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ランドロス/対戦

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このページは、ランドロスの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

ランドロスの歴史

第五世代

BW期はバンギラスすなおこしでけしんランドロスのすなのちからを発動して強化する「バンギランド」が主流であった。しかしBW2でれいじゅうフォルムが登場すると、ダブルバトルのいかく要員としてトップメタの活躍を果たすようになり、ダブルバトルにおけるガブリアスボーマンダの立場を奪った。当時はフェアリータイプが未登場であったため、大抵の相手に等倍以上を取れるげきりんも採用された。

インターネット大会『ニコニコ超選手権 2013』(ダブルバトル)では使用率5位を記録。持ち物の3位にヤチェのみ(15.3%)がランクインしている。

第六世代

天候が永続でなくなったことから化身ランドロスは一気に立場を落とし、この世代以降はもっぱらランドロスと言えば霊獣という暗黙の了解が出来上がった。

霊獣ランドロスは世代単体で入手できなかったことからORAS発売前のXYリーグでは使用率が伸び悩んだが、ORASで世代単体入手が可能になってランドロスが普及。同リーグシングルバトルではシーズン9からシーズン12まで使用率1桁台をキープし、最高位はシーズン10の5位。ただ、シーズン14以降は10位台後半から20代前半に落ち込むようになった。PGLレーティングバトル統計データからは、じしんとんぼがえりがんせきふうじはたきおとす/ステルスロック、という技構成がシングルバトルでは一般的であったことがうかがえる。性格はいじっぱり、ようき、わんぱくが、持ち物はこだわりスカーフゴツゴツメットとつげきチョッキきあいのタスキがメインであった。

ダブルバトルではかちきミロカロスの登場などわずかな逆風はあったものの、メガガルーラメガリザードンYに強いことから前世代に続いてトップクラスの使用率を誇った。WCS2015(全国ダブル)マスターカテゴリではベスト8進出者全員が使用、ジュニアカテゴリ、シニアカテゴリでも決勝戦に進出した各2人が全員使用と、驚異的な使用率を誇った[1]

第七世代

サイクル戦全盛期になり、USUM発売までのSMリーグシングルバトルではシーズン2を除いて使用率ベスト10以内に入り、同リーグシーズン7まででの最高位はシーズン5の3位。USUMリーグでは、USUMで追加されたアーゴヨンとそれに有利なメタグロスに有利であること、BW2以降恒例の完全版での準伝説再録による一般普及から採用率がさらに伸び、シングルバトル使用率2,3位はランドロスの定位置となった。サイクル戦全盛の環境にあって基礎スペックの高いいかく持ちであるランドロスは、超火力の特殊アタッカーが多いカプと共に、第六世代の物理一辺倒の環境とはまるで別の環境を作り上げた。あまりにれいじゅうランドロスが増えたためいじっぱり準速型を抜けるようにギャラドスがようき最速型を主流とするようになったという形でも影響が出ている。

USUMリーグシングルバトルでは、ステルスロックの方がはたきおとすよりも多く採用されるようになった。あまりにれいじゅうランドロスの割合が増加したため露骨に役割破壊されてこおり4倍弱点を突かれて出落ちになる危険性が高まった。そのため、シーズン10以降はきあいのタスキ型が2番手として定着。ガブリアスの採用率が若干低迷してきあいのタスキ枠が空きつつあるUSUMリーグだからこそ、れいじゅうランドロスにきあいのタスキを持たせることができるのである。代わりに、接触技が環境に減ったため、ORASリーグで20%強の採用率であったゴツゴツメットは10%弱に収まっている。サイクル戦全盛の環境を受け後攻とんぼがえりができる上にめざめるパワーこおり)の火力を下げない素早さ下降補正の性格に注目が上がり、ORASリーグで1%にも満たなかったのんき型がシーズン10からシーズン12の間3%から4%程度見られるようになった。シーズン14からシーズン15にかけては10.0%以上がのんき型であった。ジメンZによる高火力を通したいためORASリーグで候補外であったうちおとすを搭載するケースがぽつぽつと見られるようになった。

USUMリーグダブルバトルではいかくガオガエンの登場で使用率一位の座からは転落してしまった。とはいえガオガエン自体には相性が良いことや、ガオガエンとランドロスを両方採用していかく二枚でサイクルする戦術も強力であることから高い使用率を誇った。この世代ではじしんに巻き込みづらいポケモンが増えたことやカプ・ブルルグラスメイカーで攻撃を軽減されることを嫌ってか、ジメンZ型やだいちのちからをメインにした特殊型も見られるようになった。だいちのちから、めざめるパワー(こおり)、ヘドロばくだん、とんぼがえりが特殊型の主流技構成となる。WCS2018シニアカテゴリ優勝者はヘドロばくだん搭載型をエントリーしていた[2]。マスターカテゴリではベスト8進出者中6人が使用しており[3]、前世代のWCS2015と劣らない活躍を見せた。

第八世代

ダイジェットダイアースを獲得。素早さと特殊耐久を底上げしながら一致高火力を叩きこむことができるようになり、ダイマックスアタッカーとして開花。一方、めざめるパワーはたきおとすうちおとすどくどくなどの数々の技を失っている。特にはたきおとすを失ったことでサポーターとしての性能が低下した。第六世代以来となる対面環境が到来したのも変更点。

シングルバトルでは最速ないし準速で攻撃に努力値を252振りしたアタッカー型は元より、性格をわんぱくにしてダイアースと合わせて両受けできるようにした型も使われるようになった。つるぎのまいを積んでからダイジェット(そらをとぶ)をひたすら連打する型も浸透した。主流はいじっぱりオボンのみ型であり、エース運用するならじしんそらをとぶがんせきふうじつるぎのまいであり、起点作り型として運用するならつるぎのまいの枠をステルスロックに替えて、その他攻撃技の枠をとんぼがえりに替えるのがメジャー。

あまりにれいじゅうランドロスが増えたため、バンギラスすらもすなおこしによる恩恵をあられ展開によってスポイルしてまでダイアイスでれいじゅうランドロスを処理するなど露骨に対策を打つようになった。起点にした気になってつるぎのまいステルスロックを使うと、このように案外有利対面であってもダイアイスによって不覚を取ることがある。

この世代ではクレセリアとの対面でダイマックスを切ってダイワーム(とんぼがえり)連打で打ち合うことも少なくない。

シーズン12では最終使用率2位を記録している。

シーズン13終盤になると初手にあくび展開要員のカバルドンを露骨に投げられることが多くなり、それに対応してラムのみ型が増加。

シーズン14中盤にはミラーマッチに強いしろいハーブ型が流行。このシーズン最終7位構築には、ランク補正1段階上昇で準速エースバーン抜きまで素早さを抑えたいじっぱりのつるぎのまいエース兼オボンのみクッション型がエントリーされていた[4]

シリーズ8の竜王戦ルールではザシアンに有利なポケモンとして需要がある。このシリーズでは最速か最速付近にすることでダイジェット1積み状態のときに最速ザシアンを抜けるようにした個体が目立つ。また、サイクル型も需要が増し、最終7位[5]、最終6位[6]にサイクルを回して巧みに混乱木の実を発動する型がエントリーされていた。シリーズ7と比べてステルスロック起点作り型も微増している。

シーズン18でも対エースバーン用のクッション、ドヒドイデに対する崩しとして活躍していたが、じしんそらをとぶがんせきふうじつるぎのまいという技構成でステルスロックを採用しない型の最終2桁入賞が目立つようになった[7][8][9][10]

竜王戦ルールで行われたJCS2021予選ではザシアンを仮想敵にした、性格がおくびょうで技構成がだいちのちから、まもる、そらをとぶ、いわなだれという両刀型が最終2位構築にエントリーされていた[11]

ジャパンチャンピオンシップス2021マスターカテゴリ本戦では使用率1位を記録[12]

この世代では久々にちからずく化身ランドロスが使用可能になったが、こちらは非常に競争率の高いアイテムであるいのちのたまを要求する割に素早さがさほど高くなく、またダイマックスとの相性も悪いため人気はいまひとつである。

一般的な育成論

じめんひこう複合タイプの準伝説ポケモン。けしんフォルムとれいじゅうフォルムの2つのフォルムを持ち、種族値や特性が異なるが、いずれの能力も高水準であり、特に攻撃性能と素早さに優れる。

けしんフォルム

れいじゅうフォルムと比べ、特攻と素早さが高く攻撃が低い。特殊アタッカーとしての育成が基本。

特性は隠れ特性のちからずくが優先。通常特性のすなのちからは優先度が低い。

特殊技はタイプ一致ちからずく対象のだいちのちからはほぼ確定。その他のタイプのわざにヘドロウェーブ/ヘドロばくだんきあいだまサイコキネシスくさむすびがある。ちからずく対象になるいわなだれ、唯一のひこう技そらをとぶも物理技の中では候補。

変化技はめいそうステルスロックなどが候補。

れいじゅうフォルム

けしんフォルムと比べ特攻、素早さが低く攻撃が高い。物理アタッカーとしての高い適性に加え、強力なとくせいいかくを持つ。タイプ耐性も合わせサイクル戦に相性が良い。

物理技はタイプ一致のじしん、そらをとぶのほか、サイクル戦に有用なとんぼがえりの優先度が高い。その他にがんせきふうじ/ストーンエッジ/いわなだれ、ばかぢからなどがある。

変化技はつるぎのまい、ステルスロックが候補となるか。

脚注