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レシラム/対戦

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このページは、レシラムの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

レシラムの歴史

第五世代

この世代では全ポケモンに等倍以上のダメージを一致で与えられる禁止級伝説としての個性があった。

しかしGSシングルではカイオーガと打ち合ってもほぼ勝てない上に特性が有効活用できる場面もほとんどなく、さらにホウオウ対策のいわグラードンが一致で放つじめんが抜群で入ることからあまり目立たなかった。

一方ダブルバトルでは、ふぶきが等倍であること、いわなだれじしん威力分散すること、不安な物理耐久を相方のいかくで補助できることからそこそこ使われ、新イッシュダブルで行われたインターネット大会では使用率上位にあった。

第六世代

みず/フェアリーやいわ/フェアリー複合の登場で「全ポケモンに一致等倍を撃てる」という個性を失った一方で、自身がほのお/ドラゴンであることからフェアリー技を等倍で受けられるという個性が生まれた。同じ複合タイプでメガリザードンXが登場したが、メガシンカ限定なので、メガシンカを除いた場合はこのポケモン固有のタイプである。

ところがORASでゲンシカイキが解禁されるとゲンシグラードン、ゲンシカイオーガのパワーを受け切れないことが露呈した。実戦的な場面を想定すると、てだすけいかくによる攻撃低下込みのいじっぱりゲンシグラードンのじしんは、ダブルバトルの威力分散込みで耐久無振りで耐久性格補正無しのレシラムを確定1発に沈める。また、特防に252努力値を振ってHPに4振ったなまいきレシラムは、おくびょうゲンシカイオーガてだすけ込みのしおふきで、ダブルバトルの威力分散を考慮しても93.8%の高乱数1発。

第七世代

新しい禁止級伝説ではソルガレオという抜群を取れる相手が登場。USUMでは日食ネクロズマが抜群を取れるポケモンとして加わった。 だが弱点をつける相手とはいえ、その対策としてストーンエッジじしんを覚えている可能性があるため、完全に有利とはいえない。しかもソルガレオの方が素早さ種族値がレシラムよりも7も高いため、上から撃たれて一撃で落ちる可能性もある。一応乱数ではあるものの、いのちのたま込みのいじっぱりソルガレオのストーンエッジを撃たれると、75.0%の確率で一撃で落とされる。耐えることもあるが基本的には落ちるため、対策としてこだわりスカーフを持たせるかヨロギのみシュカのみを持たせるといいだろう。因みにクロスフレイムあおいほのおのどちらでもソルガレオを確定1発で倒すことができるので、命中率などを考慮して選択すると良い。 同じタイプの組み合わせの一般ポケモンにバクガメスが登場したため、(メガシンカを除いた)固有のタイプでは無くなった。

第八世代

新たにフレアドライブりゅうのまいを習得したことで物理型や両刀型が強化。他にもマジカルフレイムねっさのだいちなどを獲得。一方失った技にはニトロチャージはねやすめおいかぜがある。 この世代ではダイジェットの為にダブルウイングそらをとぶが、ダイソウゲンのためにソーラービームがよく採用されるようになった。

環境では新顔のザシアンザマゼンタに相性で有利な上、ドラゴン禁止級伝説が一気に減少して技の通りが良くなった。それだけでなく、ソルガレオ・日食ネクロズマと有利な相手が残っており、不利なウルトラネクロズマも未登場。

一般的な育成論

出場制限のかかる禁止級の伝説ポケモン。ほのお、ドラゴンタイプを持ち、高いとくこうと、それを活かせる高火力な技に恵まれている。ほのおドラゴンの組み合わせは範囲が広く、よく他のドラゴンタイプ等も採用する技範囲を一致で繰り出せるので、一致技だけでも一貫性が高い。これらを半減するポケモンもごく僅かで、現地点ではマリルリマリルメガチルタリスメレシーディアンシー(メガディアンシー)、アシレーヌカプ・レヒレのみしか両方の技を半減以下にする事が出来ない。メレシー、ディアンシーにはだいちのちからが入るので、実質は5匹のみに近い。ヒードランは特性ターボブレイズもらいびを貫通する為半減する事が出来ない。

また、フェアリータイプで抜群にならないドラゴンタイプという特徴もある。ディアルガと違いこちらから一致抜群を突く事が出来ないが、フェアリーに多い特殊技に対する耐久力はこちらが高め。

だが、これ程までに優秀な性能を持っていながら伝説戦ではいまいちパっとしない。その理由として、まずすばやさ種族値が他の禁止級にも多い90しかない為、先手を取るのが難しい。相方のゼクロムにも言える事だが、先手を取られてしまうと高火力一致弱点が飛んできやすい環境にあるので、最悪の場合何も出来ずに落ちやすい。さらにドラゴンはキュレム(ブラックキュレム、ホワイトキュレム)、レックウザ(メガレックウザ)、パルキアジガルデ等自分よりも速い禁止級ドラゴンが多いので尚更動きにくい。一般ドラゴンもガブリアスボーマンダ(メガボーマンダ)、サザンドラを始め自分より速く、伝説戦でもよく見るドラゴンポケモンに軒並み先手を取ることが出来ない。

次に、ほのおドラゴンの技範囲は伝説戦だとあまり有利に働きにくい事も挙げられる。一般ポケモンには幅広く刺さるほのお技が強いものの、伝説戦は先述の通りドラゴンポケモンが多い為通りにくい。さらに追い討ちをかけるように、カイオーガ(ゲンシカイオーガ)やゲンシグラードンホウオウ等、ドラゴン以外にも半減、無効化するポケモンが多く、技の通りが悪い。

一方ホウオウは、同じくほのおタイプを持つポケモンだが、せいなるほのおにより独特な性能を持つ他、通りの良い飛行技ブレイブバードを持ち合わせ、高い特殊耐久で禁止級に多い特殊アタッカーを受ける事が出来るので不遇ではない。むしろ優遇されている程である。ゲンシグラードンもほのおタイプを持つが、こちらはおおひでりによって技の威力を高める事が出来るので半減でもごり押してしまうケースが多く、さらに天気の効果で水タイプの技を無効かしてしまうという強烈な個性があり、元からのじめんタイプとしての性能も相まって非常に優秀。レシラムはこの二匹の存在もあり立場が食われている面もある。

耐性面でも分が悪く、先述したフェアリー等倍はドラゴンタイプとしてはメリットだが、ほのおタイプから見れば完全にマイナスであり、特殊耐久の高いフェアリーポケモンには決して有利というわけではない(無論不利という訳でもない)。これだけならまだいいが、問題はそのフェアリータイプが大抵ゼルネアスである事だろう。特殊耐久に優れる他、特に問題となるジオコントロールを持つ為突破が困難。むしろこちらがムーンフォースで突破されてしまう。さらにゼルネアスはレシラムよりも速いので絶好の起点である。ホウオウとグラードンは半減かつ物理主体なのでメインのムーンフォースを半減して返り討ちに出来るだけにかなり痛い。

最後に、禁止級環境におけるレシラム特有の明確な役割対象が少ない事である。先述した通り、ほのおタイプの優秀なポケモンには既にホウオウ、ゲンシグラードンがいる為あちらの方が上手であり、ドラゴンタイプとして見ても他の伝説のポケモンで間に合う事が多い為優先的に採用される事は無い。つまり非常に中途半端なポケモンである。ポテンシャルは十分にあるが、強烈な個性が無く、環境、能力、タイプが全て噛み合わない。

それでも、一般ポケモンから見れば強いポケモンなのには間違い無く、対一般ポケモンには圧倒的な力を誇る。あくまで禁止級環境では弱いということである。

技構成は、あおいほのおクロスフレイムのどちらかをほのお技のメインとして据えて置き、ドラゴン技のりゅうせいぐんりゅうのはどうのどちらかを選択するといい。りゅうせいぐんとりゅうのはどうは両立可。ちなみにオーバーヒートはあおいほのおと威力が同等の為選択肢に入らない。だいもんじもあおいほのおの完全劣化なので選択肢に入らない。かえんほうしゃは威力不足だが、PP的にはありえる。ダブルバトルではねっぷうもあり。二体攻撃の一致ほのお技を扱えるポケモンは他にゲンシグラードンがいるが、あちらと違いデメリット無く、しかも味方を巻き込まない技なので、ダブルのレシラムにとっては半必須級。 サブウェポンは保管に優れるだいちのちからが最有力候補。特性によりふゆうを貫通する為相性が良い。バンギラスディアルガをより意識するならきあいだまも候補だが優先度は低い。ニトロチャージですばやさを高めるのも面白いだろう。物理技だが、ホウオウ対策のいわなだれストーンエッジがんせきふうじも候補。げんしのちからはあちらの特殊耐久が高すぎて威力不足。

補助技はおにびおいかぜねごとと優秀な物が揃うが技スペースは厳しい。おにびとはねやすめを組み合わせた物理耐久型も一考だがホウオウの壁が立ちはだかる。

持ち物候補は、より一層火力を追い求める為こだわりメガネを持たせるか、広い範囲を打ち分ける為いのちのたまにするか、微妙なすばやさを補えるこだわりスカーフが基本的な候補。とつげきチョッキで特殊を受けたり、しろいハーブでりゅうせいぐんを連発するということも可能。