フラットバトル
フラットバトルとは、通信対戦・対戦施設におけるルールの1つ。フラットルール、レベル50フラットとも。
概要
レベル50を超えるポケモンを全てレベル50に補正して対戦するルールとなる。出場するポケモンの技構成や基礎ポイント振りはそのままで、レベルだけ50扱いにしてステータスやダメージが計算されるようになる。バトルが終われば本来のレベルに戻される。レベル50以下の個体の入手難易度に関係無く平等に戦える対戦ルールといえる。レベル補正の他、フラットルールには「同じ図鑑ナンバーのポケモンや、同じ持ち物のポケモンを複数使用することができない」という規定も含まれている。
HGSSで通信対戦のルールとして初登場した。ただしそれ以前にも、同様のルール自体はダイヤモンド・パール・プラチナのバトルタワー及びバトルフロンティアでも導入されていた。HGSSでは「フラットバトル」、第五世代以降では「フラットルール」と表記される。第五世代から第七世代までのレート対戦は基本的にフラットルールとなる。
レベル50未満のポケモンはそのままのレベルで出場するフラットルールに対して、レベル50未満のポケモンも全てレベル50に統一して行うルールもある。同じく通信対戦のルールの1つのノーマルルールではレベル50未満のポケモンは全てレベル50に統一される。第八世代・第九世代のランクバトルやオフィシャルルールでもレベル50未満のポケモンは全てレベル50に統一される。同じポケモンや同じ持ち物はノーマルルールでは認められるが、ランクバトル・オフィシャルルールでは禁止される。
対戦ルールにより一時的にレベルが補正されたポケモンは、強さを見たときも補正後のステータスが表示される。ノーマルルールなどレベル50未満のポケモンが補正される対戦は、タマゴから孵った直後のポケモンの個体値を求める方法として利用することもできる。
備考
- フラットルールと同様にレベルを統一する手段として、ポケモンスタジアム2およびポケモンスタジアム金銀のジムリーダーのしろや第三世代の対戦施設においては「オープンレベル」というルール(名称自体は第三世代初出)が採用される場合があった。敵の使うポケモンのレベルが、プレイヤーの使うポケモンのうち最も高レベルなものに合わせられる。例えば「レベル50、レベル60、レベル70」というメンバーで挑戦した場合、相手はレベル70で統一される。
- 第五世代以降の経験値が入手できない対戦施設では、レベル50以外に揃えられるルールもある。対戦施設やルールによって、規定レベル未満はそのままの「フラットルール」か、規定レベル未満のポケモンも全て規定レベルに統一されるルールかは異なる。
- フラットルールではレベル50のときよりすばやさが低いポケモンを使って、トリックルーム状態での行動順や、天候特性の発動順でアドバンテージを得ようとする戦略がある。また、レベル1戦法も利用できる。
言及の引用
- キハダ
- 課外授業中の ポケモン勝負は ポケモンの数も 強さも 自由に 戦わせているだろう!
- しかし 通信対戦時は いくつかの規定が 存在する!
- ひとつは レベル補正!
- 制限なし というルールは レベルは いつものまま! 手持ちで 同じポケモンや 同じもちものが かぶっていても OKだ!
- ノーマルルールは どんな強さの ポケモンでも レベル50として 力を 発揮してもらう ルールだ!
- レベルが低い ポケモンでも 成長したあとの 力を ふるってくれる!
- こちらも 同じポケモン 同じもちもの かぶりは OK!
- 技さえ 覚えれば レベルを 上げなくても 活躍できるのが ノーマルルールの 強みだな!
- 最後に フラットルールは レベル50以上の ポケモンが レベル50に 統一される!
- フラットルールは 一番 戦略性が 高い ルールだ!
- このルールは 手持ちで 同じポケモン 同じもちものを 使用するのは 禁止されている!
- さあ ここで 問題だ!
- ノーマルルールと フラットルール…… あえて 低いレベルの ポケモンで 戦いたいとき どちらが よいだろう?
- ノーマルルール
- 残念! ノーマルルールは ポケモンの レベルが 低くても レベル50に 統一されてしまうんだ!
- フラットルール
- さすが 転入生! よく 聞いていたようだな!
- 戦略的に あえて レベル5の ポケモンを 出したいときは フラットルールで 勝負が ベストだな!
- もちろん 制限なし だと ポケモンも レベルも もちものも 自由に 組み合わせられる!
- 友達同士で 好きなように 勝負するなら うってつけだな!
- 結論!!
- 絶対 レベル50が ノーマルで! 低くて いいのが フラットだ!
各言語版での名称
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