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デリバード/対戦

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このページは、デリバードの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

デリバードの歴史

第二世代

低種族値、主力技不在、タイプ不遇から全ポケモン中でも底辺を争う実力の持ち主であった。

共に理想個体・育成済みという前提の場合、レベル50サンダース10まんボルトでレベル55デリバードが確定1発。いわなだれならレベル55ニドクインでレベル55個体を確定1発。

第三世代

特性やるきはりきりを獲得。しかし主力技はつばめがえし程度であり、とてもはりきりを活かせる状況とは言い難かった。それどころか、努力値の仕様変更によって耐久が実質的に低下し、もはやどこから切り崩されてもおかしくないポケモンとなった。

エメラルドカウンターを獲得。

第四世代

きあいのタスキが登場。これにより、きあいのタスキ+カウンターが可能になり、最低限の実用性を手に入れた。ただ、これは他のポケモンでもできる上に、デリバードでやるとバレバレなので、強化とは一概に言い切れなかった。

技面では念願のこおり物理技れいとうパンチタマゴ技に追加されており、HGSSではねこだましを獲得している。

第五世代

追加された隠れ特性はふみん。実質隠れ特性なしの仕打ちを受けた。

第六世代

みちづれを獲得。また、それまで命中率70のカラ技であったダストシュートは80に命中率を上方修正されている。

レーティングバトルORASリーグにおいて第五世代以前出身のポケモンが使用できない、いわゆる「互換切り」が発生。これにより、カウンターを実質的に没収された。

第七世代

レベルアップ技として念願のひこう通常ウエポンであるドリルくちばしを習得。新たに加わったZワザはりきりと好相性。だがこの世代の環境はマンムー以外のこおりが全滅という不毛の時代であり、デリバードの立場が良くなることはなかった。

第八世代

はりきりとシナジーのあるダイマックスが登場。だが実際はダイスチルが環境でよく使われている他、こおり枠ならガラルヒヒダルマで十分という状況であるため、依然として立場は厳しい。ダイマックスしてもそこそこの火力で突破されてしまうので、ダイマックスによる耐久の底上げは強化とは言えない。

因みに共にダイマックス状態という条件なら、いのちのたまを持たせたようきドラパルトのダイスチルはがねのつばさ)はHP努力値を252振って防御に4振ったようきデリバードに最低乱数で100.9%のダメージ。

技面ではつららばりブレイブバードドリルライナーおきみやげと大幅強化を受けている。特におきみやげの獲得により、おきみやげオーロラベールを唯一両立できるポケモンという差別化点が生まれた。もっとも、おきみやげとオーロラベールを1回のバトルで両方使う余裕がデリバードにあるかどうかは別の話だが。

一般的な育成論

防御特防のステータスについてメタモンアンノーンの数値をいずれも下回るという低耐久で、合計種族値を見ても低い。また技も豊富とは言えない。レベルアップではプレゼント、ドリルくちばし以外は覚えないので技マシンやタマゴ技、教え技に頼ることになるだろう。持ち物もきあいのタスキ以外はあまりおすすめできない。

同じタイプであるフリーザーがライバルになるが、こちらは特性はりきりを活かした物理アタッカーにできる。ドリルくちばしつばめがえしれいとうパンチゆきなだれこおりのつぶてきあいパンチカウンターなどでダメージを与えたい。

カウンターは極端に低い耐久とマッチする。ただ、HP防御個体値を0にして防御に下降補正を掛けた最低物理耐久型の場合、テクニシャン型のようきキノガッサタネマシンガン3回ヒットで確定1発となり、連続攻撃技が怖いといえる。

第六世代ではみちづれが習得可能になったため、少しは実用的になったか。こだわりスカーフを持たせてひたすらみちづれを放つ型もあるが、デリバード=みちづれがあまりにも有名なので、上級者が相手の場合は最後の1体がフルアタック型であり止む無く攻撃せざるを得ない状況でもない限り引っ掛からないのが実情。みちづれ型の場合同タイプのユキメノコの壁が厚いため、ユキメノコの覚えないフリーズドライで差別化しよう。

隠れ特性ふみんだが、通常特性の片方のやるきと同じ効果であり、(一応なやみのタネが効くか効かないかの違いはあるが)実質隠れ特性が存在しない。ちなみにふみんの場合、なやみのタネが効かないために相手のじだんだの威力を上げてしまう。このことから(デリバードにじめんは無効ではあるが)特性を比較した場合だとふみんはやるきの下位互換と言える。

同複合タイプのフリーザーと比べるとフリーザーに勝る種族値が何一つ無く、特殊アタッカーだと劣化になってしまいがち。フリーザーが覚えないこうそくスピンねこだまし、みちづれで差別化することはほぼ必須。カプに対するダストシュートメガガルーラに対するきあいパンチなど、奇襲性を高める方向に技構成を寄せる必要がある。

ダブルバトルで言えばねこだましを覚えるポケモンの中で唯一地面にいないという個性がある。