カードポン!
カードポン!は、ポケモンカードGBシリーズにおける通信機能。赤外線通信を行うことで、カードが手に入る機能である。
機能
2人のプレイヤーの間で通信を行い、それぞれカードを手に入れる機能である。カードポン!した相手は最近16人まで記録され、17人目以降では記録が古い順に消える。カードポン!の記録が残っている通信相手とは再度カードポン!できない。入手するカードはお互いの名前とIDで決まり、ランダム性がないため、記録が消えた後に再度カードポン!をしても同じカードしか手に入らない。
ポケモンカードGBの日本語版ではGBリンク(カートリッジに埋め込んだ赤外線ポート)で通信を行う。ポケモンカードGBのアメリカ版、ヨーロッパ版、およびポケモンカードGB2 GR団参上!ではゲームボーイカラーに内蔵された赤外線ポートで通信を行う。カードGBとカードGB2の間でカードポン!を行うことはできず、使用する通信機能が異なるためカードGB日本語版とカードGBアメリカ版・ヨーロッパ版の間でカードポン!を行うこともできない。
ポケモンカードGB
カードポン!をすると、下記のようにもらえるカードが決まる[1][2]。
- A = (自分の名前の内部値 + 自分のID) - (相手の名前の内部値 + 相手のID)
- IDはゲーム開始時、名前を入力した後に決まるランダム値であり、ゲーム内で確認する手段はない。
- Aの値によって手に入るカードのレア度が決まる。
- A = 5の場合(確率1/256): 幻のカード
- Aが64未満、かつ5以外の場合(確率63/256): レア
- Aが64以上、154未満の場合(確率90/256): アンコモン
- Aが154以上の場合(確率101/256): コモン
- 手に入るカードを抽選する。
- 幻のカードの場合、B = (自分の名前の内部値 xor 自分のID) - (相手の名前の内部値 xor 相手のID)を計算し、偶数でフシギバナLV.64、奇数でミュウLV.15が選ばれる。ただし、Bが常に奇数になるので、フシギバナLV.64が手に入ることはない。
- レア・アンコモン・コモンではエネルギーカードとプロモーションカード以外のカードからランダムで選ばれる。
ポケモンカードGB2 GR団参上!
カードのレア度の確率はポケモンカードGBと同じ。幻のカードとしてはルギアLV.55とロケット団参上!が手に入る。
ストーリーでは最初にいずれかのクラブに向かうとランドとカードポン!することになるほか、最初にイマクニ?に話しかけたときにもカードポン!する。ランドとのカードポン!ではお互いの手に入るカードが通常通りに決定され、イマクニ?とのカードポン!ではイマクニ?のカードが固定で手に入る(イマクニ?が手に入るカードは通常通りに決定される)。
エンディング後は「レアカードポン!」ができるようになる。こちらはコモンとアンコモンのカードが選ばれず、幻のカード(1/256)とレアカード(255/256)のみ手に入る。
各言語版での名称
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脚注
- ↑ pret/poketcg - GitHub、2023年6月14日閲覧。
- ↑ gbm(@gameboym)/2011年03月 - Twilog (3月10日のツイート)