トレーナーバトル (GO)
トレーナーバトル (英: Trainer Battles) は、Pokémon GOで他のプレイヤーと3対3のポケモンバトルを行う機能。
目次
概要
2018年12月19日に導入され、2019年7月20日に大規模なアップデートが行われた。
2020年1月30日には世界中のプレイヤーとオンライン大会を行うGOバトルリーグが実装された。
対戦の申し込み
プレイヤーは、ほかのプレイヤーの対戦画面に表示されるローカル対戦用のQRコードを読み取ることで、近くにいるプレイヤーに対戦を申し込むことができる[1]。ただし、これらの操作は、対戦したい相手の端末を見せてもらわなければできないことから、実際には、口頭やフリップで対戦したい旨を伝えなければならない。また、ここで表示されるQRコードはフレンド機能で表示されるQRコードとは異なり、ゲームにログインするたびに生成される。
仲良し度が親友・大親友であるフレンドとは、フレンドリストを通すことで近くにいなくとも対戦を申し込むことができる。フレンドから対戦の申し込みを受けたくないプレイヤーは、設定から「フレンドとの対戦」をオフにできる。2020年3月14日以降は新型コロナウイルス感染症流行への対応として、仲良し度が友達・仲良しのフレンドとも対戦を申し込めるように緩和されている。
リーグ
対戦を申し込むプレイヤーは挑戦するリーグを以下の3種類から選択できる。
リーグ名 | 参加できるポケモンの上限CP | 解放条件 |
---|---|---|
スーパーリーグ | 1,500 | なし |
ハイパーリーグ | 2,500 | CP1,500以上のポケモンを3体以上持っている |
マスターリーグ | なし | CP2,500以上のポケモンを3体以上持っている |
両プレイヤーは、対戦させるポケモンをポケモンボックスから3体選択する。本編の通信対戦とは異なり、対戦前に手持ちのポケモンを見せ合うことはない。ポケモン選択画面では、あらかじめ当該リーグのバトルパーティを編成している場合はパーティ一覧が、編成していない場合はCPに基づいて自動選択されたパーティが表示される。表示されたパーティを選んでそのまま使ってもよいし、さらにポケモンを入れ替えてから対戦に臨んでもよい。
なお、メタモンとヌケニンは、いかなるリーグにも選出させることができない。
対戦の流れ
ノーマルアタックは、ジムバトルやレイドバトルと同じように、スクリーン上をタップすることで使い、攻撃することができる。ノーマルアタックを使うたびに、スペシャルアタックを使うのに必要なエネルギーがたまっていく。ただし、ジムバトルなどとは異なり相手の攻撃によってエネルギーがたまることはない。
スペシャルアタックに必要なエネルギーが規定量に達したら、スペシャルアタックを発動することができる。スペシャルアタックを発動すると、5秒間技のタイプのアイコンをなぞるミニゲームが始まり、なぞった個数の割合が多いほどスペシャルアタックのダメージが増える[2]。スペシャルアタックを発動されたプレイヤーにはシールド (英: Protect Shield) を展開する選択が与えられる。シールドはそのスペシャルアタックのダメージを1にすることができる一方で、バトル中に両プレイヤー各2回までしか展開できないため、展開するタイミングが重要となる。
ポケモンが倒されると、次に繰り出すポケモンを選出する時間が12秒与えられる。この間に選出するポケモンを選択しないと、パーティの2番目のポケモンが自動選出される。バトル中にポケモンを交代させることもできるが、交代後は1分が経過しないと再度交代できない。交代するとわざの効果で上昇・下降していたこうげき・ぼうぎょは元に戻る。
バトルの制限時間は4分であり、最後の20秒にはカウントダウンが表示される。制限時間内に選出された3体のポケモンを先に倒したほうが勝者となる。制限時間内にバトルが終了しなかった場合は、残ったポケモンの数が多いほうが勝者となり、両プレイヤーの残りポケモン数が等しい時は、残ったポケモンの被ダメージ量の少ないプレイヤーが勝者となる。
トレーナーバトルは0.5秒を1単位として進行する。すべての技に対して、ジムバトルなどとは異なるトレーナーバトル用のスペックが定められている。両者が同時にスペシャルアタックを発動した場合は、すばやさ関係としてこうげきのステータスを用いる[3]。天候ブーストはかからない。
2019年2月16日以降、一部のスペシャルアタックにトレーナーバトル中のポケモンのこうげきやぼうぎょを変化させる効果が追加された。概ね本編シリーズの仕様を踏襲している。とくこう・とくぼうがないため、オーバーヒートやりゅうせいぐんなどはこうげきががくっと下がる。ワイルドボルトなど自分へのダメージはないが、代わりにぼうぎょががくっと下がる。この追加効果はシールドでは防げない。詳細はランク補正の記事を参照。
GOロケット団とのバトルもトレーナーバトルと同様の形式で行われるが、バトル開始前および終了後にポケモンのHPが回復されない点が異なる。
リワード
バトル終了後に、プレイヤーは1日3回までトレーナーバトルでリワードを受け取ることができる。リワードは挑戦したリーグやそのバトルの勝敗にかかわらず貰え、以下のリワード一覧から90%の確率で1つ、10%の確率で2つ(ただし同じリワードが重複することもある)選ばれる。
もらえる可能性のあるリワード | 確率 |
---|---|
ほしのすな×500 | 67% |
シンオウのいし×1 | 15% |
ふしぎなアメ×1 | 15% |
わざマシンノーマル | 1% |
わざマシンスペシャル | 2% |
フレンドとのバトルは、仲良し度も上昇する。
メダル
各リーグのトレーナーバトルに勝利した回数(後述のGOバトルリーグも含む)に応じて以下のメダルが貰える。
名前 | 課題 | 目標値 | リワード | |||
---|---|---|---|---|---|---|
ブロンズ | シルバー | ゴールド | 男性 | 女性 | ||
スーパーリーグベテラン | スーパーリーグでx回勝った! | 5 | 50 | 200 |
|
|
ハイパーーリーグベテラン | ハイパーリーグでx回勝った! | 5 | 50 | 200 |
|
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マスターリーグベテラン | マスターリーグでx回勝った! | 5 | 50 | 200 |
|
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トレーニング
トレーナーバトルと同じ要領で、プレイヤーは対戦画面からスパーク・キャンデラ・ブランシェにトレーニングを申し込める[4]。
3人のチームリーダーが繰り出すポケモンはリーグごとにあらかじめ決まっているが、技は毎回ランダムである。HP・こうげき・ぼうぎょの個体値は全て最大の15に設定されている。強化レベルはスーパーリーグではCP1500以下、ハイパーリーグではCP2500以下になる中での最大レベル(最大40)に設定されており、マスターリーグではプレイヤーの入手可能上限よりも高いレベル45[5]に設定されている。
チームリーダーが繰り出すポケモンの順番は固定されており、途中でポケモンを交代させることはない。マスターリーグのみ、プレイヤー側のスペシャルアタックに対して可能な限りシールドを展開する[6]。トレーニングでは、一方のポケモン交代またはスペシャルアタックに際してチームリーダー側が一定時間硬直する。
使用ポケモン
2019年7月20日以降
リーグ | 1匹目 | 2匹目 | 3匹目 |
---|---|---|---|
スーパーリーグ | ニューラ | トドグラー | ポワルン(ゆきぐものすがた) |
CP 1465 | CP 1494 | CP 1492 | |
ハイパーリーグ | グレイシア | エンペルト | マンムー |
CP 2412 | CP 2486 | CP 2472 | |
マスターーリーグ | スイクン | メタグロス | フリーザー |
CP 3175 | CP 4035 | CP 3248 |
リーグ | 1匹目 | 2匹目 | 3匹目 |
---|---|---|---|
スーパーリーグ | プラスル | マルマイン | ポワルン(あまぐものすがた) |
CP 1473 | CP 1499 | CP 1492 | |
ハイパーリーグ | サンダース | レントラー | ジバコイル |
CP 2476 | CP 2475 | CP 2472 | |
マスターーリーグ | ライコウ | バンギラス | サンダー |
CP 3674 | CP 4081 | CP 3753 |
リーグ | 1匹目 | 2匹目 | 3匹目 |
---|---|---|---|
スーパーリーグ | ワカシャモ | マグカルゴ | ポワルン(たいようのすがた) |
CP 1487 | CP 1483 | CP 1492 | |
ハイパーリーグ | ブースター | バクフーン | ブーバーン |
CP 2423 | CP 2476 | CP 2416 | |
マスターーリーグ | エンテイ | ボーマンダ | ファイヤー |
CP 3696 | CP 3990 | CP 3688 |
2018年12月19日~2019年7月20日
リーグ | 1匹目 | 2匹目 | 3匹目 |
---|---|---|---|
スーパーリーグ | コイキング | ヒンバス | ゼニガメ |
CP 274 | CP 274 | CP 946 | |
ハイパーリーグ | キュウコン(アローラのすがた) | オニゴーリ | ラプラス |
CP 2309 | CP 2105 | CP 2490 | |
マスターーリーグ | ラプラス | グライオン | フリーザー |
CP 2641 | CP 2692 | CP 3051 |
リーグ | 1匹目 | 2匹目 | 3匹目 |
---|---|---|---|
スーパーリーグ | コイル | メリープ | ピカチュウ |
CP 1362 | CP 991 | CP 938 | |
ハイパーリーグ | ライチュウ(アローラのすがた) | レアコイル | ライボルト |
CP 2286 | CP 2485 | CP 2340 | |
マスターーリーグ | ライボルト | ミロカロス | サンダー |
CP 2340 | CP 3005 | CP 3527 |
リーグ | 1匹目 | 2匹目 | 3匹目 |
---|---|---|---|
スーパーリーグ | マグマッグ | ロコン | ヒトカゲ |
CP 895 | CP 883 | CP 980 | |
ハイパーリーグ | ガラガラ(アローラのすがた) | ヘルガー | ゴウカザル |
CP 1835 | CP 2484 | CP 2491 | |
マスターーリーグ | ゴウカザル | エレキブル | ファイヤー |
CP 2683 | CP 3079 | CP 3465 |
リワード
バトル終了後に、プレイヤーは1日1回までトレーニングでリワードを受け取ることができる。バトルに勝利したときのリワードは、以下のリワード一覧から90%の確率で1つ、10%の確率で2つ(ただし同じリワードが重複することもある)選ばれる。敗北したときのリワードは、挑戦したリーグに関わらずほしのすな300である。
リーグ名 | もらえる可能性のあるリワード | 確率 |
---|---|---|
スーパーリーグ | ほしのすな×300 | 93% |
シンオウのいし×1 | 5% | |
ふしぎなアメ×1 | 1% | |
わざマシンノーマル×1 | 0.5% | |
わざマシンスペシャル×1 | 0.5% | |
ハイパーリーグ | ほしのすな×400 | 90% |
シンオウのいし×1 | 6% | |
ふしぎなアメ×1 | 3% | |
わざマシンノーマル×1 | 0.5% | |
わざマシンスペシャル×1 | 0.5% | |
マスターリーグ | ほしのすな×500 | 83% |
シンオウのいし×1 | 10% | |
ふしぎなアメ×1 | 5% | |
わざマシンノーマル×1 | 1% | |
わざマシンスペシャル×1 | 1% |
メダル
(旧ジム仕様のトレーニングを含めて)トレーニングに10回・100回・1000回勝利すると、エリートトレーナーのメダルが貰える。
名前 | 課題 | 目標値 | リワード | |||
---|---|---|---|---|---|---|
ブロンズ | シルバー | ゴールド | 男性 | 女性 | ||
エリートトレーナー | x回トレーニングした! | 10 | 100 | 1,000 |
|
|
GOバトルリーグ
2020年1月30日に実装された、ランダムマッチングのレート戦。5人との対戦を1セットとし、1日最大5セットバトルすることができる。一般のトレーナーバトル同様、対戦前の見せ合いをすることなく試合が行なわれる。
→詳細はGOバトルリーグの記事を参照。
大会
トレーナーバトルが実装されて以来、有志大会が各地で開かれている。本編のシングルバトルのような6体見せ合い・3体選出のルールを採用する大会が多くみられる。この6体見せ合い→3体選出ルールは公式の招待選手権大会であるWCS2019でも採用された。
注釈
- ↑ 正しいQRコードであっても、遠距離ではQRコードによる対戦は申し込めない。対戦画面が実装される前は、QRコードはニアバイ画面のトレーニング欄に置かれていた。
- ↑ 当初のミニゲームは、「連続タップで〈わざ名〉を放て!」という表示とともに3秒のカウントダウンが始まり、スクリーンを連打するものであった。
- ↑ 当初は先にパーティを選択したプレイヤーを常に先攻と扱った。
- ↑ 対戦画面が実装される前は、トレーニング欄はニアバイ画面に置かれていた。
- ↑ 2019年7月20日のアップデートより前はレベル40
- ↑ 2019年7月20日のアップデートより前はマスターリーグでもチームリーダーはシールドを使用しなかった