ランターン/対戦
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ランターンの歴史
第二世代
自力でハイドロポンプを覚え、クリスタルでは教え技として10まんボルトを覚えるため、火力には困らなかった。さらに、あまごいによってみずタイプの技とかみなりが強化されるため、まだ雨パという概念が一般的でない時代であったにもかかわらずあまごいを搭載したランターンが対戦で現れることもあった。エアームドやガラガラを攻め切れるポケモンではあったが、ニンテンドウカップ2000全国大会では種族値の低さが祟ったのかみずポケモンとしてはスターミーやキングドラなどに、でんきポケモンとしてはサンダースやサンダーなどに出番を譲った。
第三世代
雨パの本格的な成立、みずのはどうの獲得などから、ダブルバトルでの需要が増した。特性ちくでんによってでんきタイプには無類の強さを発揮するように。一応ドわすれの獲得によって特殊受けが強くなった。ただ、一見すると雨パはじしんを一致で放つじめんタイプを抑止するようではあるが、最速調整による奇襲型が流行していたラグラージ、カビゴンと素早さのいたちごっこを行っていたガラガラなどがこの世代には存在しており、素早さ調整や仮想敵の見極めを誤ると素早さの種族値で勝るランターンでも抜かれてしまうケースが目立ったため油断ならない面があった。RS期にはでんじはが教え技として未解禁であったため、レベルアップででんじはを覚えるうえに一致技範囲も固有というだけで十分個性が光った。
シングルバトルの目線で見ても、当時としてはメタグロスのコメットパンチを4分の1で受けられる数少ないポケモンとしての差別化点が光った。このような耐性を持つのは他にはレアコイル系統のみであっため、コメットパンチの一貫性を消すにはうってつけであった。RS期のシングルバトルではランターンのあまごい+ハイドロポンプ、かみなりを耐えることが重要視され、対戦において対策を要するポケモンであった。
そんななか、ポケモンリーグ2004仙台大会2位のパーティの手持ちに入るなど公式大会での入賞実績もある。そのパーティはサクラビス・カブトプス・オムスター・サマヨール・クロバット・ランターン、というメンバーであった。このパーティは雨パであるが、当時トリパなど存在しないなかでマイナーポケモンを多く投入したこのパーティは話題になった。
第四世代
たくわえる、こうそくいどうなど、積み技が充実ぶりを見せるようになった。強力な火力増強アイテムの登場、HGSSの発売以降使用率が増加したサンダーやスイクンに刺さるなどの追い風によって、第三世代の頃よりも使用率が増加。トップメタのガブリアスに弱いのは注意が必要であり、シュカのみを持たせないときつい場合も多かった。
努力値に関しては、ひかえめ型の場合素早さ4振りのメタグロスやエアームドを抜けるように36振って実数値を92に調整するケースが多かった。
第五世代
新技としてねっとうが追加。ウォッシュロトムの解禁によって、ランターンを使っていたプレイヤーは次々とより種族値に優れたウォッシュロトムに鞍替えした。この世代では、耐久型としての性能や特性ちくでんの強みで差別化が必要であったが、ほどなくしてカットロトム以外のフォルムチェンジロトムに有利が取れることからメタとして環境で一定数利用されるようになった。
ただ、サンダーなどでんきの多くがめざめるパワー(くさ)を持っていたため、安易に後出しするとで倒されかねなかった。ちなみにこだわりメガネを持たせたひかえめサンダーのめざめるパワー(くさ)70を特防に努力値を全振りしたおだやかランターンに当てると、最低乱数で56.2%のダメージとなり確定2発。ただ、BW終期には特攻と素早さに特化したおくびょうランターンが比較的多く使われていた。
この世代は特殊技主体の環境であったためねっとうの恩恵が比較的薄く、あかいいとの仕様変更前であったことから耐久妥協個体も環境に一定数存在していたため、それらを踏まえてより威力が高く命中も安定しているなみのりを覚えさせるケースが多かった。なみのり、れいとうビーム、10まんボルト、ボルトチェンジ、といったように一致技+れいとうビームが必須クラスであった上に、不利対面に出くわしたらボルトチェンジで逃げるのが鉄則であったため、BWループで調達できるといってもめざめるパワー個体は少なかった。
環境を意識した場合、素早さ調整はニョロトノやエアームドを意識した20振り70族抜きが最低ラインだったともいわれる。
単体では微妙であったが、こだわりハチマキハッサムのとんぼがえりとこだわりメガネランターンのボルトチェンジでそこそこ大きいダメージを与えながら有利対面を作るコンビが一定数使われた。両者の相性補完も悪くはない。ソーナンスのかげふみとアンコールでスイクンのめいそうを牽制し、スイクンがめいそうを控えているところをランターンで突破するコンビも存在した。
第六世代
かいでんぱ、マジカルシャイン、みずびたし、プラズマシャワーを獲得し、こうそくいどうとしろいきりが両立可能になるも、使用率は第五世代と大して変わらなかった。ファイアローのタイプ一致技を両方半減できるというメリットは持っており、この世代から相性補完要員としての性質に拍車がかかったギャラドスとの組み合わせがそこそこ強くはあったが、それはウォッシュロトムでもできることであった。しかし、XYリーグローテーションバトルシーズン15では使用率26位を記録している。PGLのレート戦この世代でのテンプレは技が10まんボルト、ボルトチェンジ、ねっとう、れいとうビーム、道具がとつげきチョッキ、こだわりメガネであり、特性はファイアロー、リザードン、ギャラドス、スイクンを一遍にメタれるでんきタイプに対処できるということでちくでんが圧倒的なシェアを持っていた。
第七世代
この世代のレート戦では技や特性のシェアこそ第六世代とほぼ変わっていないが、サイクル要員としての色が一層強くなったのかシュカのみを持たせた構成がランターンの型としては主流となった。
ポケモンバンク解禁前のSMリーグシーズン1シングルバトルで最終レート2222(1位)を記録したパーティにランターンが入っており、それによって注目された面もあった。ポケモンバンク解禁前のポケモンプールではがね4分の1、ひこう半減の耐性を持ち、尚且つテッカグヤに一致抜群を取れるランターンは貴重であった[1][2]。
USUMリーグ初期にはメガミミロップとテッカグヤとちくでんランターンの相性補完を活かしたサイクルパ「ロップカグヤターン」が成立[3]。実際、USUMリーグシングルバトルではランターンと同時エントリーするポケモンのランキング1位と2位にテッカグヤとミミロップが挙がるようになった。
第八世代
ソード・シールドにはテッカグヤが存在しないが(後に冠の雪原で復活)、代わりに新たな相性補完要員としてアーマーガアを手に入れている。アーマーガアの場合はエアームドやテッカグヤが覚えなかったとんぼがえりを覚えるのが売りで、アーマーガアで物理を、ランターンで特殊を受けながら、アーマーガアのとんぼがえりとゴツゴツメット、ランターンのボルトチェンジでダメージを積む動きが強力。
環境にメジャーなくさがナットレイ程度しかおらず、そのナットレイもくさタイプの攻撃技を切っていることが多い。ガブリアスもダウンロードコンテンツ解禁前の環境では不在。そうしたことから第七世代よりも恵まれている。
Pokémon HOME解禁前は使用率が50位台から60位台を推移していた。
一般的な育成論
高いHPを持つみず・でんきポケモン。特性ちくでんと合わせ優秀なタイプ耐性を持つ。同タイプにウォッシュロトムがいるが、持たせられる役割は異なり差別化の必要はほぼない。一方で、HP以外の種族値は平凡であり、半減で受けれないタイプには弱く、火力も心もとない点には注意が必要。
特性は通常特性のちくでんほぼ一択。トレースには注意が必要。隠れ特性のちょすいはみずタイプに強く出れるものの、もともと半減でこちらはでんきタイプということもあり、あえて採用する理由に欠ける。戦闘用の効果を持たないはっこうは候補外。
攻撃技はタイプ一致に10まんボルト/かみなり/ほうでん、ボルトチェンジ、ハイドロポンプ/なみのり/ねっとうがある。天気があめだとみずタイプの技の威力が上がり、かみなりも必中になることから相性が良い。その他のタイプの技にマジカルシャイン、れいとうビームがある。
変化技はでんじは、みずびたし、あやしいひかり、みがわり、ねむるなどが候補となる。
脚注
- ↑ 【ポケモンSM S1シングル】オニシズクモと策略の部屋【最終レート2222.最終1位】 - あかりの虫籠
- ↑ 歴代「マイナーポケモンで最終1位」を獲った"珍パーティ"を全解説します。 バンビー 2021/04/14 (YouTube、2021年4月14日閲覧)
- ↑ USM s8 最高2110【ロップカグヤターン】 - ペン太といっしょ