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エメラルドループ

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エメラルドループとは、ポケットモンスター エメラルドおよび内部時間の停止したポケットモンスター ルビー・サファイアで起こる現象のこと。これを応用した乱数調整手法も存在する。

発生事象

ここでは主な事例を挙げるが、これ以外にもエメラルドループの関連する事象は存在する。特に「リセットして粘っても、同じ何かが出続ける」というのはエメラルドループが関連しているとみなしてよい。

  • フィールド上で話しかけると対戦になるポケモン(特に伝説のポケモン)の個体値などを粘るために、リセットなどを繰り返して何度も再試行するが、個体値、性別性格などが全く同じになる。
  • ミナモデパートのクジを同様に行っても同じ当選番号になる。

発生原因

毎回個体値が違うポケモンを出す、エンカウントを発生させる、与えるダメージを変動させるなど、ゲームでは「ランダム」な要素が必要不可欠となる。これを作るためにゲームでは「乱数」といわれる要素が用いられる。ただし、コンピューターは完全にランダムな数字を作成することはできない(ハードウェア乱数発生器を除く)。そのため、完全にランダムではないが、使用用途からすればランダムとみなせる、「擬似乱数」が用いられる。ポケットモンスターシリーズでは、ゲーム起動時からの時間、プレイタイムなどを種とし、これを元に計算することによって擬似乱数を発生させている。

エメラルドでは、「ゲームを開始してからの経過時間(オープニングを含む)」が擬似乱数の種に用いられている。「個体値粘り」などの状況では、時間の短縮化を図ることが多く、このため前述の時間が等しくなるため、擬似乱数の出力が同じになる。擬似乱数による、個体値、性格値が等しくなれば、ステータス、性別、性格、色違いの有無、パッチールのブチの模様などが等しくなる。

ルビー・サファイアではこれに加え、ゲーム内で設定された時間が用いられるが、内部時間がバグまたは電池切れなどで停止した状態のものであれば、十分に発生しうる現象である。

予防

ゲーム開始からの時間を変えることでこの事象を防ぐことができるため、オープニングを止めるタイミングを変える、対象のポケモンに話すまでの時間を変えるなどが効果的である。ただし、時間を変えたとしてもリセットを行った場合は、「ゲームを開始してからの経過時間」がリセットされ、「リセットしてからの経過時間」が用いられるため同事象が発生することになる。

方法

特定のフレームに到達した段階でAボタンを押してエンカウントする、またはタマゴを貰うことによって決まった個体値の個体を手に入れることができる。

色違いに関してはIDと裏IDに依存しているため、効率良く色違いをエメラルドループで手に入れる場合はIDを乱数調整で特定のものに調整する。この場合、ニューゲーム時に特定のフレームに達した際にAボタンを押してIDを調整するという方法を取る(ルビー・サファイアのみ)。それができない場合は、自力で色違いを捕獲し、そのフレーム数と性格値をツールに入力して特定する。

目的フレームまでの待機時間が長い場合、IDを乱数調整で調整した上でニューゲーム開始からリセットしていないROMの現在seedを通信対戦を介してバトルビデオに保存すると良い。ニューゲーム開始からリセットの間のみIDに依存した初期seedとなるため、これを活かせば通常20日ほどの待機を必要とする現在seedにすらも短時間で到達でき、バトルビデオを再生するだけでそうしたseedまでスキップすることができる。

原始的な方法としては、ゲームキューブのワイヤレスレシーバーとウェーブバードを使って同時操作することでフレームを一致させ、IDと裏IDが同一のROMを作るというものがある。

効果

ランダム性が失われることはゲームにとっては致命的ではあるが、逆に言えば、個体値粘り、色違い狙いなどでは有効活用することも可能である。高個体値のポケモンがでる経過時間などを見つけることができれば、有利であることは間違いない。ただ、それを見つけるのに必要な労力と、ランダムの中で発見する労力もどちらも十分大きいことは言うまでもない。

関連項目

外部リンク