ストライク/対戦
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ストライクの歴史
第一世代
実戦的なタイプ一致の攻撃技が存在しなかったこと、こおりタイプやでんきタイプやいわタイプにあっさり返り討ちにされるなど弱点の多さから、ニンテンドウカップ99を含めて対戦環境では活躍しなかった。高いすばやさときりさくがあったが、タイプ一致で使えるペルシアンで十分である。むしタイプが不遇だった世代だったのも、拍車をあげている。
第二世代
進化後のハッサムが登場したが、進化前後で種族値の合計が変化しておらず単純な劣化にはなっていない珍しいケースである。むしタイプのタイプ一致技としてれんぞくぎり、めざめるパワーを獲得したが、とても実用に耐える性能ではなく強化にはつながっていない。進化後のハッサムが登場したことで、リトルカップルールに出場できるようになり、同ルールでは最強クラスのポケモンとして活躍したものの、通常ルールではほのおの強化やいわの普及などから活躍らしい活躍はない。
第三世代
ぎんいろのかぜを獲得するものの、タマゴわざの仕様上きしかいせいとは両立できないという致命的な欠点があった。相変わらず耐久力は悲惨であったが、つるぎのまいを頼りにできる分むしポケモンとしては火力はまだある方ではあった。
第四世代
特性テクニシャン、新技シザークロス、むしくいの獲得によって攻撃性能が向上。はねやすめはストライクの4倍弱点を克服する技として注目されたが、実際には耐性の少なさと耐久力の低さからはねやすめをする暇もないことがほとんどであまり役には立たなかった。
また、しぜんのめぐみ(ヤチェのみ)にテクニシャン補正を乗せつついざとなったらヤチェのみでこおり技によるダメージを半減するという奇襲型も成立。
第五世代
しんかのきせきを獲得して耐久力が大幅に向上し、はねやすめによる耐久型も考案された。進化後のハッサムは強力な飛行物理技アクロバットを獲得したが、ストライクは覚えない。テクニシャン+つばめがえしで我慢せざるをえないところが難点か。
第六世代
PGLのレーティングバトル統計データからは、しんかのきせきで耐久を上げてつるぎのまいを積み攻撃に転じるアタッカーとしての運用が主流であったことが読み取れる。流行したラグラージとカイロスの相性補完コンビ「ラグカイロス」構築を参考にしてカイロスの枠をストライクにしたパーティ構築や、ランターンを相性補完に利用したケースなどがあった。一方で2015年5月開催のリトルバトル形式のインターネット大会「リトルマッチ マスターカテゴリ」ではジュニアカテゴリで使用率1位、マスターカテゴリで2位を記録。
第七世代
ひこう弱点のポケモンの存在意義を奪うファイアローが弱体化によって環境から姿を消して一見動きやすくなったようであるが、この世代はサイクル戦全盛となりUSUMリーグではステルスロック持ちが跋扈する状況となったため、第六世代と同じく立場は悪い。
第八世代
ダウンロードコンテンツ『鎧の孤島』で解禁。むしくいが使用できなくなったのに代わりダブルウイングを獲得した。
お供のエースバーンに不利なのでグラススライダーゴリランダー対策としては不適で、偶に使われる程度にとどまる。ダイジェットはテクニシャンの対象にならないので、特性を活かせないのが難点か。とはいえ、前世代までに比べれば性能が改善されているのは確か。
第九世代
発売直後は一旦ダブルウイングを失ったが、碧の仮面で復活。さらに第八世代で失っていたむしくいも同時に再取得した。むしタイプのアタッカーとしてはエクスレッグが登場している。
一般的な育成論
攻撃・素早さが高いむし・ひこうタイプ。進化後のハッサムとは攻撃・防御で劣るが素早さで勝り、合計種族値は等しい。しんかのきせきにより耐久力を上げることも可能であるし、それ以外のもちものを持たせても活躍できるステータスである。難点というべきはそのタイプであり、環境にもよるが耐性は悪い。ステルスロックでHPが半分削れてしまうため、奇数に調整すると良い。
特性は適用される技が豊富なテクニシャンでほぼ確定。むしのしらせはきあいのタスキ・みがわりなどで能動的に発動できるものの、最高威力がシザークロスの80であり、むし技の攻撃範囲も微妙。隠れ特性のふくつのこころは高い素早さとマッチしない。
攻撃技はタイプ一致にダブルウイング、とんぼがえり/シザークロスがある。テクニシャン補正がかかり2回攻撃のダブルウイング、交代技のとんぼがえりはほぼ確定。その他にダブルアタック、どろぼう、フェイント/でんこうせっか、かわらわり/きしかいせい、カウンターがある。
補助技はつるぎのまい、みがわり、バトンタッチ、ひかりのかべなど。しんかのきせきを持たせることでつるぎのまいを積む余裕を作ることができる。回復技は持たないため単なる耐久型は厳しく、サポート型までか。