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カクレオン (GO)/不具合

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< カクレオン (GO) この記事では2018年9月22日にPokémon GOで発生した不具合について述べる。

概要

Pokémon GOにおけるカクレオンは2023年1月7日に実装されたが、2018年に発生した不具合でそのグラフィックのみアプリ内で見ることができた。

不具合の経緯と背景

2018年9月22日に開催されたチコリータコミュニティ・デイの開催直後、メルタンにまつわるサプライズイベント[注 1]が行われた。ここでは、本来以下のような挙動が設計されていたと思われる:

本来の挙動
フィールドに見た目はメルタン、名前は「??????」、CPは「???」のポケモンが出現する。それを捕まえるとメタモンになる

このサプライズイベントは話題を呼び、掲示板・SNSで大きな反響を起こした[1]

この開催直前、Pokémon GOは同月中に下準備として、事前にカクレオンのデータをメルタンのものに一時的に差し替える処置を、他の更新に混ぜ込む形で、鳴き声・サイズ・グラフィックの順に段階的に講じていた[2]。そのため、アプリ本体またはゲーム内データが未更新だったプレイヤーでは、以下のような不具合が生じた[3]:

不具合
フィールドに見た目はカクレオン、名前は「??????」、CPは「???」のポケモンが出現する。それを捕まえるとメタモンやチコリータになる

この不具合により、カクレオンをよく知らなかったプレイヤーを中心に、「この謎のポケモン (メルタン) の名前はカクレオンである」といった誤解が起きた[4]。主要因は以下の通り:

  • メルタンは当時名前はおろか存在も未発表の新ポケモンであり、「ポケモンシリーズに存在しないポケモンがPokémon GOに出ている」という曖昧な情報が拡散した。
  • Pokémon GOでしか第三世代に触れていなかったプレイヤーはカクレオンに馴染みがなかった。
  • カクレオンのグラフィックが表示されたのは一部のプレイヤーだけだった。
  • データの差し替えが周知されておらず、更新不足による現象であることも認知されず、カクレオンのグラフィック表示条件が解明されなかった。
  • データの差し替えを知っていたプレイヤーも、差し替えではなくカクレオンのPokémon GOデビューに向けた設計と受け止めていた。新グラフィックのアセット番号から新種のポケモンであることを見抜いた者はごく少数だった。

余波

2018年に一連の不具合を引き起こした以上の設計は、2023年1月7日のカクレオン実装開始においても、以下のような不具合をもたらした:

  • カクレオンがメルタン同様の性別不明で登場した。このため、同年2月1日までの間、カクレオンのPokémon HOMEへの転送が臨時に停止された。
  • 翌8日8時頃までの間、カクレオンの鳴き声がメルタンのものであった。

脚注

注釈

  1. このサプライズはW Professorsの前日譚となるものである。

出典

関連項目