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ミュウツー (大乱闘スマッシュブラザーズ)

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ミュウツーとは、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに登場するキャラクター。

全体的な特徴

エスパータイプ由来の超能力系のワザやふわっとした空中ジャンプを持つキャラクター。原作譲りの素早い動きやテレポーテーションを駆使し、高性能のワザを押し付けることで圧倒的な攻めを実現できるが、常に超能力で浮いているが故にふっとばされやすい上に体が大きいため守りは非常に弱い。いかに相手のペースに持ち込ませないかが使いこなすカギと言える。

大乱闘スマッシュブラザーズDX

隠しキャラして登場。声優は劇場版同様、市村正親。通常必殺ワザはシャドーボール、横必殺ワザはねんりき、上必殺ワザはテレポート、下必殺ワザはかなしばり

フィギュア名鑑によると「強力なESPを使うため、自分の手足をろくに使わないようなことも多い」とのことであり、実際アイテムは基本的に手を使わずに超能力で操る。

解放条件の都合上、かなり後半から使えるようになる隠しキャラだが、非常にクセの強いキャラクターに仕上がっており、初心者には扱いにくい。

原作のポケモン図鑑ではそこそこ重いのだが、今作では超能力で常に浮遊しているため吹っ飛ばされやすいという特徴が与えられており、守りに弱い。その吹っ飛びやすさは最軽量のプリンとピチューに次ぐほど。図鑑で高さが2mもあるあたりは割と忠実で、比較的大柄なためくらい判定が大きいのも向かい風。

強みとしては、強力な超能力によるスマッシュ攻撃と投げ技が強めなこと。ただし、吹っ飛ばし力は強いが目の前の足元にしか判定がない下スマッシュの『シャドーボム』、判定が強く連続ヒットするが真上しか攻撃しない上スマッシュの『ギャラクシーフォース』など使い方は独特。性質上乱戦は苦手で、1対1の方が得意。

必殺ワザの『シャドーボール』は手の中でエネルギーを溜めて飛ばす飛び道具。溜めたエネルギーの保持も可能で、サムスのチャージショットに似た強力な飛び道具だが、弾がユラユラと独特の軌跡を描く、射程はやや短い、撃つと反動で自分は大きく後退するという特徴があり使用感はかなり違う。手の中で溜めている際のエネルギーにも攻撃判定がある。

『テレポート』はその場から一瞬で姿を消し、少し離れた場所に現れる攻撃判定のない移動用の技。移動距離はやや短いが無敵判定があり、移動場所の操作もよく効く為復帰技としての使い勝手は良好。

『ねんりき』は目の前に力場を発生させ、範囲内の相手をひっくり返して地面に叩きつける。飛び道具を跳ね返す効果もあるが、跳ね返したものはなぜか攻撃判定がなくなるため、反射技としての有用性はない。

『かなしばり』は敵を睨みつけて気絶させるが、相手が背を向けていると効果がない。

前述のとおり、移動にもアイテムの使用にも自分の手足を直接使うことをほとんどしない。アイテムを持つ際は、手をかざすだけで目の前に浮遊させて持つ。特にスターロッドやビームソードなどの打撃系アイテムの扱い方が独特で、打撃アイテムを持ってダッシュ攻撃をすると、武器を高速で回転させて連続ヒットする攻撃を繰り出すという唯一無二の特徴がある。

描写としては、暗い紫のエネルギーを纏うことが多く、技名も『ダーク』や『シャドー』とつくものが多く、あくタイプやゴーストタイプの技を想起させる。

イベント戦『ホントの最終決戦』では、マリオシリーズのボスキャラであるクッパがパワーアップしたギガクッパ、ゼルダの伝説 時のオカリナの悪役であるガノンドロフと共にチームを組んでプレイヤーに立ちはだかるため、ポケモンシリーズのヒールやダークヒーロー的なポジションとしてデザインされた節がある。

大乱闘スマッシュブラザーズX

ファイターとしては不参戦。フィギュアは登場している。

大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U

追加コンテンツとして登場。2015年4月15日より3DS版とWii U版を両方購入したユーザーを対象にダウンロードコードが配布され、2015年4月28日より一般販売が開始された。声優は藤原啓治が担当。

参戦前に公開された動画では、むらびとを空中下攻撃で叩き落す、にげるダックハントにシャドーボールを撃ち込む、ロックマンのバスターをテレポートでかわす、突っ込んでくるガノンドロフをかなしばりで止めるなど、縦横無尽の活躍を見せる。また、色違いの薄緑色のミュウツーにマスターボールを持ったネスが忍び寄る、モンスターボールから現れたゲノセクトと対峙する、ポッ拳のダークミュウツーに似た黒いミュウツーが登場するなど、ゲームや劇場版を意識した小ネタもちりばめられている。余談だが、このムービーの『ミュウツー参戦』というアオリ文は、海外版では『ミュウツーの逆襲』の英語版である『Mewtwo Strikes Back!』となっている。

基本的な技やモーションはDXを踏襲しているが、かなりテコ入れが入っており、多少扱いやすくなった。

キャラクターの絶対数が大きく増えているため、相対的な面もあるが、吹っ飛ばされやすさはちょっとだけマシになった。

『シャドーボール』は射程が伸び、反動が小さくなったため強力な飛び道具として積極的に使っていける。ただし、手の中で溜めているときに攻撃判定がある仕様は、ルカリオの『はどうだん』に譲ったためなくなった。

『テレポート』は相変わらず使いやすい復帰技。パルテナの上必殺ワザも同名で移動用のワザだが、こちらの方が少しだけ移動が遅く無敵判定が長い。

『ねんりき』はある程度ダメージが溜まっている相手に当てないと反撃を貰ってしまうが、リトル・マックなど真っ直ぐ突っ込んでくるタイプの相手には決めやすい。また、飛び道具を跳ね返した時にちゃんと攻撃判定が残るようになったため、反射技としても使っていけるようになった。

各スマッシュ攻撃は、クセの強さは相変わらずだが、クリーンヒットさせたときのリターンは大きい。

超能力を使った攻撃に対し、空中上攻撃や下強攻撃など尻尾を振り回すタイプの攻撃は、挙動が素直で当てやすい傾向にある。

アイテムは相変わらず直接触らずに使うが、打撃アイテムをダッシュ攻撃で回転させる技はなくなり、普通に一振りするようになった。

新たに最後の切りふだとしてサイコブレイクが追加され、その際にメガミュウツーYにメガシンカを遂げる。切りふだが終わると元に戻る。前方に大きなエネルギー弾を放つというもので、弾に当たった相手は動きが止まり、一瞬間があいた後強い衝撃を受けて大きく吹っ飛ばされる。エネルギー弾の速度は遅めだが、地形を貫通し画面端まで届く為、同じくらいの高さにいる敵には痛打を見舞える。

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

引き続き登場。

基本的な使用感は前作から引き継いでいるが、1on1での攻撃の苛烈さは増している。

『シャドーボール』はジャンプでも動作をキャンセルしつつ、溜めが引き継げるようになった。

『ねんりき』は相手の硬直時間が蓄積ダメージによって増えるようになり、当てた後のコンボがしやすくなった。ただし空中での滞空距離が減り、復帰技としてはやや性能が落ちた。

『かなしばり』は飛距離が大幅に伸び、かなり当てやすくなった。立って放つようになったため、姿勢の低い相手には当たらなくなった。

概ね技が使いやすくなったが、防御面はより脆くなっている。立ち姿勢や当たり判定の変更で技に被弾しやすくなり、前作隙が少なく優秀だった空中回避も大幅弱体化を受けた。

いかに脆さをケアし、強力な攻撃を押し付けるかが重要になっている。

必殺ワザ・スマッシュ攻撃・投げ技以外では、当てづらいが比較的威力のある空中前攻撃の『シャドースクラッチ』と、強力なメテオ判定のある空中下攻撃の『メテオキック』を上手く当てたい。

また、DLCキャラクターではなくなったため、ピットのスマッシュアピールで専用の会話が用意されている。自然の神であるナチュレは、人間の手による遺伝子操作で生み出されたミュウツーの存在を危険視するが、ピットは「永遠にそっとしておいてくれ!」と庇ってくれる。

アドベンチャーモード『灯火の星』のOPでは、圧倒的な力で次々ファイターを屠る光の化身キーラのビーム攻撃をねんりきで反射しようとするが、貫通されてしまい倒されてしまう。同じく反射技で対抗しようとした、ゼルダやパルテナも貫通されているため、キーラの力が規格外すぎたのだろう。

ワザ一覧

  • 本来、forでは必殺ワザと最後の切りふだ以外のワザ名は不明だが、SPとワザ内容に大きな変更点がないため、便宜上SPのワザ名を記載している。また、for参戦ファイターだがカスタマイズ必殺ワザが実装されていないため省略している。
作品 DX for SP
弱攻撃 1 ダークフラッシュ
百裂攻撃 ダークフレイム
百裂フィニッシュ - ダークフィニッシュ
ダッシュ攻撃 ダークトーチ
強攻撃 テイルウィップ
クイックワイパー
アンダースラップ
スマッシュ攻撃 シャドーブラスト
ギャラクシーフォース
シャドーボム
空中攻撃 ニュートラル ボディスパーク
シャドースクラッチ
後ろ エアテイル
サマーソルトアタック
メテオキック
つかみ
投げ
つかみ サイコキネシス -[1]
つかみ攻撃 エレキショック ダークショック
前投げ シャドーマシンガン
後ろ投げ サイコスロー
上投げ ワールスロー
下投げ テイルビート
必殺ワザ 通常 シャドーボール
ねんりき
テレポート
かなしばり
最後の切りふだ - サイコブレイク

脚注

  1. X以降、各ファイターのつかみに固有のワザ名はつけられていない。

関連項目

外部リンク