テーブルマウンテン
テーブルマウンテンは、ポケットモンスターに登場する山。
概要
さいはてのことうに存在する台形状の山。プロジェクト・ミュウで探索する舞台。
20億年前の岩石で形成されており、面積は約4万平方キロメートル、高さは3500メートルを越える。何億年もの間、地形が変化していないため、地質学的に重要とされ、太古の昔から星の中心、軸だった可能性があるとされる。
大昔の漁師は、この山のことを山に住む悪霊が人間を食べる時の音に由来する「シャリシャリーマ」と呼んでいた。
昨年にこの山の中央で非常に強力なサイコエネルギーが感知され、ホダカ博士はここにミュウがいる可能性が高いと考え、プロジェクト・ミュウを立ち上げた。
山壁はほぼ垂直の絶壁で、途中で人がギリギリ乗れる程度の足場があり、そこが階段状になっており、上に行くほどほんの少しだけ山が小さくなる。山壁の途中に途中エアームドの群れのテリトリーが存在する。
最果ての孤島の人を寄せ付けない厳しい環境で、雨季には島が濃霧に包まれてしまう。その環境の関係上、雨季から乾季へと変わる、わずか1週間の間しか探索を行えない。
テーブルマウンテンの周囲には乱気流が発生しており、乗り物を使って空から着陸することは不可能。そのため、島の離れた場所に着陸してから、徒歩で山の麓まで向かい、更に垂直な崖を登らなければならない。しかも山に生息するミュウのサイコパワーによってあらゆる機械が使用不可能となる。
崖の途中にある横に伸びる足場の先には、滝が流れ落ちており、その裏に洞窟が存在する。
頂上には森が存在し、更にその中央には蔓に覆われた下へ向かう円形の穴が存在する。
山の内部は広い空洞になっており、崖の滝裏の洞窟、頂上中央の穴と繋がっている。頂上から入ると蔓が集まった木のようなものが生えていて、上の穴の蔓に繋がっている。壁からは水が流れ落ちている。何億年も外部との接触が断たれ、人の手が入ったことのない閉じた空間だからか、カセキポケモンが自然に生息している。奥には木の根のようなものが壁のように広がっており、その奥に進むことができる。
崖の洞窟から入ると細長い洞窟が続いており、奥に地底湖が存在している。
2つの洞窟の奥には更に広い空間が広がっており、森になっている。ここで頂上の穴と崖の洞窟が合流する。光るピンク色の結晶が無数に生えている。天井には大きな穴が空いており、そのフチから小さな滝が何本か流れ落ちている。
ピンク色の結晶は地面・天井・壁から生えており、ダイヤモンド型の浮遊しながら横に回転するものが存在する。ダイヤモンド型はミュウのサイコエネルギーに反応して光が強まり、地面を伝う波動のようなものを放出し、生えている結晶も光が強くなる。この光をポケモンたちは楽しそうに眺めていた。ダイヤモンド型から発せられる閃光を浴びると、宇宙・超新星爆発古代の海と空・テーブルマウンテンの白昼夢を見るが、これが本当のことなのかミュウが幻影でからかっただけなのかは不明。ダイヤモンド型は人が触れると輝きを失ってくすんで、浮力を失う。生えている結晶からも光が失われる。光がなくなると野生のポケモンが動揺により凶暴化し、争いが起こる。ミュウのサイコエネルギーによりくすんだダイヤモンド型は宙に浮かんで輝きだす。
新無印編第132話では、山の麓に到着し、ミュウのものと思われるサイコエネルギーを感知したものの、ミュウのサイコエネルギーにより通信機・カメラ・サイコエネルギーセンサー・モンスターボールが使用不可能になってしまい、ホダカ博士との連絡も取れず、モンスターボールからポケモンを繰り出すことも出来なくなった。これにより元々ボールから出していたツルギのマニューラ、ゴウのサルノリ、アサヒのマリルリ以外のポケモンを使えなくなった。
ツルギと助手役のマニューラが先に登って後続が登るためのロープを固定し、次にシゲルが登って後続をガイド、後はトキオ、ゴウの順番に登り、アサヒは最後尾でメンバーの安全を確保しながら登った。途中でエアームドの攻撃でロープが千切れてしまい、ツルギとシゲルとマニューラ、アサヒとゴウとトキオの二手に分断されてしまう。
アサヒたちはは横の足場から中央を目指し、ツルギたちそのまま崖を登っていった。シゲルは後ろからマニューラのフォローを受けつつのぼった。
アサヒたちはマリルリが発見した崖の滝裏の洞窟を進み、その途中でミュウの体毛らしきものが付着したクラボのみの食べ残しが発見され、アサヒが回収した。
ツルギたちの前にグラードン、アサヒたちの前にカイオーガが現れて妨害を受けるが、ゴウ・シゲル・トキオの機転で乗り越え、逃げ出した超古代ポケモンの後を追い、広い空間に辿り着き、2手に分かれたチームが合流する。
実はグラードンとカイオーガはミュウが分裂して変身していたものだった。元の姿に戻ったミュウは、ピンク色の結晶の上でサイコエネルギーを解放し、結晶を光り輝かせ、閃光を浴びたゴウたちに白昼夢を見せた。