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Nuzlocke Challenge

提供:ポケモンWiki
ナズロックから転送)
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Nuzlocke Challenge (ナズロック・チャレンジ)は、ポケットモンスターシリーズにおける縛りプレイの一種。ポケモンの捕獲に制限を加えつつ、ポケモンバトルを命懸けの戦闘と位置づけることによって、物語性を高めながらゲームの難度を上げてストーリークリアを楽しむ遊び方である。縛りの細部には差異もみられるが、総じて捕まえたポケモンたちとの出会いや絆、別れがゲーム体験の中核をなす。いわゆるマイナーポケモンの捕獲や採用によってパーティ編成が一層多様化することも特徴である。

由来

起源はアメリカの二次創作ウェブ連載漫画『ハードモード』シリーズ(#外部リンク参照)。作者自身の縛りプレイ攻略にもとづくストーリーで、作中、コノハナ (Nuzleaf)に対して人気ドラマ『LOST』の登場人物Lockeのパロディを頻繁に施したことから、読者の間でNuzlockeの愛称で親しまれた。以来、同様の縛りプレイがその名を冠する。

作者が掲げた縛り2箇条は次のとおり:

  • ポケモンの捕獲は、各エリアで最初にエンカウントした個体に限る。
  • ひんしのポケモンは落命とみなして逃がす
    • 『ハードモード』第1期ルビー編第1話でのルール紹介のみ、落命に関する言及がない。

ルール

基本の縛り

大元の2箇条は、少し整理されただけでほぼそのままである:

  • ひんしのポケモンは落命とみなして以後使用禁止とする。
    • 使用禁止となったポケモンは、特定のボックスに永久に預けるか、逃がすなどする。
  • ポケモンの捕獲は、各エリアで最初にエンカウントした個体のみ可。
    • 捕獲できずに戦闘が終了した場合は、同一エリアでは捕獲禁止。
    • ただし、色の濃い草むらでのダブルバトルのような複数同時エンカウントの場合は、捕獲対象1匹をプレイヤーが自由に選べる。

基本の縛りには数えられないが、暗黙の了解としてリセット禁止がある。これを許容しては縛りプレイの体をなさないためである。

通例、さらに以下のルールが加わる。

  • 物語性を高める要素として、すべてのポケモンにニックネームをつける。
  • めのまえがまっくら/まっしろになった時点でゲームオーバーとする。
  • 通信交換ふしぎなおくりものなど、外部から入手した個体は使用禁止。
    • ただし、通信進化のための一時的な交換や、進行上NPCからもらうポケモンはグレーゾーンであり、およそ別途規定を設ける。
    • たとえば、『ハードモード』第3期ホワイト編第3話では、主人公がNPCからもらったバオップを使用している。
  • 色違いのポケモンについては、救済措置として条件外でも捕獲を認める。
    • ただし、条件外で捕獲した色違い個体の使用についてはグレーゾーンであり、およそ別途規定を設ける。
  • 捕獲(図鑑登録)済みのポケモンとのエンカウントについては、重複救済措置として、すべてまたは一定回数まで対象外とする。

縛りの加減

一般に、挑戦者は基本の縛りをベースに適宜縛りを加減しながら自ら目標を設定して制覇に挑む。基本の縛りから逸脱しなければ、Nuzlockeとして認められる。以下に加減の例を示す。

縛りを強めるもの

縛りを緩めるもの

  • 縛りの適用を、モンスターボールが使用可能となった時点から始める。
  • 色違いの救済措置を拡張し、条件外で捕獲した色違いの使用を認めたり、ひんしでも逃がさないようにしたりする。
  • ひでんわざ救済措置として、進行上必須のわざを誰も覚えられない場合、バトル参加禁止の移動要員としてポケモンの追加捕獲を認め、進行上解決するか、そのわざを覚えるポケモンを捕獲するまでの間に限り使用を許可する。
  • サファリゾーンなどの広いダンジョンについて、子エリアごとに捕獲を認める。
  • サファリゾーンでの捕獲失敗を縛りの対象外とする。
  • NPCからもらうポケモンや固定シンボルを縛りの対象外とする。
  • 捕獲の失敗やポケモンのひんしに対して予め数回の救済権を設定する。
  • 各ジムバッジ入手時点をセーブポイントとし、ゲームオーバー時の再開を認める。

Hardcore Nuzlocke

Nuzlockeのうち、次の3箇条を採用して縛りを強めたものを、とくにHardcore Nuzlocke (ハードコア・ナズロック)と呼ぶ:

  • かちぬきルールを採用する。
  • ジム戦などにおいてパーティのポケモンの最高レベルを相手と同等に制限する。
    • 四天王については3人目を基準とする。
  • バトル中、バッグ内のアイテムによる回復を禁止する。

JanのようなHardcore Nuzlockeをメインコンテンツとする配信者が現れたことや、WCS 2016優勝者Wolfeyが超高難度系改造ポケモン作品でHardcore Nozlockeに挑む企画で制覇に成功した[1][2]ことによって、日本国外を中心に、Nuzlockeの中でもとくに知られる形式である。

派生

Nuzlockeから派生した縛りプレイには、同様に○○lockeの呼称がつく:

  • 外部から入手した個体を使用禁止とする代わりに、捕獲制限のもと捕まえたポケモンをすべてミラクル交換に出し、予め定めたレベル制限を満たすまで交換し続けた上で攻略するものをWonderlockeと呼ぶ。
  • 他プレイヤー(動画配信における視聴者など)からタマゴを募り、捕獲制限のもと捕まえたポケモンをすべてタマゴと交換した上で攻略するものをEgglockeと呼ぶ。

出典

外部リンク