大地の剣
大地の剣(だいちのつるぎ)は、劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロムと劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと白き英雄 レシラムに登場するイッシュ地方の城。
概要
巨大な剣の形をした城で、刀身の部分は地面に突き刺さっている。大地の剣の下の斜面にアイントオークの町が広がっている。
大地の剣には竜脈のエネルギーを制御する機能があり、千年以上前には竜脈の力を使う事で、大地の郷に潤った大地を作り出していた。また、乱れた竜脈の頭に城を刺すことで竜脈を抑え込んで安定させることができる。
城の地下には、蜘蛛の巣のように張り巡らせた石の橋がかけられた空間が存在し、大地の城からは物置の回転壁を抜け、階段を降りた先に繋がっており、城外からは大地の剣のある山の崖の洞窟から繋がっている。内部は別れ道が3つに分かれていたりなど、複雑な迷宮となっている。最下層にダークストーンとライトストーンが安置されている。下に降りるができるのは選ばれし者だけで、英雄の資質を持つ者が訪れると、ゼクロムとレシラムが復活する。また、ゼクロム・レシラム側から選ばれし者にテレパシーで直接呼びかけることもある。
最上階には城のシステムの操作台、ビクティニのエネルギーを強制的に吸収する小型のひし形の柱とそのエネルギーを下の階へと送る柱の機構が存在する。ビクティニが自ら協力する場合は柱は不要。下の階へと送られたエネルギーは4本の柱を通して城に集められたポケモンに与えられて力を増幅させ、増幅したポケモンの力を利用して城を飛行させる。小型の柱はドレッドが復活させたレシラム/ゼクロムによって破壊された。
城には護りの柱という6本の柱が存在し、この柱は目に見えない円形の結界を張ることで、ビクティニの力を城へと集約する役目を持つ。結界はビクティニのみを弾くためビクティニは結界を通れない。ビクティニの攻撃も遮断される。ゼクロム、レシラム、ゴルーグの同時攻撃でも壊れないほど頑丈。物語冒頭では、柱は結界を張ったまま大地の剣とアイントオークの周辺に落ちており、ビクティニを閉じ込めていた。高高度の寒さで命の危機に陥ったサトシを助けるため、ビクティニがVジェネレートで破壊した。
ドレッド・グランギルは、護りの柱とビクティニの力を吸収する柱の制御、ポケモンの力による飛行の統率をシンボラーに任せ、城の飛行には大量のユニラン、ダブランを用いた。ビクティニが行方不明になった後は、ゼクロムとレシラムが城を押して移動した。
現在はアイントオークのある山に刺さっているが、1000年以上前は大地の郷のあった谷に建っていた。暴走する竜脈を鎮めるために現在の山に移動した。
1000年以上前、それぞれゼクロムとレシラムに選ばれた英雄の資質を持つ双子の王子が、国の行先で対立して戦争を起こしてしまう。その争いの結果、ゼクロムとレシラムは消耗し、ブラックストーン・ホワイトストーンと化して眠りにつき、その後に竜脈は乱れ始める。暴走し大地を破壊する竜脈を止めるために、大地の郷の王はビクティニの力を借りて、避難した人を乗せたまま大地の城を飛行させ、現在の山に突き刺さった。その後、双子の王子はダークストーンとライトストーンを城の地下へと安置した。
飛行の際、ビクティニの力を城に集約させるため、護りの柱の結界を城の周りに展開しており、しかも結界を解除する前に王が力尽きて亡くなってしまい、護りの柱が結界を展開したまま地面に落下したため、結界がそのまま残され、ビクティニは千年以上もの間、結界の中に閉じ込められることになった。
ドレッドは、大地の郷を復興させるため、大地の剣を飛ばし、元あった大地の郷に城を戻そうとした。レシラム/ゼクロムは竜脈が暴走する前に眠りについたので大地の剣の真実を知らず、ドレッドに協力した。ドレッドが大地の剣を抜いたことで再び竜脈は乱れ始め、城が竜脈を抑え込んでいたことをドレッドが知った後、ゼクロム・レシラムと協力して、竜脈の頭に城を刺して竜脈を再び収めた。
備考
各言語版での名称
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