パルキア/対戦
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パルキアの歴史
第四世代
その複合タイプでカイオーガよりも早く動けるのみならず、禁止伝説級ではかなり早い素早さ種族値100の高さは大抵の禁止伝説ポケモンを追い抜くことが出来るため、伝説戦では非常にアドバンテージを取りやすい存在だった。
ただ、同族またはディアルガと対面で撃ち合うと不利なのでGSダブルではハバンのみを持たせるのが当たり前になった。
また、みずを4分の1で受ける点に関しても半減ではあるがギラティナというライバルが存在する。あちらは脅威であっただいばくはつも無効化することができるため、対策の幅を広く持つことができた。もちろんこの2匹を併用させてもよく、この2匹にメタグロスやバンギラスと合わせグッドスタッフパーティを構成することもよくあった。
WCS2010(GSダブル)準優勝の実績を残した。
第五世代
BW2で解禁されたホワイトキュレムとそのお供のこおりウエポンが等倍のため、第四世代ほどの安定感は無くなった。C170という破格の高さからのりゅうのはどうできあいのタスキ抜きでは必ず確定1発のためタイマンでは負ける…と思われがちだが、キュレムのSは95であり、キュレムのSより5高いパルキアにとっては実はあまり痛手にはならない。というよりもこちらが火力重視やスカーフ持ちではない限り先手を取れるため、いのちのたま込みひかえめパルキアのあくうせつだん で確定1発にできる。キュレムを含め本作初登場の禁止級伝説ポケモンのすばやさは全てパルキア未満であるため、確実に先手が取れるというアドバンテージは本作でも十分活用できた。
2012年末に開催されたインターネット大会『クリスマスカップ』では使用率7位を記録。
第六世代
フェアリーの登場によって、弱点が僅か1つであったパルキアの立場は一変。弱点が2つになり、環境に進出したフェアリーに弱点を容易く突かれる存在となった。特にゼルネアスに弱いのが如何ともし難くなった。
しかもORASでカイオーガがゲンシカイキを獲得したことで、みずタイプの威力では抜かれることとなった。それでも一応素早さがカイオーガより速い点、そしてカイオーガとは違いドラゴン技を一致で与えられる点が存在しているため、差別化はまだまだ容易であった。
JCS2016予選では各カテゴリ使用率30位圏外とかつての栄光は見る影もなかった。この世代における主流技構成は、あくうせつだん、だいちのちから、まもる、トリックルームであった。性格はおくびょうが一番手で、次いでれいせい、ひかえめが多かった。性格は素早さ判定ができるプレッシャーが主流で、持ち物はハバンのみ、いのちのたま、こだわりメガネが比率を伸ばした。
世界大会でもディアルガ共々各カテゴリベスト8進出者が誰もエントリーせずと、トッププレイヤー筋からも見放されていた。ゲンシカイキ、メガレックウザ、ゼルネアス、イベルタルを押しのけて入れるだけの理由が中々見いだせないのが実情であった。
第七世代
カプの登場などフェアリーがますます増大しただけでなく、フェアリー対策でドラゴンが通りづらいはがねタイプも進出し、更にカプ・テテフの登場によってこだわりスカーフを素早いポケモンでも装備されるほどの超高速環境になったため、パルキアの持ち味とも言える素早さの種族値すなわちS100があまり役に立たなくなったことから、立場がさらに悪化した。
一方、GSダブルムーンシリーズではウルトラネクロZ以外のZワザあり、メガシンカなし、ゲンシカイキなしの環境であったことから、Zクリスタルを用いて単発火力に特化した戦術が見出された。
第八世代
禁止級伝説として低くない耐久、弱点僅少の耐性をダイマックスによるHP増強で活かすことができるようになった。また、ハイドロポンプをダイストリーム化することで、自身を疑似的なカイオーガとして扱うことができるようになった。
しかし禁止伝説級環境では苦手なザシアンがおり、安心できない状況であった。
シリーズ8竜王戦ルールのダブルバトルでは使用率が50位台となっていた。ナットレイとの相性補完を活かしたり、キュワワーのヒーリングシフト+ドレインキッスでじゃくてんほけんを発動したりするのがメインの使い方であった。
一般的な育成論
特攻が非常に高い。ディアルガに比べ特防と素早さが高い。キングドラ同様みず、ドラゴンといった優秀なタイプの組み合わせで弱点が非常に少ないのが特徴である。第五世代まではドラゴンのみ、第六世代ではドラゴンとフェアリーのみが弱点である。禁止級伝説が使える環境ではほぼ必ずと言っていいほど出てくるカイオーガおよびそれに率いられる雨パに対して非常に強く、また雨パの一員としても強い。
技はハイドロポンプ、なみのり、りゅうせいぐん、あくうせつだんなどを筆頭にし、サブとしてはどうだん、だいちのちから、だいもんじなどを入れたい。雨パに組み込むならかみなりを採用するのもよい。補助技が少ないので、アタッカー一本で攻めていくのが妥当だろう。補助で採用されるとすればトリックルームで、これはみずタイプとしてもドラゴンタイプとしても珍しい技である。
特性はプレッシャーの他、隠れ特性のテレパシー。テレパシーだと、味方のじしん等の全体技を食らわないが、相手のこだわりスカーフ持ちの判別が出来ない為、一長一短。トリックルームを使う戦術や、自分がスカーフを持つ場合なら素早さ関係がバレないテレパシーが推奨だが、それ以外の持ち物を持たせる場合、プレッシャーの方が役に立つ。