ポケモンスーパーコンテスト
ポケモンスーパーコンテストは、ダイヤモンド・パール・プラチナに登場する大会で、ヨスガシティのポケモンコンテストかいじょうで行われる。強さを競うバトルと異なり、ビジュアル、ダンス、演技といった項目で評価される。部門はかっこよさ、うつくしさ、かわいさ、かしこさ、たくましさの5種類で、ランクはノーマルランク、グレートランク、ウルトラランク、マスターランクの4段階である。下のランクで優勝すると次のランクに挑戦できるようになる。
リメイク作のブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールではスーパーコンテストショー!になった。
審査
ビジュアル審査
ビジュアル審査では最初にテーマが提示され、続いて舞台裏で60秒内にテーマに沿ったアクセサリーをポケモンにつけてドレスアップする。その後、お披露目のときに観客が飛ばしたハートの数が得点となる。評価はポケモンのコンディション、もちもののバンダナ、つけたアクセサリーとテーマの兼ね合いによって変わる。詳しくはビジュアル審査 (第四世代)を参照。
ダンス審査
ダンス審査ではポケモン4匹がステージ上で踊る。参加ポケモンは順番にメインダンサーを務め、ほかのポケモンがメインダンサーのときはバックダンサーを務める。参加者は4つのボタン(左=緑、右=黄色、上(ジャンプ)=赤、下(前)=青)でポケモンを操作し、まずメインダンサーがいくつかの振り付けをした後(ノーマルランクとダイヤモンド・パールにおけるグレートランクでは3回まで、ウルトラランク、マスターランクとプラチナにおけるグレートランクでは4回までボタンを押せる)、バックダンサーがメインダンサーの振り付け通りに踊る。このとき、バックダンサーが正確に踊るほど得点が高くなる。これを2回行った後、メインダンサーを入れ替え、参加ポケモン全員がメインダンサーを務めた後に終了する。踊るタイミングによってExcellent!、Good!、Failed!の評価があり、それぞれ2点、1点、0点となる。詳しくはダンス審査 (第四世代)を参照。
演技審査
演技審査ではポケモンが順番にわざを繰り出して、審査員サスケ、ビック、ミミィのいずれかにアピールする。第三世代のポケモンコンテストと同じく、わざごとに部門と効果が設定されており、参加部門に合うわざを繰り出すと審査員のボルテージが上がり、全く合わないわざを繰り出すとボルテージが下がる。1回目の順番はビジュアル審査とダンス審査の合計得点の高い順、2回目以降は前回の演技で獲得したハートの数の少ない順である。ポケモンがそれぞれ4回演技した後に終了し、演技審査の得点はハート数×10となる。詳しくは演技審査を参照。
げきりんやつっぱりなど一部のわざを除き、大半のわざは2回連続で使用できない。そのため、わざを1つしか覚えていないポケモンは(ビジュアル審査とダンス審査の練習を含め)ポケモンスーパーコンテストに参加できず、特にアンノーンとメタモンはポケモンスーパーコンテストに全く参加できないことになる。
最終得点
最終得点の計算は下記の手順で行われる。
- 各審査ごとに最も高い得点が33.33点になるよう倍率をかけた後、小数点以下を四捨五入する。
- 1で計算した得点に倍率をかけ、各審査ごとに最も高い得点が64点になるよう調整する。
- 最終得点は2で計算した各審査ごとの得点の合計である。
最終得点の最も高いポケモンが優勝者となる。同点のポケモンがいる場合、通信プレイ以外ではプレイヤーが優勝となる。
賞品
優勝したポケモンは参加した部門とランクに応じてリボンを贈られる。プレイヤーがその部門・ランクではじめて優勝した場合、さらにアクセサリーがもらえる。このほか、ビジュアル審査でドレスアップした姿の絵がコンテストホールに飾られる。
部門 | ランク | |||
---|---|---|---|---|
ノーマルランク | グレートランク | ウルトラランク | マスターランク | |
かっこよさ | クールリボン | クールリボングレート | クールリボンウルトラ | クールリボンマスター |
うつくしさ | ビューティリボン | ビューティリボングレート | ビューティリボンウルトラ | ビューティリボンマスター |
かわいさ | キュートリボン | キュートリボングレート | キュートリボンウルトラ | キュートリボンマスター |
かしこさ | ジーニアスリボン | ジーニアスリボングレート | ジーニアスリボンウルトラ | ジーニアスリボンマスター |
たくましさ | パワフルリボン | パワフルリボングレート | パワフルリボンウルトラ | パワフルリボンマスター |
部門 | ランク | |||
---|---|---|---|---|
ノーマルランク | グレートランク | ウルトラランク | マスターランク | |
かっこよさ | まっかなかみどめ | あかいふうせん | シルクハット | きんのおたちだい |
うつくしさ | ブルーのかみどめ | あおいふうせん | きぬのベール | ガラスのステージ |
かわいさ | ピンクのかみどめ | ピンクのふうせん | ヘッドドレス | おはなのステージ |
かしこさ | みどりのかみどめ | みどりのふうせん | はかせのぼうし | キューブステージ |
たくましさ | きいろのかみどめ | きいろのふうせん | たなびくハチマキ | ひょうしょうだい |
参加者
ポケモンスーパーコンテストの参加者一覧を参照。殿堂入り後、各部門のマスターランクではメリッサ、アヤコ、ミカンのいずれか1人だけが必ず参加する。このほかにもリタとスクープ(レアコイル)、メディとちゃんしー(ラッキー)は殿堂入り後のマスターランクコンテストに登場することがある。
マンガにおけるポケモンスーパーコンテスト
ポケットモンスター D・P編におけるポケモンスーパーコンテスト
ポケットモンスターSPECIALにおけるポケモンスーパーコンテスト
第7章第350話で初登場した。第350話ではプラチナが誤ってステージに上がり、第351話ではプラチナがリベンジとして出場したかっこよさ部門ノーマルランクのコンテストで優勝した。第7章ではこのほか、メリッサとミカンがマスターランクのコンテストに出場した。
ポケットモンスターダイヤモンド・パール物語におけるポケモンスーパーコンテスト
第6話で初登場した。ハレタ、ジュンはノーマルランクのコンテストに参加したが失格に終わり、ミツミが参加したマスターランクのコンテストではゴウカザルのかえんぐるまでコンテストホールのドームが焼け落ちる事故が起きた。
備考
- 第三世代のポケモンコンテストでリボンを入手したポケモンはポケモンスーパーコンテストでの扱いに変わりはなく、ノーマルランクから始める必要がある。
- ビジュアル審査とダンス審査におけるポケモンのグラフィックはプラチナでもダイヤモンド・パールのものが使われる。通信コンテストでの互換性維持のためとされる。
各言語版での名称
|