ポケモンコンテスト
ポケモンコンテストは、かっこよさや、うつくしさなどのポケモンの魅力を競う大会。
共通
原則としてポケモン4匹(トレーナー4人)で競い合う。5つのコンディションに対応したかっこよさコンテスト、うつくしさコンテスト、かわいさコンテスト、かしこさコンテスト、たくましさコンテストの5部門に分かれ、部門ごとにノーマルランク、スーパーランク、ハイパーランク、マスターランクの4段階のランクが存在する。
クリアすると、部門・ランクごとに分かれたリボンをポケモンに付けて貰える。その他の副賞については作品ごとに異なる。
ルビー・サファイアにおけるポケモンコンテスト
ホウエン地方のシダケタウン、ハジツゲタウン、カイナシティ、ミナモシティで開催されている。1次審査でコンディションが審査され、2次審査でわざを使ったアピールが審査される。
優勝するとリボンが貰え、絵が飾られる。マスターランクまたは通信対戦を高得点で優勝すると、ミナモびじゅつかんに絵が飾られる。そして全ての絵を飾るとガラスのオブジェが贈られる。また、マスターランクのリボンを既に持っているポケモンが同部門のマスターランクを優勝すると、リボンの代わりにゴージャスボールがもらえる。
通信対戦では部門を選べるがランクの制限はなく、どのポケモンでも参加できる。ただしプレイヤーが4人集まらないと開始することができない。優勝しても部門別のリボンは獲得できないが、条件を満たせば絵を描いてもらえるのでブロマイドリボンだけは獲得できる可能性がある。
戦略
コンテストは演技審査がメインだが、その中ではポイントを稼ぐのが基本である。
ポイントで相手より優位に立つには妨害技よりもポイントを多く稼ぐ技が好まれる。そして、単発技よりもコンボ技の方がより多くのポイントを稼ぐには合理的である。
可能な限り部門一致ボーナスによるエキサイトの上昇を狙うのがセオリーだが、行動順によって相手にエキサイト5段階上昇によるボーナスポイントを横取りされる恐れがあるのでエキサイトを下げる技を1つは持たせた方が良い。
最初の番、あるいは最後の番に使うとポイントが加算される技、ボルテージが低い時に使うと加算される技、次のターンの獲得ポイントが2倍になる技など、特定条件下でスペックが上がる技を利用するのも良い。
妨害技より自身のポイントを稼ぐ技が好まれるが、相手のコンボを妨害する場合はその限りではない。
1次審査
観客にポケモンの見た目を評価してもらうという審査が行われる。ここでは、出場したポケモンのコンディションが高いほど良い評価を得ることができる。評価に入れられるコンディションの種類は部門によって違う。例えば「かっこよさ」部門の場合、「かっこよさ」のコンディションの良し悪しが大きく考慮に入れられ、グラフ上で隣り合っている「うつくしさ」「たくましさ」のコンディションは少しだけ評価に入る。そして「かわいさ」「かしこさ」の良し悪しは全く考慮されない。
2次審査
審査員に技を見せ、ポケモンのかっこよさ等をアピールする。ここではポケモンが繰り出した技の種類に応じてアピールポイントが与えられ、それを多く集めたポケモンの勝ちとなる。アピールは全部で5回で、1回目は1次審査の成績順、2回目からは前回までにアピールポイントを多く稼いだポケモンから先に次のアピールをすることになる。また、今作ではライバルとなるポケモンに妨害を加えて、アピールポイントを下げることができる。同じく今作では、特定の技をある順番で出すことにより「コンボ」が成立するというシステムがある。
エメラルドにおけるポケモンコンテスト
ミナモシティにのみ会場がある(その他の場所はバトルテントに置き換わっている)。4段階のランク全てが同じ会場で行われる。その他のルールはルビー・サファイアと特に違いはないが、出現する敵NPCは一新されている。
通信対戦では、ルビー・サファイアとも遊べる「グローバルモード」と、エメラルド専用の「エメラルドモード」の2つに分けられた。ルール自体は共通だが、後者では参加人数が2人からプレイ可能である。ただしその場合でもNPCが補欠として加わるので、ポケモン4匹で競い合うことに変わりはない。
オメガルビー・アルファサファイアにおけるポケモンコンテストライブ!
シダケタウン、ハジツゲタウン、カイナシティ、ミナモシティに会場がある。優勝すると会場に写真が飾られ、マスターランクで優勝するとミナモびじゅつかんに絵が展示される。
マスターランクで優勝したポケモンには各部門のマスターリボンが付く。
5部門全てのマスターランクで優勝したポケモンにはコンテストスターリボンが付く。
コンテストアイドルのルチアとチルタリスのチルルが登場し、主人公もステージ衣装をつけて参加することになる。ファン集めや写真撮影や通信対戦といった多岐にわたる楽しみがある。コンテストライブ会場でもらえるおきがえピカチュウは控え室で着せ替えることができる。
おひろめ
一次審査ではポケモンのコンディションが審査される。ポロックをポケモンにあげることでコンディションが上がり高い評価を得られる。また、バンダナを持たせることでコンテストライブ中のコンディションが上がる。
アピール審査
二次審査は、ポケモンが順番にわざを披露してアピールする。参加部門と披露したわざのタイプが揃っていると、観客の盛り上がりを現す『エキサイト』が1段階上がり、1段階上がるごとにポイントが1個増える。エキサイトの5段階目を獲得することでポイントが5つ増える『ライブアピール』をすることができる。メガシンカが可能な場合、ライブアピールの直前にメガシンカしポイントが2つ増える。技コンボが存在するが、コンボの組み合わせは一部変更されており、例としてルビー・サファイア・エメラルドで猛威を振るったのろい→みちづれのコンボは削除されている。
また、受付の側にいる男性に話しかけることで、3DSのカメラ機能を使用しアピール審査中の背景をカメラに映っている景色に変える事もできる。
アニメにおけるポケモンコンテスト
AG編のハルカ、DP編のヒカリ、新無印編のセレナ、コハルが挑戦している。ポケモンコーディネーターは各地のポケモンコンテストをまわり、5つのリボンを入手すると、グランドフェスティバルに参加することが出来る。コンテストは、技によるアピールステージ(1次審査)と、コンテストバトル(2次審査)を勝ち抜いたものがリボンを手に入れることが出来る。ゲームでは採用されなかったカントー地方やジョウト地方にも存在しており、イッシュ地方、アローラ地方、ガラル地方にポケモンコンテストは存在しない。カロス地方には、似たものにトライポカロンがある。新無印編では名称がコンテストライブになっており、コンテストバトルを行わないなどゲームに近い描写となっている。
ポケットモンスターSPECIALにおけるポケモンコンテスト
第4章では、ルビーとミクリが、過去ではナナミとカガリがポケモンコーディネーターとして出場している。
備考
ルビー・サファイアでは、4人で通信対戦するとそれぞれのゲームボーイアドバンスから異なるサウンドが流れる、とGBA ポケモン ルビー&サファイア ミュージック・スーパーコンプリートのブックレットで言及された。