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徘徊系ポケモン

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徘徊系ポケモン(はいかいけいポケモン)とは、出現ポイントがある条件によってマップ上を移動する伝説のポケモンのこと。徘徊ポケモン徘徊系などとも呼ばれる。

概要

通常の伝説が固定シンボルであるのに対し、出現場所を移動させながら予告なしに出現する伝説のポケモンのことを指す。戦闘時には野生ポケモン戦のBGMではなく、その伝説のポケモンの専用BGMになる(金・銀、ルビー・サファイア・エメラルドとダイヤモンド・パール・プラチナでのクレセリア、及びハートゴールド・ソウルシルバーでのラティアスラティオスは除く)。

全てそれぞれのイベント後にその地方のほぼ全域の草むら水上さばくを逃げ回り、主人公と場所を合わせると遭遇する。主人公が直接町や道路などへ居場所を変えると隣接した場所に限って移動し、一度遭遇する・他の野生ポケモンに数回遭遇する・フィールド上でそらをとぶを使って移動するとランダムで別の場所に移動する。レポートを書いて再開した場合も同様。

仕様

現在地を知る手段

ソフトによって徘徊系ポケモンの現在地を知る方法が存在する。

エリア移動

プレイヤーがエリア移動するたびに徘徊系ポケモンも移動する。そらをとぶ等で移動するとランダムにワープする。

第二世代では下記の仕様がある。

  • プレイヤーが直前にいたエリア及び、その1つ前にいたエリアには出現しない。
  • (任意の)戦闘が終了したとき、徘徊系ポケモンは1/16の確率で移動する。ただし、徘徊系ポケモンとの戦闘の場合は、戦ったポケモン以外も含めてすべての徘徊系ポケモンが必ず移動する。
  • 出現する可能性のあるエリアは29ばんどうろから46ばんどうろまで、40ばんすいどう41ばんすいどうを除く16か所。
  • 隣接する道路がNつある場合、1/(8*N)の確率で隣接する道路への移動ではなくランダムワープになる。

ファイアレッド・リーフグリーンでは下記の仕様がある[1]

  • (任意の)戦闘が終了したとき、徘徊系ポケモンは1/16の確率でワープし(隣接しないエリアを含むランダム移動)、15/16の確率で隣接するエリアに移動する。ただし、徘徊系ポケモンとの戦闘の場合は、戦ったポケモン以外も含めてすべての徘徊系ポケモンが必ずワープする。
  • 隣接するエリアに移動する場合、そのポケモンが直前にいたエリア及び、その1つ前にいたエリアには出現しない。ワープする場合は1つ前にいたエリアに出現することがある。
  • 出現する可能性のあるエリアは1ばんどうろから25ばんどうろまでの25か所。

第四世代ではゲートに入ってエリア移動した場合、徘徊系ポケモンは移動しない。

エンカウント

第二世代では徘徊系ポケモンと同じエリアにいる場合、野生ポケモンが出現するごとに25/256の確率で徘徊系ポケモンが出現する。第三世代では確率が25%に上がった。

ルビー・サファイアエメラルドダイヤモンド・パールプラチナブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールでは草むらか水上のエンカウントで出現し、それ以外では草むらでのエンカウントでのみ出現する(さばくなど草むらに相当するマスも含む)。

第三世代ではむしよけスプレーの効果を受けるものの、エメラルドではエンカウントに影響するとくせいが無効となる。

戦闘中の行動

遭遇に成功したら、徘徊系ポケモンは即座ににげることが多い(ただし、第二世代でのスピードボールの効果適用範囲には入らない)。徘徊系ポケモンによるにげる行動の仕様はにげる#野生ポケモン側の逃げるを参照。

第二世代では徘徊系ポケモンのにげる行動が成功した場合、PP状態異常が回復される。第三世代以降ではHPの減少や状態異常などは次の出現時にも引き継がれる。

ファイアレッド・リーフグリーンではほえるにより戦闘が強制終了すると、二度と出現しなくなるバグがある。

X・Yではかげふみを含めすべての手段が無効であり、徘徊系ポケモンのにげる行動は即座に成功する。

ソード・シールドでは戦闘中ににげることはない。

倒した場合

ダイヤモンド・パールまでは倒してしまうと二度と出現しない。

プラチナでは一度倒した場合、殿堂入り後に徘徊イベントを再び起こすことができる。たとえば、プラチナではシンジこのくうどうエムリットイベントが復活する。

ハートゴールド・ソウルシルバー及び第五世代から第七世代までとブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールでは一度倒した場合、殿堂入り後に復活する。

ソード・シールドでは倒すと即座に復活する。

一覧

金・銀・クリスタル

やけたとう地下1階で出会ってから、移動を始める。すべてジョウト地方を移動。逃げることを封じてもほえるによって戦闘を強制終了させることがある。スイクンはクリスタルバージョンでは徘徊系ポケモンではない。

伝説のポケモン
ライコウ Lv40 にらみつける でんきショック ほえる でんこうせっか
エンテイ Lv40 にらみつける ひのこ ほえる ほのおのうず
スイクン Lv40 にらみつける みずでっぽう ほえる かぜおこし

ルビー・サファイア・エメラルド

最初の殿堂入り後に移動を始める。エメラルドはどちらか一方のみ自分で選択した方が出現する。

固定シンボル サファイア・エメラルド
ラティアス ふゆう Lv.40 ミストボール みずあそび サイコキネシス リフレッシュ
固定シンボル ルビー・エメラルド
ラティオス ふゆう Lv.40 まもる リフレッシュ ラスターパージ サイコキネシス

ファイアレッド・リーフグリーン

1のしまネットワークマシンが完成した後に移動を始める。最初に選んだポケモンによって、出現するポケモンが決まる。

伝説のポケモン
ライコウ プレッシャー Lv50 でんきショック スパーク でんこうせっか ほえる
エンテイ プレッシャー Lv50 ひのこ ほのおのうず ふみつけ ほえる
スイクン プレッシャー Lv50 バブルこうせん オーロラビーム かぜおこし あまごい

ダイヤモンド・パール・プラチナ

エムリットはシンジこのくうどうで出会ってから、クレセリアはまんげつじまで出会ってから移動を始める。プラチナでは、ハクタイシティオーキド博士に出会った後に伝説の鳥ポケモン3匹が移動を始める。

マーキングマップではアイコンが全て同じである。

伝説のポケモン
クレセリア ふゆう Lv50 みらいよち きりさく オーロラビーム しろいきり
伝説のポケモン ダイヤモンド・パール
エムリット ふゆう Lv50 みらいよち あまえる ねんりき おまじない
伝説のポケモン プラチナ
エムリット ふゆう Lv50 みらいよち あまえる スピードスター おまじない
フリーザー プレッシャー Lv60 れいとうビーム リフレクター はねやすめ こうそくいどう
サンダー プレッシャー Lv60 ほうでん じゅうでん はねやすめ こうそくいどう
ファイヤー プレッシャー Lv60 かえんほうしゃ エアスラッシュ はねやすめ しんぴのまもり

ハートゴールド・ソウルシルバー

エンテイ・ライコウはやけたとう地下1階で出会ってから移動を始める。ハートゴールドではラティアス・ソウルシルバーではラティオスがクチバシティポケモンだいすきクラブおとしものを手に入れてから移動を始める。ちなみにスイクンは固定シンボルとして登場するため徘徊しない。今作ではアイコンがポケモンの顔になったため、どのポケモンがどこを徘徊しているのか分かるようになった。エンテイライコウはジョウト地方を移動し、ラティアスラティオスはカントー地方を移動する。

伝説のポケモン ジョウト地方を移動
ライコウ プレッシャー Lv40 スパーク でんこうせっか ほえる リフレクター
エンテイ プレッシャー Lv40 かえんほうしゃ ほのおのうず ほえる ふみつけ
伝説のポケモン ハードゴールド カントー地方を移動
ラティアス ふゆう Lv35 ミストボール りゅうのいぶき リフレッシュ みずあそび
伝説のポケモン ソウルシルバー カントー地方を移動
ラティオス ふゆう Lv35 ラスターパージ りゅうのいぶき リフレッシュ まもる

ブラック・ホワイト

レジェンドバッジ入手後、10ばんどうろに繋がるソウリュウゲートで案内係の女性に7ばんどうろの異常気象について教えてもらえる。7ばんどうろを訪れると嵐が起こっており、北東の民家に招かれた後外に出ると、トルネロスB/ボルトロスWが目の前に現れ、それ以降移動を始める。また、出現する場所では嵐が起こっており(戦闘中は天気あめとなる)、各地のゲートでの天気実況でもそのように報告される。

時間帯によってある程度場所が限定される。

伝説のポケモン ブラック
トルネロス いたずらごころ Lv40 リベンジ エアカッター じんつうりき こうそくいどう
伝説のポケモン ホワイト
ボルトロス いたずらごころ Lv40 リベンジ でんげきは かいふくふうじ こうそくいどう

X・Y

殿堂入り後に初めて草むら・水上で遭遇するポケモンは必ず徘徊系ポケモンになる。最初に選んだポケモンによって、出現するポケモンが決まる。出会っても必ず逃げる点(行動選択が出る前に逃げるため、くろいまなざしを選択するといったことも出来ない。特性のかげふみも無効)で他の移動伝説と異なる。10回出会うと、わだつみのあな固定シンボルとして登場する。わだつみのあなでの戦闘でにげると、再び各地を移動し始める。最初にハリマロンを選んだ場合フリーザー、最初にフォッコを選んだ場合サンダー、最初にケロマツを選んだ場合ファイヤーが出現する。

伝説のポケモン
フリーザー プレッシャー Lv70 れいとうビーム リフレクター あられ おいかぜ
サンダー プレッシャー Lv70 こうそくいどう ほうでん あまごい ひかりのかべ
ファイヤー プレッシャー Lv70 しんぴのまもり エアスラッシュ にほんばれ ねっぷう

ソード・シールド

DLC『冠の雪原』のストーリーを進めると、以下のポケモンが特定のエリアに出現。ただし従来の徘徊系とは違い視認は可能でコース取りもある程度決まっている上、一定の時間や頻度で戦闘に入れないとポケモン側から向かってきたり動きを止めたりする救済措置も存在する。いずれも色違いは出現しない。

伝説のポケモン 1体のみ
フリーザー
(ガラルのすがた)
かちき Lv.70 ランダム いてつくしせん ぼうふう サイコカッター サイコシフト
サンダー
(ガラルのすがた)
まけんき Lv.70 ランダム らいめいげり ドリルくちばし きしかいせい きあいだめ
ファイヤー
(ガラルのすがた)
ぎゃくじょう Lv.70 ランダム もえあがるいかり ぼうふう ふいうち わるだくみ

ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

ダイヤモンド・パールと同じ、エムリットはシンジこのくうどうで出会ってから、クレセリアはまんげつじまで出会ってから移動を始める。

伝説のポケモン
エムリット ふゆう Lv50 ふういん じんつうりき あまえる サイコキネシス
伝説のポケモン
クレセリア ふゆう Lv50 きりさく サイコカッター つきのひかり しんぴのまもり

備考

  • 第三世代では徘徊系ポケモンの個体値がHP攻撃以外すべて0に固定されている(攻撃の個体値も0~7までしか選ばれない)。これは通常のポケモンが戦闘時に5ビットずつ、計30ビット読み込まれる個体値が、徘徊系ポケモンの場合は全30ビットの内下位8ビットしか読み込まれなかったためである。エメラルドでは修正されている。
    • このため、エンテイ、スイクン、ライコウを厳選する場合はポケモンコロシアムで厳選するしかなかった。

関連項目

  1. pret/pokefirered - GitHub、2023年6月6日閲覧。