テッカグヤ/対戦
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テッカグヤの歴史
第七世代
種族値的には生まれながらにしてエアームドの強化版じみた存在であり、その強さからポケモンバンク解禁前のGTSではテッカグヤの争奪戦となっていた。素早さに努力値を4振ったわんぱくテッカグヤ抜き抜きの実数値84はメジャーな素早さ調整としてこの世代に浸透。素早さの種族値が60以下のポケモンはテッカグヤへの有効打が無いと、テッカグヤに上からのやどりぎのタネ+まもる+みがわりでハメられる恐れがある。第七世代では持ち時間制のため、TODで勝つことが難しいことも強さの一因であった。また、めざめるパワーを考慮しなければゲッコウガに弱点を突かれることが無く、めざめるパワー程度ではよしんば弱点を突かれてもどうということもなかった。
シングルバトルの使用率はSMリーグ、USUMリーグ共に10位台後半から20位台前半を推移。PGLレーティングバトル統計データを見ると、SMリーグシングルバトルではヘビーボンバー、かえんほうしゃ、やどりぎのタネ、まもるが主流技構成であることが分かり、持ち物はたべのこしがメインであった。USUMリーグでも同様の傾向。性格に関してはビーストブーストの存在のおかげで「無補正か耐久下降補正でない限り何でも使える」というレベルでの自由度の高さであり、1位の性格もシーズンによってころころ変わり、どの性格も割合1位になっても20%程度である。
USUMリーグではれいじゅうランドロスのいかくによる起点作り、テッカグヤによる受け、メガバシャーモの火力による潰しというコンセプトの展開系パーティ「バシャランドカグヤ」が主流化。USUMリーグ中盤には上から相手をハメるおくびょう最速型が流行し、世代末期には特殊耐久に厚くしたしんちょう型がシェアを伸ばした。この世代でやどりぎのタネ耐久型として環境にあるのはテッカグヤとナットレイぐらいなものである。また、第四世代以降崩れつつある役割理論に最も忠実な型であり尚且つ環境に通用するのは「バシャランドカグヤ」であり、そういう意味でもテッカグヤは異質である。
ダブルバトルでも詰め性能が高く、WCSのような公式大会ではたびたび時間切れを引き起こした。WCS2017(アローラダブル)マスターカテゴリ準決勝戦では一試合に30分以上かけて1対3の状況を巻き返している。同カテゴリではベスト8進出者中3人が使用、優勝メンバーにも輝いている。ただ、WCS2018(全国ダブル)ではガオガエンとカプ・コケコがあまりにも増えすぎたためそれらに一致で弱点を突かれるテッカグヤの使用率は伸び悩み、ジュニア、シニア、マスターと、各カテゴリでベスト8には残らなかった。単純に、カミツルギの採用が積極化してはがね枠が無くなったという見方もあった。
第八世代
てっていこうせん、メテオビームを獲得。ただ、起点作り技にこれと云って恵まれない上に耐久型がメインであるテッカグヤにとって退場を早めるてっていこうせんはシナジーが薄い。メテオビームはパワフルハーブやダイマックスが前提だが、念願のいわ特殊高火力である。
物理の積み技を使った耐久型としてはビルドアップやボディプレスを覚え、高威力の物理ひこう火力にも恵まれ、より高い素早さと高速回復技という強みもあるアーマーガアの壁が厚い。アーマーガアにはない特殊アタッカーとしての利点を生かすのがカギになるだろう。特殊耐久もアーマーガアに勝るため、とつげきチョッキ型も悪くはない。
当初の期待に違わず、解禁早々ダイジェットアタッカーとして活躍を果たした。もしフルアタック型にするならこの世代ではエアスラッシュ、かえんほうしゃ、ラスターカノン、ヘビーボンバーという技構成が無難。第七世代でも上からハメるためのおくびょう型が一定数使われたが、この世代ではダイジェットによる恩恵を大きくするという意味も持つ。ただ、高ランク帯では俗に言う「HB」「HD」に特化したやどりぎのタネ+まもる耐久型がメインである。シーズン12には最終使用率7位を記録。
ダイジェットで上げた素早さを活かして上からみがわりを貼って相手の後出しダイマックスのターンを枯らせるのも強力。ダイジェットの無いガブリアスが相手なら十分凌げる。
シリーズ8の竜王戦ルールではムゲンダイナ軸の受けループでの活躍がメイン。シーズン14の時には過半数を占めていたひかえめ型はシーズン15になると約3割となり、アタッカーとしての側面が薄れた。それまで5割台に達していたメテオビームの採用率も3割を切っている。
シーズン18にはそれまで搭載率20%程度であったみがわりの割合が30%を超えた。
一般的な育成論
はがね/ひこうタイプのポケモン。非くさタイプでやどりぎのタネを覚える珍しいポケモンのうちの1体でもある。同タイプのエアームドと比較するとぼうぎょとすばやさを除き能力値はこちらが優れており、アタッカーとしても耐久型としても優秀な能力を持つ。ただしアタッカーとして育成するときには、火力不足感も否めない。ある程度の耐久があるので、アタッカーの場合はこうげきかとくこうに努力値を振った方がよい。
補助技にはやどりぎのタネ、どくどく、みがわりと、使われるといやらしい技が揃っている。まもるも併用してじわじわと体力を削るような戦法も可能。
ちょうはつによる補助技封じに対処するため、アタッカーとしても利用できる。物理技はヘビーボンバー、アクロバット、じしん、ストーンエッジ/いわなだれ。特にヘビーボンバーはその体重の重さから多くのポケモンに対し威力120を出しやすい。一方特殊技はラスターカノン、エアスラッシュ、だいもんじ/かえんほうしゃ、エナジーボール/ギガドレイン、めざめるパワーと範囲が広い。
かえんほうしゃやだいもんじに関しては仮想敵次第ではいじっぱりで特攻に努力値無振りでも結構なダメージが入る。例えば、HPに努力値を全振りして特防に4振ったゆうかんナットレイをその条件のテッカグヤのかえんほうしゃで攻めた場合、最低乱数で61.8%のダメージ。これがだいもんじなら特防に4振ったいじっぱりメガハッサムに最低乱数で107.5%のダメージ。
持ち物はたべのこし、ソクノのみ、オッカのみ、ゴツゴツメットと耐久型と組むものがおすすめだが、特殊アタッカーならこだわりメガネを採用してもよい。
GTSに妥協個体が出回っている影響で、両刀フルアタック構成にした場合は無補正個体が強いという方が存在するが、実際はゆうかんにした上でHPに努力値を252、攻撃に168、素早さに84に振った場合は、無補正でHP、攻撃が各252振りで余りの4を素早さに振った個体と比べて、他の実数値をそのままに攻撃の実数値を4高くすることが可能。