赤外線通信
赤外線通信 (せきがいせんつうしん) とは、通信手段の1つ。IR通信とも。
概要
赤外線を使用して無線通信を行う。障害物があったり、相手と離れていたり、向かい合っていなかったりすると通信できず、電波を用いたワイヤレス通信に比べ不安定だが、通信相手との接続が短時間で済む上に省電力性能に優れている。
GBリンク
ゲームボーイで赤外線通信というとゲームボーイカラーのものが有名だが、ポケモンカードGBではカートリッジに赤外線ポートを埋め込むことで初代機でも無線通信ができるようになっている。カードポン!、カード、デッキレシピの受け渡しができる。この機能は「GBリンク」と呼ばれているが[1]、開発元のハドソンが他のソフトに採用しているGB Kiss Linkの技術を流用しているものではないかと思われる。
通信可能距離は1cm以内とされている。
なお、スーパーゲームボーイでは使用できない。
ゲームボーイカラーにおける赤外線通信
本体に内蔵された赤外線ポートを使って通信できるようになった。通信距離は5cm程度。
金・銀・クリスタルのふしぎなおくりものは赤外線通信を使用している。ポケットピカチュウカラー 金・銀といっしょ!との通信もできる。
ポケモンカードGB2 GR団参上!の赤外線通信はカラー専用ソフトになったためかGBリンクではなく本体のポートを使うようになった。できることは前作と変わらず。赤外線ポートはゲームボーイアドバンスに受け継がれなかったため、GBAでこれらの機能を使用することはできない。「ゲームボーイアドバンス専用赤外線通信アダプタ」なる周辺機器が存在するが、これはサイバードライブゾイド 機獣の戦士ヒュウ専用のもので、カラー用ソフトの赤外線通信をサポートするものではない。
ニンテンドーDSにおける赤外線通信
本体に通信ポートはないが小型化された赤外線ポートを埋め込んだDSカードが開発された。このタイプのDSカードの型名はNTR-031で、通常のNTR-005とは異なる。
ハートゴールド・ソウルシルバーではポケウォーカーとの通信にのみ使用されている。なおこの技術は歩いてわかる 生活リズムDSの「生活リズム計」を活用している[2]。
ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2ではバトルサブウェイなどで使用する。IRモードも参照。
ニンテンドー3DSにおける赤外線通信
本体に赤外線ポートがついている。
X・Yではブラック・ホワイトのIRモードを踏襲している。
バーチャルコンソール版金・銀では、GB版同様のふしぎなおくりものに使用する。ただしGB版およびポケットピカチュウカラー 金・銀といっしょ!との互換性はない。
ポケモンミニにおける赤外線通信
ポケットピカチュウカラー 金・銀といっしょ!やポケウォーカーと異なり本編との通信はできないが、ポケモンミニ同士の通信ができた。
各言語版での名称
|
脚注
- ↑ ギフトセンター、2021年8月9日閲覧。
- ↑ 社長が訊く『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』、2021年8月9日閲覧。
関連項目
通信の手段 | |
---|---|
第一世代 | 通信ケーブル - 赤外線通信 - 64GBパック |
第二世代 | 通信ケーブル - 赤外線通信 - 64GBパック - モバイルシステムGB |
第三世代 | 通信ケーブル - GBAケーブル - ゲームボーイアドバンス専用ワイヤレスアダプタ - ダブルスロット - すれちがい通信 |
第四世代 | DSワイヤレス通信 - ニンテンドーWi-Fiコネクション - ダブルスロット - 赤外線通信 |
第五世代 | DSワイヤレス通信 - ニンテンドーWi-Fiコネクション - ニンテンドーネットワーク - 赤外線通信 - すれちがい通信 - いつの間に通信 |
第六世代 | ローカルプレイ - ニンテンドーネットワーク - 赤外線通信 - すれちがい通信 - いつの間に通信 |
第七世代 | ローカルプレイ - ニンテンドーネットワーク - 赤外線通信 - Nintendo Switch Online |
ピカブイ | ローカルプレイ - Nintendo Switch Online - Bluetooth |
第八世代 | ローカル通信 - Nintendo Switch Online |
第九世代 | ローカル通信 - Nintendo Switch Online |