サンドパン/対戦
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このページは、サンドパンの対戦での扱い、及び育成論を記述するところである。
サンドパンの歴史
第一世代
この世代ではガラガラの上位互換。当時は素早さの関係で主にダグトリオが使われていたが、99カップではサイドンやニドキングと競合するじめんタイプのアタッカーとして活躍。決勝大会進出者12人中2人が使用[1]。サイドンほど多彩な技は覚えず、 レベルアップでじめんタイプの技を覚えないため、実戦で使うには技マシンが必須だったが、当時強力なきりさくをわずかレベル17で覚えられた(進化前のサンドが覚えた)。何よりつるぎのまいを覚えるというのが大きく、火力を強化できるというのは当時他のじめんタイプには真似できない強みだった。ただし、つるぎのまいを積む隙は現実には作りづらかった。99カップ決勝大会においてはヤドラン対策のじわれを覚えた個体もエントリーされていた。
第二世代
特攻が10低下したが、物理一択のサンドパンにはほぼ無問題だった。しかし、急所率や急所技の仕様変更によりきりさくが弱体化した上に、でんきポケモンがめざめるパワー(こおり)を手に入れ、有利な相手が減少。また、じめん単タイプとしてドンファン、複合タイプにもヌオーやハガネールらが登場。かつ、ガラガラがふといホネを得たため、素の攻撃のアドバンテージが無くなってしまった。クリスタル・ポケスタ金銀発売後はタマゴ技が広く知られたため、つるぎのまいが使えるメリットが大きく減ったことに加え、物理受けであるエアームドに対してだいもんじなどの役割破壊技を使えないことから優位性は著しく減少してしまった。一応、まるくなる+ころがるのコンボも得たが、そちらの面でもミルクのみを覚えるミルタンクが優秀だったため、低い特殊耐久のサンドパンでやる必要性は殆どなかった。
第三世代
この世代で獲得した特性すながくれは当時はまだ実用的ではなく、新規のじめんタイプとしてフライゴンが登場したことによって肩身が狭くなった。追加技はブレイククローときあいパンチ程度。ライバルとなるダグトリオはFRLGで特性ありじごくを得てロック性能が上昇し、 ガラガラもダブルバトルで有効な特性ひらいしんを得た。
第四世代
ストーンエッジ、くさ対策にどくづきやシザークロスなどは入手したが、前作のフライゴンのほぼ上位互換となるガブリアスの登場により冬の時代となる。
第五世代
隠れ特性としてすなかきを獲得し、そこにいわなだれなどを覚えさせてひるみを狙うことも可能になった。しかし、それなら同じ特性を持つポケモンにムーランドやドリュウズがおり、彼らよりも素早さが低いこともあってアタッカーとしてもサポーターとしても出遅れた。
第六世代
状況は前世代と変わっていない。ただ、ドリュウズが覚えないはたきおとすが実用レベルまで強化され、その点では差別化可能になった。
PGLレーティングバトル統計データを見るに、この世代でははたきおとす、がんせきふうじ、ステルスロックなどで起点を作ったり、つるぎのまいでメインウエポンのじしんの火力を底上げしたり、という運用法であったことがうかがえる。特性は出落ちを防ぐためのすなかきが好まれ、持ち物は起点役としての役割を遂行するためのとつげきチョッキやオボンのみ、ゴツゴツメットが需要を伸ばした。ただ、とつげきチョッキを持たせると、ステルスロック、つるぎのまいは使えないことに注意が必要であった。性格はいじっぱりが最も数を増やし、次いでわんぱくが数を伸ばした。
第七世代
USUMではつめとぎがタマゴ技化。これにより、過去作禁止のフォーマットで行われるレーティングバトルやインターネット大会でももつめとぎ個体が利用できるようになった。
アローラのすがたは、隠れ特性のゆきかきにより霰下ならばこだわりスカーフを持ったガブリアスをも抜ける。ただし火力と攻撃範囲には優れないため、うまくつるぎのまいなどで補強する必要がある。
大会での実績はアローラ図鑑限定戦であるポケモンジャパンチャンピオンシップス2017予選シニアカテゴリで使用率30位を記録。シャンデラとの相性補完のよさに注目するプレイヤーも見られる。
第八世代
ダウンロードコンテンツ『鎧の孤島』で解禁。
もとのすがた、アローラのすがた共通してミサイルばり、こうそくいどうを獲得。一方、こおりのいぶき、オーロラベール、いかりのまえば、はたきおとすを没収された。もとのすがたはきゅうけつを獲得した一方、ガブリアスとの実質的な差別化点であるはたきおとすを失ったのは痛い。
アローラのすがたは酷い耐性を防御のアップにより補うことができるダイスチルを獲得。ヨロイじまの教え技としてはトリプルアクセルを獲得しており、こちらはつめとぎと好相性。一方でアクアテールを没収された。
一般的な育成論
こうげきとぼうぎょが高めであり、それ以外は軒並み平均以下。以降はじめんタイプのみのもとのすがたと、こおり・はがねタイプのアローラのすがたで分ける。
もとのすがた
攻撃技としてはじしんをメインにストーンエッジ/いわなだれ・シザークロス・どくづき・シャドークロー・きゅうけつ・アイアンテール・かわらわりが候補に上がる。サポート型ではこうそくスピン・カウンターなども候補となる。
単じめんタイプの中ではカバルドン・バンバドロ・サダイジャと比べ種族値が劣り、すなかき持ちではドリュウズに攻撃性能でも耐久面でも見劣りしてしまう。採用するとすれば物理耐久を求めつつつるぎのまいを覚えさせ、ドリュウズの弱点となるかくとうやじめんアタッカーの前で積むことで活路を見出したい。
こうそくスピンやがんせきふうじなどでサポートしつつ、ステルスロックを撒くサポート型も考慮されるが、やはりダグトリオやルガルガンなどの高速でわざも豊富な他のポケモンに見劣りしがちか。
特性は基本的に隠れ特性のすなかきの一択。通常特性のすながくれはわざが必中となるダイマックスと相性が悪い。
アローラのすがた
リージョンフォームではタイプが変わり、こおり・はがねタイプとなる。メジャーな攻撃タイプであるほのおとかくとうが4倍弱点になるのは痛く、すばやさの低さから先制されて倒されがち。それらに対しては素直に交代したほうが無難だろう。2つの4倍弱点に気を取られがちだが、他の弱点はじめんのみと、数でいえば弱点は意外と少ない。アタッカーにとってはこの耐性を活かして積む機会を確保するのが重要となる。ステータス面ではとくこうが下がる代わりに、ぼうぎょととくぼうが上がる。特攻はほぼ使用しないステータスなので、数値上では純粋に強化されたといえる。
特性は隠れ特性ゆきかきが採用され、あられ状態での素早さアップを活かしたアタッカー型が主流。ただし、ゆきふらしを持つポケモンはすべてこおりタイプであり必然的にパーティー単位で弱点タイプが被りがちになるため、何らかの対策はしておきたい。ゆきがくれはすながくれ同様にダイマックス環境と相性が悪い。
メインはトリプルアクセル/つららおとし/つららばり、アイアンヘッド/アイアンテール/アイアンローラーが候補。サブはじしん/ドリルライナー、いわなだれ、かわらわりが候補。もとのすがたとこうげきのステータスは変わっておらず、火力は不足気味なので、いのちのたまなどの火力補強アイテムを持たせたりつるぎのまいを上手く積ませたりする必要がある。
また、あられ、ステルスロックなどの優秀な補助技も覚えるためこれらを利用したサポート型も考えられる。
- ↑ 【ポケスタ2初代対戦】ニンテンドウカップ99の魅力を語る動画!! つうしんケーブルクラブ 2021/10/09 (2021年10月11日閲覧)