エビワラー/対戦
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このページは、エビワラーの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
エビワラーの歴史
第一世代
ほのおのパンチ、かみなりパンチ、れいとうパンチの3種類(いわゆる三色パンチ)をすべて使える唯一のポケモンであったが、特殊の数値が35しかないのでそれらはまるで使い物にならなかった。特殊の数値の低さからたとえ等倍であっても特殊技を受ければあっさりと沈んだ。さらにまともなかくとうタイプの技がじごくぐるま程度で、サワムラーと比較すると攻撃も素早さも劣り大分見劣りする。まともな攻撃技がノーマルタイプとかくとうタイプにしかなかったため、ゲンガーを出されれば通るのはちきゅうなげぐらいだった(当時はダメージ固定技は相性に影響されない)。
第二世代
特防が110と劇的にアップしたため特殊アタッカーにはそれなりに強くなった。新たに先制技としてマッハパンチを習得し、とびひざげりをタマゴわざで覚えるようになった。めざめるパワーでゴーストタイプの技を手に入れればゴーストタイプで詰むことはなくなった。
第三世代
きあいパンチ、スカイアッパー、リベンジなど、やっと実戦的なかくとうタイプの技を手に入れた。他にもいわなだれやじしん、ビルドアップなど強力な技を一気に習得できるようになったが、 チャーレムやヘラクロス、バシャーモなど、エビワラーより強力なかくとうポケモンはいくらでもおり、相変わらず環境とは縁がなかった。
第四世代
新たな主力技としてインファイトを獲得、三色パンチも物理化により実戦レベルになった。しかしかくとうタイプはゴウカザルやチャーレムなどがいて層が厚い。
第五世代
ドレインパンチ要員としてはより強力なローブシンがおり、ブラック2・ホワイト2でローブシンが三色パンチを獲得してからは差別化も困難になった。新規にテラキオンなどのライバルが登場したことも向かい風。とびひざげりの威力強化によって、この世代からまたしてもメインウエポン候補にキック技が入る事態に。隠れ特性はせいしんりょくで、せいしんりょくを持つかくとうタイプとしてはルカリオの存在が痛いが、エビワラーはフェイントやねこだましなどダブルバトル向けの技が使えるため、同環境のトリパで使われることがたまにあった。
第六世代
ファイアローの登場によってますます弱体化。ORASでメガボーマンダが解禁されたのも痛い。同じかくとうタイプとしてもメガバシャーモの存在が目の上のたんこぶであった。エビワラー自体趣味色の強いポケモンであるためか、PGL統計を見ても分かるとおりマッハパンチやバレットパンチなどの先制技はエビワラーの技構築においてはそれほど優先度が高くない。
第七世代
ファイアローは弱体化により環境から姿を消したが、この世代ではカプやミミッキュが邪魔になった。特性が単調なスペックなので、対となるサワムラーのようなワンチャンスも得られていない。持ち物はいのちのたまやとつげきチョッキが主流。素早さの種族値の関係上、抜ける相手がそう多くないので、性格は火力を上げるためにいじっぱりが優先であり、次いでようきが選択肢に上がる。とつげきチョッキとの相性を考慮してしんちょうを選んだり、先手を取ることを放棄してゆうかんにしたり、というのもPGL統計から明らかになっている。
第八世代
おいうちとスカイアッパーが使用不可能な技に設定された。 せいしんりょくにいかくを無効化する効果がついた点が強化点と言える。
一般的な育成論
攻撃と特防が高い単かくとうタイプではあるのだが、同じような種族値のサワムラーの攻撃と素早さを下げて防御を上げた形となっており、中途半端さが際立つ。HPが低いため耐久は微妙。競合との比較も厳しく、採用にあたっては全てにおいてしっかりとした考慮・調整が必要となる。
特性はシングルバトルであれば火力増加のてつのこぶし、ダブルバトルではいかくを無視できるせいしんりょくが候補となる。するどいめが役立つ場面は少なく基本的に候補とはなりづらい。
攻撃技はタイプ一致技に高威力のインファイト/とびひざげり、先制技のマッハパンチ、回復技のドレインパンチがある。その他タイプの先制技にバレットパンチ、ねこだまし、フェイントがある。その他れいとうパンチ、ほのおのパンチ、かみなりパンチ、ストーンエッジ/いわなだれ/がんせきふうじ、じしん、カウンターなど範囲は広い。