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ドイツにおけるポケモン

提供:ポケモンWiki
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この項目では、ドイツにおけるポケットモンスター (Pokémon) シリーズの展開について説明する。また、一部オーストリアスイスにおける展開についても説明する。ドイツにおけるポケモン商品の公式展開は、1999年9月1日に、RTL II無印編第1話のドイツ語吹き替え放送が行われたことに始まる。そのすぐ後の1999年10月8日、ポケットモンスター 赤・緑 (Pokémon Rote Edition und Blaue Edition)が発売された。

ゲーム

ほとんどの本編およびスピンオフがドイツでも発売されている。ドイツで販売されるすべてのポケモンのゲームはドイツ語に翻訳されている。ポケモントローゼは、欧州以外の英語版の"Pokémon Trozei!"ではなく、ヨーロッパの他の国同様に"Pokémon Link!"というタイトルで発売されている。

ピカチュウなどの例外を除き、ほとんどのポケモンの名前はドイツ語専用の名前がつけられている。個別詳細はポケモンの外国語名一覧を参照。

アニメ

アニメポケットモンスターのドイツ語吹き替えは、FFF Studio Gruppeによって行われている。ドイツ語吹き替えは、4キッズエンタテインメントThe Pokémon Company Internationalの英語吹き替えを元に制作されている。タケシヒカリなどの何人かのキャラクターはドイツ語吹き替えで別の名前に替えられているが、他は英語名と同じであり、たとえばサトシ (Ash Ketchum) やカスミ (Misty) はそのままである。

ドイツでは、アニメはRTL IIの子供向け放送ブロックIt's funで放送されている。無印編の開始からBW編の各話が、2013年2月24日まで放送された。

2015年5月2日にシーズン18の最初4話が放送されたことを始まりに、Disney XDでの放送が再開された。

現在は、Disney XD, Nicklodeon, ProSieben MAXXにてアニメポケモンは放送されている。

オーストリアやスイスでは、ドイツ語吹き替えがNickelodeon AustriaおよびNickelodeon Schweizで放送されている。

ドイツ・オーストリア・スイスでは、NetflixおよびAmazon Videoの利用も可能である。

音楽

アニメポケモンのドイツ語吹き替えに用いられるテーマソングは全て英語吹き替えで用いられた曲を翻訳したものとなっている。例外として、劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕でのThe Power of Oneはオリジナルのドイツ語の曲Put Your Hands in the Airに置き換えられている。

少なくとも5つのサウンドトラックがドイツで発売されている。最初のアルバムは2000年に発売されたPokémon - Schnapp' sie dir alle (ポケモン、ゲットだぜ!) であり、これはPokémon 2.B.A. Masterの翻訳版である。KOCH Recordsより発売された (カタログ番号 333 33-2)。また同年、Pokémon the Movie 2000Pokémon 2: Die Macht des Einzelnen - Original Musik aus dem Kinofilm ('Pokémon 2: Die Macht des Einzelnen - 映画のオリジナル曲、Pokémon 2: Die Macht des Einzelnenは幻のポケモン ルギア爆誕のドイツ語タイトル) のタイトルで発売された (カタログ番号 333 88-2)。2001年にTotally Pokémon]の翻訳版Pokémon - Die Johto Reisen (ポケモン―ジョウトの旅)と、Pokémon 3: The Ultimate Soundtrackの翻訳版Pokémon 3: Der Ultimative Soundtrack (ポケモン3: アルティメット・サウンドトラック) の2つのアルバムが発売された。5番目のアルバムは、Pokémon Weihnachtsparty (ポケモン・クリスマス・パーティー) で、Pokémon Christmas Bashの翻訳版となっている。

また、ドイツでは3つのシングルが発売されている。1つ目はPokémon Welt (ポケモン・ワールド) であり、英語版のPokémon Worldの翻訳となっている。Misty's Songの翻訳としてIn der Dunkelheit der Nacht (夜の暗闇の中で) のシングルが2種発売されている。1つはピンクのカバーの、英語・ドイツ語のオリジナル版であり、もう1つは青いカバーの英語・ドイツ語のリミックスバージョンである。いずれのシングルもカラオケ版を含む。これらのシングルはいずれもBarbi Schiller (バービ・シラー) が歌ったものとなっている。ドイツ語吹き替えでTVアニメテーマソングの多くは、Noel Pix (ノエル・ピックス) によるもので、放送チャンネルのタイトルがついたRTL II: Anime HitsというキャンペーンアルバムがCDとして発売されている。

吹き替え声優

アニメポケモンのドイツ語吹き替えには多くの声優が製作に関わっている。

サトシ (Ash Ketchum) は無印編第1話から無印編第157話までCaroline Combrinck (キャロライン・コンブリンク) が吹き替えを行っている。無印編第158話からDP編第104話まで、Veronika Neugebauer (ヴェロニカ・ノイゲバウアー) が吹き替えを行っている。ノイゲバウアーは、もともとオレンジ諸島編のツバキ (Marina) および劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEIリン (Lisa) の吹き替えを担当していた。ノイゲバウアーが急死した後、コンブリンクが再びDP編第105話まで吹き替えを担当した。SM編第1話現在、サトシの吹き替え担当はFelix Mayer (フェリックス・メイヤー) である。

シーズン1のほとんどでは、サトシのピカチュウSabine Bohlmann (サビーネ・ボールマン) が行っていた。オレンジ諸島編より、大谷育江の演技が翻訳されずに使われている。しかしながら、ボールマンは劇場版ポケットモンスター キミにきめた!でピカチュウの吹き替えを行っている。

カスミ (Misty) はAngela Wiederhut (アンゲラ・ヴィーダヒュット)が、タケシ (Rocko) はMarc Stachel (マーク・スタチェル)が、ケンジ (Tracey Sketchit) はDirk Meyer (ディルク・マイヤー) が吹き替えを行っている。

ハルカ (Maike) はNicola Grupe-Arnoldi (ニコラ・グルーペ=アーノルディ) がアニメ本編の吹き替えを、Stephanie Kellner (ステファニー・ケルラー) が映画2作の吹き替えを行っている。グルーペ=アーノルディはエリカのクサイハナ (Duflor)、ムサシ (Jessie) の幼少時、マナミ (Rebecca)、カスミのタッツー (Seeper)、ナツメ (Sabrina)の幼少時、カスミのトゲピー (Togepi)の吹き替えも行っている。マサト (Max) はUte Bronder (ウータ・ブロンダー) がアニメ本編の吹き替えを、Solveig Duda (ソルヴェイク・ドゥダ) がハルカと同じ映画2作の吹き替えを行っている。ヒカリ (Lucia)は、Jana Kilka (ヤナ・キルカ) が吹き替えを担当する。

アイリス (Lilia) はMarieke Oeffinger (マリーケ・エッフィンガー) が、デント (Benny) はTim Schwarzmaier (ティム・シュワルツマイアー) が吹き替えを行っている。2人とも、以前に何人かの登場人物の吹き替えを担当したことがある。

セレナ (Serena) はGabrielle Pietermann (ガブリエル・ピーターマン) が、シトロン (Citro) はTobias Kern (トビアス・カーン) が、ユリーカ (Heureka) をShandra Schadt (シャンドラ・シャド) が吹き替えを行っている。

コジロウ (James) は全シリーズでMatthias Klie (マティアス・クリー)が、ムサシ (Jessie) はScarlet Cavadenti (スカーレット・キャヴァデンティ) がアニメ本編全シリーズで、Claudia Lössl (クラウディア・レッスル) がいくつかの映画で吹き替えを行っている。ニャース (Mauzi) は、Gerhard Acktun (ゲルハルト・アクトゥン) が全シリーズ吹き替えを担当する。

シゲル (Gary Eich) はNiko Macoulis (ニコ・マクリス?) が吹き替えを行う。オーキド博士 (Professor Eich) はAchim Geisler (アヒム・ゲイスラー) が吹き替えを行う。シンジ (Paul) は、 Johannes Wolko(ヨハネス・ヴォルコ) が吹き替えを行う。

ジョーイ (Schwester Joy) は4人の声優が担当している。Christine Stichler (クリスティン・スティフラー)がシーズン1-6とシーズン8を、Melanie Manstein (メラニー・マンスタイン) がシーズン7と9を、Tatjana Pokorny (タジャーナ・ポコーニー?) がシーズン10-13を、Katharina Iacobescu (カサリナ・ヤコベスク) がシーズン14から現シーズンまでを担当している。ジュンサー (Officer Jenny) は5人の声優が担当している。Stefanie von Lerchenfeld (ステファニー・フォン=レルヘンフェルト) がシーズン1-6とシーズン8を、Beate Pfeiffer (ベアテ・ファイファー) がシーズン7とシーズン9-13を、Solveig Duda (ソルヴェイク・ドゥダ) がシーズン14を、Nina Kapust (ニナ・カプスト)がシーズン15を、Angela Wiederhut (アンゲラ・ヴィーダヒュット)がシーズン16から現シーズンを担当している。

ポケモンカードゲーム

ポケモンカードゲームのドイツ語版はポケットモンスターカードゲーム 第1弾拡張パック (Basis) の登場から現在まで販売が続けられている。もともとウィザーズ・オブ・ザ・コーストが流通を担当していたが、ライセンスを手放した後はThe Pokémon Company Internationalが担当している。

ドイツ語版のカードはPlay! Pokémonのトーナメント・リーガルとして扱われている。

漫画

ポケットモンスター SPECIAL (Pokémon Adventures) の最初3巻のドイツ語翻訳版はEgmont Manga & Animeより発売されている。オーキド博士マチスなど、一部の登場人物の名前がアニメやゲームと異なり英語名とは別のドイツ語名をつけられている。加えて、レッドグリーンが"Ash","Gary"とアニメと同じ名前に変更されている。

2013年10月より、Panini Comics (パニーニ・コミックス) が第10章のドイツ語版をPokémon: Schwarz und Weiss (ポケモン: ブラック&ホワイト) のタイトルで発売している。ポケットモンスターSPECIAL 第12章が終了した2015年には、ドイツ語翻訳版の発売を開始している。2016年より、パニーニ・コミックスは第1章第2章Pokémon: Die Ersten Abenteuer (ポケモン: 最初の冒険) というタイトルで発売している。

コミュニティ

ドイツ語のポケモンサイトの中で最大なものとして、Filb.deが知られている。Filbはポケモン関連のニュース、ゲーム・アニメの情報、フォーラムを提供し、PokéWikiというウィキを運営している。

他にドイツ語のポケモンコミュニティとして有名なものには、Bisafans、Pokefansが知られ、これらもポケモン関連のニュースを提供したり、独自のフォーラムを運営している。

イベント

他のヨーロッパ諸国同様、ドイツでも毎年Pokémon Dayが行われている。このイベントはポケモンを記念し、商品・トレーディングカード・イベント限定ポケモンを参加者に配布するものとなっている。

ポケモンカードゲームのXY Trainer Kitの発売を記念し、ドイツ・オーストリアでの小規模プロモーションツアーの開催が告知された。ツアーは2014年3月15日に始まり、2014年4月19日に終了した。このツアーでは、参加者はポケモン関連ではないトレーディングカードゲームのカード50枚と、XY Trainer Kitを交換することができた。ツアーの目的は新たなプレイヤーを生み出し、遊び方を学ぶ機会を設けることにあった。

外部リンク