラスはいじっぱり型が主流であった。
第四世代に成立した「カラスガブ」もドンカラスを採用する場合にはこの世代にもしばしば組まれていた。サザンドラとギルガルドですべてのタイプを半減以下で受けられる「サザンガルド」と比べると、でんきを等倍以上で受けることになる代わりに、先制攻撃技、じしんかじょうやつるぎのまいによって抜き性能を高めサイクルの途中に抜き構築にシフトすることができる「カラスガルド」も発祥している。
第七世代
ふいうちの威力が70に低下し、かつサイコフィールドによってふいうち無効化の恐れが増えた。いたずらごころの仕様変更はドンカラスにとってはプラスとなったが、生命線であるふいうちの弱体化は痛かった。カプやミミッキュの登場などフェアリータイプの普及でドンカラスの採用が躊躇われる場面が目立つように。一方で、ドンカラスにとって敵に回すと厄介なミミッキュは相性補完としては優秀であり、この世代から「カラスミミッキュ」が成立。
一般的な育成論
HP、攻撃、特攻が高い。しかし防御、特防は低く、HPを鍛えても弱点を突かれると一撃で倒れることもありえる。そのうえ素早さもそれほど高くないので、犠牲交代など何らかのサポートが必要になってくる。同じタイプにバルジーナがいるが、バルジーナが耐久型なら、こちらはアタッカーという要素が強いだろう。
基本的に物理アタッカーに育成することが多い。物理のメインウェポンはつじぎり、ふいうち、おいうち、ブレイブバードなどが候補となる。サブウェポンにはメインウェポンが通じないはがねタイプに大打撃を与えられるばかぢからが主な候補。
相手の不意を突く意味で、特殊アタッカーに育成するトレーナーもいる。その際はあくのはどう、サイコキネシス、ねっぷう、こごえるかぜなどが候補。わるだくみでの強化も可能。ただしこの場合でも先制技であるふいうちは採用しておきたい。
他にもあやしいひかり、でんじは、ちょうはつなどの補助技も優秀。
特性はねむり対策のふみん、つじぎりと相性の良いきょううんとどちらも優秀。とくにふみんはキノガッサやドーブルなどのキノコのほうしの対策に貢献できるのでよく採用される。キノガッサには素早さ種族値が1だけ勝っているため、タイマン勝負で勝ちやすい。
隠れ特性のじしんかじょうも優秀で、ふいうちとは特に相性が良い。攻撃後に防御と共に攻撃を下げてしまうばかぢからとは相性が良くないが、主力技が通じないはがねタイプを意識したいなら採用してもよいだろう。弱点を突いたり、控えのポケモンで弱らせてとどめをふいうちで刺しにいけば特性を発動させやすい。