イオリ
イオリは、ポケモンレンジャー バトナージの登場人物。
概要
主人公たちとともにレンジャースクールに通うきのこ頭の少年。隣のミラカド先生のクラスの生徒で、本人曰く身長もIQも163あるという。ミラカドに特別に授業を受けなくてよいという許可をもらっており、いつも図書室で本を読んでいる。
ポンテとは親しいようで、共に行動したり会話している様子が見られる。
自宅はプエルタウンにある。妹にロッコがおり、一日体験の際にはスクールの近くまで迎えにきていた。普段はあまり感情を表さない彼だが妹のことは非常に可愛がっている様子であり、一人で遠出をした彼女を心配して声を荒げつつも、その後は仲睦まじく一緒に帰っていった。
なお、一日体験は特別にアンヘル・コーポレーションに行くことになっていた。
担任のミラカドには大層目をかけられているようで、前述のように授業を受けなくてよいと言われているほか、ミラカドと共にスクールの地下室で夜遅くまでなにかを研究している様子が見られる。
卒業後は一日体験を行なったアンヘルに就職。偶然再会した主人公に声をかけ、そのまま主人公とイマチに職場を案内してくれる。忙しくてあまり家には帰れず、妹に寂しい思いをさせていることが気がかりな様子であった。
シンバラ教授を尊敬しているようで、セブンから会わせてもらえると聞いたときは非常に喜んでいた。
注意:以降の記述には、作品の内容やあらすじ、登場人物などのネタバレが含まれます。ご理解の上ご利用ください。
その正体はヤミヤミだんの科学者。
ミラカドが目をかけていたのもその科学者としての天才的な才能を見込んだためである。かなり昔からミラカドに協力しており、スクール地下室での夜な夜なの研究も、モバリモ開発のためのものである。また、アンヘルタワーことありえないマシンの製造にも中心的に関わっていた。
とはいえ、彼は決して悪人ではなく、モバリモなどを開発したのも人とポケモンの新たなコミュニケーションのあり方を探るなどと騙されていたため。彼は善意から技術と知識の提供をしており、その科学者としての純粋すぎる気質をミラカドらに利用されていたにすぎない。これらは後にBW2で登場するアクロマと近い立場であると言えるかもしれない。ただしアクロマは自身が協力する組織の目的を知ったうえで加担している点が異なる。
かいていゆでんアジトでセブンに問い詰められているところに主人公が訪れて、彼が主人公の友人であると知れたため、機転を利かせたセブンからシンバラ教授に会わせてやろうと提案され同行することになる。この際はまだ利用されている自覚がなく、今まで良くしてくれたミラカド先生に挨拶をしようとしたり、ミラカド先生も主人公の顔を見るときっと喜ぶと言ったり、レンジャーの二人にどうしてヤミヤミだんをお仕置きしているのかと問いかけたりしていた。
ヤミヤミだんの連中には博士と呼ばれて優しく接されていたらしく、利用されていたことに気付いた際はショックで一晩ふさぎ込んでいたが、レンジャーユニオンの人々の温かさに触れ、もうヤミヤミだんには戻らないと決意を固めた。ユニオンを襲撃してきた元同僚のアイスとはプログラミングを教えたりキャンディをもらったりと親しくしていたらしいが、彼の説得をはねのけている。しかし、ケイノからロッコを人質に取られ、大切な妹を守るためヤミヤミだんに連れ戻される。
妹であるロッコの名前をありえないマシンの設計図やエレベータのパスワードに使用していた。
備考
- イオリがレンジャースクールに入学した理由は語られていないが、ミラカドが100年にひとりの天才(イオリのこと)をスカウトするためにスクールに潜入したと語ることや、生徒の中にエレナのようなメカニックを目指していると発言する人物がいることから、彼もミラカドにスカウトされるまではメカニックを目指していた可能性がある。
各言語版での名称と由来
言語 | 名前 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | イオリ | |
ドイツ語 | Albert | アルベルト・アインシュタイン |
英語 | Isaac | アイザック・ニュートン |
フランス語 | Isaac | アイザック・ニュートン |
イタリア語 | Leo | |
スペイン語 | Isaac | アイザック・ニュートン |