ゼルネアス/対戦
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ゼルネアスの歴史
第六世代
パワフルハーブ+ジオコントロールのコンボが判明するなりGSダブル(幻解禁戦)のトップメタに躍り出た。これにより今までGSルールで幅を効かせていたドラゴンタイプの伝説ポケモンは一気に下火となる。
XY期の2014年7月に行われたGSダブル『ポケモン バトルレジェンド』ではジュニアカテゴリ、マスターカテゴリ共に5位の使用率を記録。同大会ではメガガルーラのねこだましで起点を作り、ファイアローのおいかぜでサポートし、ゼルネアスで全抜きを狙う「ゼルガルアロー」が人気であった。ORASでゲンシグラードンが追加されるとガルーラを起点役にしてゼルネアスを特殊アタッカーに、ゲンシグラードンを物理アタッカーに据えた「ガルグラゼルネ」が成立。実際、JCS2016オンライン予選は、各カテゴリ使用率3位以内にガルーラ、グラードン、ゼルネアスのいずれかがランクインしていた。さらにこの組み合わせにドーブルとボーマンダ、ファイアローを加えた組み合わせは所謂結論パーティという意味合いで「Big6」と呼ばれた。
JCS2016ライブ大会でも全カテゴリに渡って活躍し、WCS世界大会でも大暴れが予想されていたが、マスターカテゴリでの最高実績はベスト4に留まった。ドータクンやメガゲンガーといった対策が進んでいたことがその要因とされる。
この世代における主流技構成は、ジオコントロール、マジカルシャイン、ムーンフォース、まもるであり、性格はおくびょうが6割から7割で、ひかえめが2割から3割程度であった。持ち物はパワフルハーブでほぼ固定であった。
第七世代
USUMリーグレーティングバトルWCS2019ルールの中でもゲンシカイキ・メガシンカ・Zワザなしで行われたサンシリーズではトップメタの地位にあり、同リーグシーズン12、シーズン13で使用率3位を記録。ゲンシカイキ・メガシンカ・Zワザが全て解禁されたJCS2019オンライン予選では使用率6位を記録。同大会のPGL統計データを見ても主流技構成は変わっていないが、おくびょう型とひかえめ型が半々になり、中速に仕上げた個体でおいかぜによって上からでもトリックルームによって下からでも動けるようにする風潮を受けた結果となった。WCS2019ウルトラシリーズでは特攻のランク補正2段階上昇状態のムーンフォースで倒せるポケモンが少ないため、返しのターンに倒されないように耐久に努力値を振る必要があり、そのように素早さの努力値を削る必要があることからひかえめ型が多くなったと思われる。
弱体化したドーブルやファイアローの代わりにガオガエンというパートナーを得たが、WCS2019の世界大会では前世代と同じくマスターカテゴリ決勝戦に残ることはなく、ベスト8進出者2人が使用と可も不可もない実績に留まった。ツンデツンデや日食ネクロズマのようなドータクンをさらに強化したようなはがねタイプのトリックルーム要員が新たに登場しており、ゼルネアス対策自体はしやすくなったと言える。
USUM末期に行われすべてのポケモンが解禁された『ウルトラファイナル』(シングル)では、ジオコントロールゼルネアスを差し置いてめいそう型のフェアリータイプアルセウスが使われる事態となった。攻撃一辺倒のゼルネアスと比べてあちらはおにびとじこさいせいで器用に立ち回れることが評価されたと言われる。
第八世代
じゃれつくやドレインキッスを獲得。またダイマックスとダイフェアリーにより、ほえるなどの強制交代技やねむり、まひの対策ができるようになった。
ただ、天敵であるけんのおうザシアンが流行しているのは向かい風である。
シーズン17シングルバトルでは最終9位構築にエントリーされていた。ジオコントロールで増強してからドレインキッスで居座る型であった[1]。
一般的な育成論
初のフェアリータイプの伝説ポケモン。伝説戦でのドラゴンタイプに有効であり活躍が期待できる。
ジオコントロールの存在から特殊アタッカーが基本。パワフルハーブを持たせることで特攻・特防・素早さが1ターンで2段階上昇ずつ上昇する。
特殊技の候補としては、ムーンフォース/マジカルシャイン、ドレインキッス、サイコキネシス/サイコショック、きあいだま、10まんボルト/かみなり、くさむすびが挙げられる。物理技を採用する場合、じゃれつく、インファイト、ウッドホーン、メガホーン、いわなだれなどが候補となる。両刀型は以前からあったが、第八世代でじゃれつくを獲得してからは純粋な物理アタッカーも見られるようになった。変化技にはジオコントロールの他にみがわり、でんじは、リフレクター、ひかりのかべが挙げられる。
持ち物はジオコントロールを使うならパワフルハーブで確定だが、ジオコンを使用しない場合こだわりメガネやこだわりスカーフも候補に挙がる。
ゼルネアスが手持ちにいるとわかっている場合相手は大抵ジオコン型と予想し対策を練ってくる。あえて初ターンではジオコントロールを使わずに行動するなど読みあいが必要となるだろう。