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ピカチュウ/対戦

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このページは、ピカチュウの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

ピカチュウの歴史

第一世代

進化前のポケモンなので実戦向きではなかった。それこそ、ピカチュウの特殊ではなみのりを打ってもゴローニャ相手でも耐えられてしまうほどであった。公式の攻略本には「なみのりピカチュウよりだいばくはつピカチュウが欲しい」とまで書かれてしまっていた。

一応ニンテンドウカップ'98ではピカチュウ入りのパーティが関西大会2日目予選ベスト8の実績を残している[1]

非進化の中では十分な強さを持っていたためファンシーカップでは主力級のポケモンとして使われ、1999年のポケモンリーグ特別大会ファンシーカップ決勝トーナメント優勝メンバーの1体に輝いた[2]

第二世代

でんきだまを獲得し、奇襲アタッカーとしての道が開けた。一方、特殊特攻特防に分散したことにより特殊耐久力は少し下がった。この世代ではガラガラが猛威を振るっていたため、高火力アタッカーとしても立場が悪かった。

第三世代

ポケモンリーグ2005でもガラガラが依然として使用されていたように、環境との相性は最悪であった。エメラルドで正式に専用技ボルテッカーが追加された。ダブルバトルではアンコールで起点を作ってボルテッカーの反動ダメージで退場するという使い方は一応できるようにはなった。

第四世代

タマゴ技としてねこだましを獲得。ボルテッカーが物理攻撃になったためかでんきだまもピカチュウのすべての技の威力を2倍にするように仕様変更された。 元々攻撃>特攻だったため、若干の火力上昇と二刀流を可能となった。また、相性補完に優れたくさむすびの習得により、特別な個体やめざめるパワーを使わずとも地面への打点を得た。対戦環境においては、きあいのタスキの登場による先制攻撃技の増加、こだわりスカーフの登場で速度負けするケースがあり、アイテム固定のデメリットが顕著に出るようになった。

第五世代

ボルトチェンジを獲得。もちろん先制する必要はあるが、でんきだまで強化された火力で相手にダメージを刻んで、即座にそれなりの耐久力を有した控えに交代することが可能。ただ、存在意義そのものを左右するでんきだまは配布以外では手に入らないという問題があった。

第六世代

この世代でぼうぎょとくぼうが10ずつ上昇した。先制技1撃で倒されるケースが減ったものの、攻撃に努力値全振りのようきメガガルーラとの対面ではねこだましで低乱数1発となる。

第七世代

メガシンカなしのアローラ図鑑限定戦であるレーティングバトルSMリーグWCSでは、ピカチュウとあめふらしペリッパーを並べてペリッパーがおいかぜを打って、ピカチュウがねこだましを打った後で、後続のホエルオーしおふきで一気に場を制圧するという「ピカホエッパー」構築がシーズン1に確立され、話題になった。この構築は構想段階では最初ピカチュウではなくライチュウを使用していたが、SM期にはひらいしんを持つカントーライチュウはアローラ産のものが入手不可能であり、ひらいしんを持っていてでんきだまとの相性が良いうえにでんきだまを警戒した相手のプレイングによって倒されて退場するのに都合が良いことからピカチュウが採用されるに至った。ピカチュウ自らがペリッパーのあめふらしを活かして必中かみなりを放つアグレッシブな型も存在し、そこにみずを重用するこの構築が呼ぶカプ・コケコエレキメイカーを逆利用する友情コンボまであった。さすがにピカチュウもホエルオーも使用率ベスト30には入っていないが、登場から20年半の時を経てピカチュウは環境入りを果たした。ただ、ねこだましを撃つ方向を見極めきれないと、初手ピカチュウのねこだまし+ペリッパーのおいかぜが積み技の起点にされてしまい、中でもめいそうは肝心のホエルオーのしおふきの通りを悪くしてしまうため、対策自体は困難ではなかった。

JCS2017予選では、アローラライチュウとペリッパーで起点を作ってから後続のピカチュウと並べたライチュウのほうでんで攻撃するルート、ピカチュウとペリッパーで起点を作ってからカプ・レヒレこだわりメガネ+だくりゅうで制圧するルート、カプ・レヒレのミストメイカーで起点を作ってから相手のカプ・テテフシャドーボールでメタグロスのじゃくてんほけんを発動し、バレットパンチで相手のカプ・テテフを沈めるというルートなど豊富な勝ち筋を持ち、カプ・テテフのサイコメイカーでメタグロスのしねんのずつきの火力も挙げることができるという「チュウチュウカプカプ」構築が確認された。

シングルバトルに関してはライバロリの公式寄稿記事としてかみなりこうそくいどうくさむすびめざめるパワーこおり)という抜きエース型が紹介された。でんきタイプのアタッカーを起点にしてこうそくいどうを1回積むのがこの型の運用における要[3]

GSダブルではいかに退場しやすい起点型と言えど、流石に素早さが足りないため基本的に候補外。ゼルネアスに対して上を取れないのが痛い。ただ、カプ・コケコと同時選出してエレキメイカーでサポートしつつカイオーガあめふらしにただ乗りするならギリギリ使えないこともない。例として、でんきだまを持たせたおくびょうピカチュウのエレキメイカー込みのかみなりは、特防に努力値を252振ってHPに4振ったひかえめゲンシカイオーガに最低乱数で102.2%のダメージ。

道具、特性なしの仕様であるうえに事実上「6650シングル」で行われるピカブイのノーマルルール環境では、素早さの種族値120からめいそうを打てるという唯一無二の個性を活かして相棒ピカチュウが一定の活躍を収めている。ノーマルルールは覚醒値を反映しない仕様となっているため、いかに相棒ピカチュウと言えども耐えきれない場面はそこまで多くはない。技範囲も広く、ふわふわフォールメガフシギバナへの有効打となるほか、ざぶざぶサーフサイドンへの打点になる。

第八世代

特別な技限定のなみのりレコード技化した。また、物理型においては威力に優れるサブウェポンのおんがえしを喪失したものの、電気との等倍範囲補完に優れるじゃれつくを得た。

ピカチュウZを喪失。代わりにキョダイマックスを得るが、特別な個体や期間限定レイド産以外で解禁されたのは『鎧の孤島』から。

一般的な育成論

技の威力を2倍にするピカチュウ専用アイテムでんきだまを持たせると強力なアタッカーとなる。攻撃力だけみればいのちのたまを持ったライチュウをも凌駕する。隠れ特性ひらいしんをうまく発動すれば、一撃がとてつもない威力となり、耐久型のポケモンですらごり押しで負かしかねないほどの火力となる。また、キョダイマックスわざキョダイバンライもライチュウとの差別化になる。

物理技は、ボルテッカーのほか、かわらわりじゃれつくねこだましフェイントなど。特殊技は、10まんボルト/かみなりボルトチェンジくさむすびなみのりなど。補助技はでんじはのほか、アンコールみがわりなど。

きあいのタスキこだわりスカーフを持たせられない関係上、味方のサポートやひらいしんを活用して攻撃機会を確保する必要がある。耐久力は非常に低く、自分より素早さの高い相手にはほとんどの場合一撃で倒されてしまう。

脚注

  1. ポケモンリーグ予選結果速報! ポケモンバトルツアー'98夏 予選大会結果レポート(任天堂、2019年1月31日閲覧)
  2. 超激闘!! 3・28『ポケモンリーグファンシーカップ』熊本大会 緊急速報!! 任天堂オンラインマガジン1999年4月号 No.8(2022年10月26日時点のInternet Archive)
  3. 【寄稿記事】ライバロリバトル講座 第16回「ピカチュウ&イーブイ、カントー地方のポケモンでバトル!」 ポケモンだいすきクラブ 2018.11.08(2018年11月8日閲覧)