ゴルダック/対戦
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このページは、ゴルダックの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
ゴルダックの歴史
第一世代
種族値的には器用貧乏で技にも乏しかったため、大会ではスターミー、ラプラス、99カップではヤドランといったメジャークラスに押され、使用率は低かった。
第二世代
特攻が80から95に上昇し、サイコキネシスをタマゴわざとして習得するようになった(なぜかわざマシンでは覚えられない点に注意)。タマゴわざとしてはさいみんじゅつもまた獲得したが、この世代ではねむるとねごとのコンボが最盛期であり、ねむりの持続ターンが短かったためほとんどのケースで腐った。クリスタルの発売により、クロスチョップを習得できるようになり、 いやなおとなどと組み合わせてカビゴンも突破可能になったが、それでもみずタイプではキングドラやスイクンなどが暴れていたため、環境とは相変わらず縁がなかった。
第三世代
ノーてんきとしめりけという2つの特性を獲得。前者はゴルダックのアイデンティティとなり、 後者はだいばくはつに対するメタとなった。XD技にあまえるがあり、メタグロスやレジロック以外の物理アタッカーを弱体化させることも可能だが、さいみんじゅつ、クロスチョップと両立できない。カビゴンにはかくとう技がないと対策としては微妙なところである。
第四世代
ポケモンスタジアム2の限定技であったドわすれの自力習得、わざマシンによるサイコキネシスの習得、タマゴわざによるあくびやあやしいひかりの習得など、地味ではあるが強化を受けた。
第五世代
隠れ特性の解禁によって通常のポケモンにも天候変化特性や天候を参照する特性持ちが増えたため、天候パに対するメタとしての重要性が増した。ゴルダック自身も隠れ特性としてすいすいを手に入れたため、雨パに組み込むことも可能。しかし隠れ特性としてノーてんきが他の多くのポケモンに与えられたため、ある意味ではノーてんき使いとしてのアイデンティティは崩壊した。
第六世代
環境にはウォッシュロトムが最もメジャーなみずポケモンとして君臨し、そのウォッシュロトムはでんき技が豊富なのでまともにやり合うのは危険であった。PGL統計によると、ねっとうやれいとうビームといった攻撃技とみずびたしやアンコールのような補助技が技構築としては主流であったことがうかがえる。オメガルビー・アルファサファイアではゲンシグラードンのおわりのだいちによるひざしがとてもつよい状態をノーてんきで無視してみずタイプ技をタイプ一致で撃てるという個性が与えられ、大幅に強化された。
第七世代
ミズZを獲得したことによってハイドロポンプによる高火力が1度だけだが実現可能になり、PGL統計を見ても分かる通りZワザによる強襲がレート戦でも主流となった。
WCS2017(アローラダブル)で他に優秀なすいすい持ちがいなかったという事情もあって人気が出るようになった。JCS2017ライブ大会のマスターカテゴリでは優勝メンバーの1体となった実績を残しており、決勝戦での活躍からか翌年のライブ大会で会場限定配布が行われている。
USUMリーグダブルバトルではねっとう、れいとうビーム、まもる、ハイドロポンプ/クリアスモッグが主流技構成となっている。性格に関しては微妙な素早さを逆手に取り、素で上からでもトリックルームで下からでも動けるように活かしたひかえめ型がやや優勢。特性はノーてんきの方が多数派だがすいすいも使われている。ノーてんきのゴルダックがパーティに入っているからといって無天候パーティにするというケースはそれほど多くなく、むしろノーてんきが優勢なシーズンですら天候特性持ちが同時エントリー1位になることもそれなりにある。持ち物はミズZが主流で、次いでこだわりスカーフ、イアのみなどの混乱木の実が好まれた。
他にもダブルバトルではジャラランガのブレイジングソウルビートを自身のみずびたしによるサポートでフェアリーに無理やり通したり、シンプルビームでそのブレイジングソウルビートのランク補正上昇幅を広げたりする構築が成立。ゴルダックはみずびたし、シンプルビーム、じこあんじをすべて覚えられる唯一の系統として差別化点を見い出されるようになった。ただ、ゴルダックの耐久性能でじこあんじを積む余裕までは無いのが実情。
第八世代
『鎧の孤島』の配信にて追加された。
ノーてんきは一見ダイマックスわざによる天候変化に対策を打てるため優秀そうだが、ダイストリームの恩恵を自身が受けられなくなるデメリットの方が大きい。
よって、使うならすいすい型がベターだが、ゴルダックではなく複合タイプ持ちで一致範囲がより広いポケモンを利用した方が合理的。ただ、キングドラが覚えないドヒドイデ対策のエスパーウエポンなど差別化点は存在する。
一般的な育成論
種族値はよく言えばバランスがとれているものの、これといった強みがない。とくせいノーてんきと隠れとくせいすいすいはいずれも天気に関するものとなっており、雨パでの特殊アタッカーや天候パへのメタとなることができる。単みずタイプではあるが、こおり・かくとう・エスパータイプの技を覚え攻撃範囲は広い。みずタイプへの有効打がない点は注意が必要。
特殊技はなみのり/ハイドロポンプ/ねっとう、サイコキネシス/サイコショック、れいとうビーム/ふぶき、きあいだまなど。物理技だが先制攻撃技のアクアジェットも候補。こごえるかぜ、クリアスモッグといったサポート要素の強い攻撃技も覚える。
補助技はさいみんじゅつ、めいそう、つめとぎ、いやなおと、かなしばり、ドわすれ、あくび、ひかりのかべ、アンコールと豊富。種族値が微妙ゆえ、アタッカーとする場合でも補助技を採用して差別化を図りたい。ダブルバトルではみずびたし、シンプルビーム、じこあんじなども候補。
すいすい特殊アタッカーとしては特攻・素早さの種族値がいずれも同じであるキングドラが競合。前述の技のうちかくとう、エスパータイプの攻撃技を覚えさせるなど、上手く差別化させるとよい。すいすい発動時に全てのみずポケモン中、未進化のニョロモ・ニョロゾに次いで最速でさいみんじゅつ/あくびが打てるのも差別化になる。