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野々村文宏

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ウィキペディアにも「野々村文宏」の項目があります。

野々村 文宏(ののむら ふみひろ)は、ライター。ポケットモンスター 赤・緑のシナリオなどに参加した。

人物

1982年当時、アスキー社の雑誌『Log in』の編集部に在籍しており、「ビデオゲーム通信」のコーナーにゲームフリークの記事を書くため田尻智を取材した。以降、親交が続き、田尻は野々村のアシスタントとしてLog in誌の記者をしていたこともあった。Log in編集部を母体に『ファミコン通信』が創刊すると田尻はファミコン通信にも参加した。

ポケットモンスターの企画書に、遊びの環境を示すよう提案した。『ゲームフリーク : 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』ではこの提案を、野々村による田尻へのアドバイスのうち最も重要なものと記している。このアドバイスを受け、企画書に「このゲームで遊ぶ子供たちの姿を想定して」[1]書いた「近未来ストーリー」という短いエッセイのような文章が付け加えられた。

同書では、野々村の名と共に、当時ゲームフリークに所属していた谷口了介という人物を挙げ、「谷口が野々村と共に練り上げたシナリオは、ポケモンをとりまく世界観の形成に大きく反映され、いくつかの部分はそのままの形で残されてもいるようだ」とした。

クレジット

脚注

  1. 『ゲームフリーク : 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』、メディアファクトリー、2000年、197頁。