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ゲームボーイ

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ゲームボーイライトから転送)
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ウィキペディアにも「ゲームボーイ」の項目があります。
ゲームボーイ
発売日
日本 1989年4月21日
アメリカ 1989年7月31日
ヨーロッパ 1990年9月28日
オーストラリア 1997年 (GBポケットのみ)
韓国
公式サイト
任天堂ホームページ

ゲームボーイ (GAMEBOY) は任天堂が1989年4月21日に発売した携帯型ゲーム機。GBと略されることが多い。ここでは、ゲームボーイポケットゲームボーイライトゲームボーイカラーについても触れる。ゲームボーイカラーはGBCと略されることもある。

概要

ゲームボーイは、携帯用ゲーム機の市場を開拓したとされるゲーム機である。発売当時のメーカー希望小売価格は12,800円。頑丈さで有名であり、任天堂の当時の社長、山内溥が試作機をカーペットの上に投げつけたというエピソードもあるが、投げつけられた本体はその後も正常に動作していたとのこと。また、湾岸戦争の際にアメリカ軍に提供されたものが、後の空爆で倒壊した家屋から発見されたものが、外装がひどく焼けているにもかかわらず正常に動いたという。なお、2階から落としても動作するという話や、ショットガンで撃っても動作していたという話など、ゲームボーイの耐久性を示すエピソードは多数存在する。コストダウン検討の一環として、通信機能の取り外しが検討されたが、通信機能を取り外すことによるコストダウンは大きくないとの理由で、通信機能は残された。提案者の横井軍平は「何に役立つか分からないが、余った開発費で通信機能でも付けようか」という感覚で通信機能を実装したと伝わる。この通信機能は通信対戦としての使われ方だけではなく、通信交換という新しい使われ方として、ポケットモンスターで花開くことになる。

のちに、小型化や視認性の向上が図られたゲームボーイポケット(1996年7月21日)、ゲームボーイライト(1998年4月14日)が発売される。

さらに、1998年10月21日、ゲーム画面がモノクロだったそれらに対して、カラー化されたゲームボーイカラーも発売となる。ゲームボーイのソフトも遊ぶことができ、さらにはゲームボーイのソフトでもカラーで表示する機能がある。

なお、前世代機はゲーム&ウオッチ、次世代機はゲームボーイアドバンスである。

仕様

共通

  • CPU:カスタムZ80[1]
  • RAM:8kbit
  • ROMカートリッジの容量:256kbit(16KB)~8Mbit(1MB)
  • サウンド:ステレオ、パルス波2ch+波形メモリ音源1ch+ノイズ1ch
  • 画面:4階調モノクロ液晶160×144ドット(カラーを除く)
  • 通信機能:シリアル通信

ゲームボーイ

  • 電源:単三乾電池4本
  • 通信コネクタが以後のバージョンと異なる。(コネクタの形状は相互変換可能)

ゲームボーイポケット

  • 電源:単四乾電池2本

ゲームボーイライト

  • 電源:単三乾電池2本
  • バックライト内蔵

ゲームボーイカラー

  • 電源:単三乾電池2本
  • カラーTFT液晶搭載
    • カラー専用・共通ソフトでは、32768色中最大56色の表示が可能。
    • そのほかのゲームソフトでは4~10色での表示が可能。なお、表示用の色は12パターン定められている。

対応ソフト

ゲームボーイに対応したポケモンのソフトウェアを発売順に挙げる。

ゲームボーイ

いずれもゲームボーイカラーでもプレイ可能である。ピカチュウ版は海外版のみカラー対応となっている。

ゲームボーイカラー対応

いずれも旧ゲームボーイでもプレイ可能である。

ゲームボーイカラー専用

旧ゲームボーイで遊ぼうとすると警告画面が出る。何らかの方法で無理やり旧ゲームボーイでプレイすると、表示がおかしくなるなどの症状が出る。例外として、ポケモンでパネポンは隠しコマンドを入力すれば旧ゲームボーイでも簡易版をプレイ可能(ポケモンのキャラでは無く、原作の「パネルでポン」のキャラが表示される)。

オリジナルカラー

ポケモンセンター限定でオリジナルカラーのゲームボーイが発売されている。

ゲームボーイカラー ポケモン3周年記念バージョン
1999年2月20日発売。オレンジ色の機体で、十字ボタンが青い。機体の正面下部にはモンスターボールのマークと「POKEMON CENTER」のロゴが入っている。ゲーム画面左にはヒトカゲゼニガメフシギダネの、右下にはピカチュウのイラストが描かれている。
ゲームボーイライト ピカチュウイエロー
1999年7月18日発売。黄色の機体である。機体の正面下部にはモンスターボールのマークと「POKEMON CENTER TOKYO」のロゴが入っている。ゲーム画面の下部にあるゲームボーイライトのロゴの左にはフシギダネ・タッツーラプラスと思われる黄色の影絵が、ゲーム画面の左部にはピカチュウのイラストが描かれている。電源ランプがピカチュウの頬の位置にくるように描かれ、電源を入れると光る仕組み。
ゲームボーイカラー ポケットモンスター金銀記念バージョン
1999年11月21日発売。機体は薄く黄みがかった白色でパール塗装がされている。機体の正面下部にはモンスターボールのマークと「POKEMON CENTER」のロゴが入っている。ゲーム画面右には左下にはヒノアラシワニノコチコリータの、左下にはピカチュウのイラストが描かれている。

その他

  • 2000年には累計販売台数が1億台を突破し、世界最多のゲーム機である。2002年3月末までの出荷台数は1億1842万台。
  • 湾岸戦争で外装がボロボロになったゲームボーイは、現在ニューヨークの任天堂直営店「Nintendo World Store」に保管され、常時テトリスのデモが動いている。
  • 「ゲームボーイ」という名称が、イギリスで性差別として問題になったこともある。

脚注

  1. 8080互換CPU、GBではZ80専用命令およびゲームボーイ用の拡張命令を用いるため、8080ではゲームボーイプログラムは動作しない。

関連項目