擬態
擬態 (ぎたい) は、ポケモンが、自身の姿をそれ自身以外の物体に同化させている状態。
概要
基本的に、自身に似た物体に同化している。さらに、グラフィックが複雑でない (描画が簡単な) ポケモンに多く見られる。一般にゲーム内ではこの「擬態」という語句や、その説明、及び「擬態」するポケモンについて明言されない (示唆されることはある)。このため、この項目の「擬態」という名称も正式名ではないが、便宜上このように記述する。
現実の擬態との差異
現実では、動物 (多くは昆虫) に見られる現象で、大きく以下の2種類に分けられるが、いずれも身を守る目的で行われる。
- 周囲の環境に同化して、天敵から発見されにくくする (隠蔽的擬態)
- 他の生物と似た姿に成り、その生物の危険性を利用して、天敵の接触を阻む (標識的擬態)
だがポケモンの世界では、昆虫系とは程遠い種族が擬態する。さらに目的は全く不明であり、プレイヤーの進行を妨害する例が多い。
擬態の例
- ビリリダマやマルマインが、アイテムボールに化けていることがある。擬態ではこれが最も多いケースで、擬態の代表格である。主に無人の場所や電気が絡む場所で見られる。
- ウソッキーが木に化け、進路を塞いでいる。第二世代とハートゴールド・ソウルシルバーではゼニガメじょうろ、エメラルドではホエルコじょうろを入手するまではどうすることもできず、基本的にこれを避けるバイパス (迂回路) は無い。これに関しては、擬態を示唆することを話す人が何人か居る。
- タマゲタケやモロバレルがアイテムボールに化けている。1.と似た擬態例。
- マッギョ(ガラルのすがた)が口だけ地上に突き出しアイテムボールに化けている。
擬態が見られる場所
- むじんはつでんしょ (前述の1.)
- ニューキンセツ (前述の1.)
- マグマだんアジト (ルビー) (前述の1.)
- アクアだんアジト (前述の1.)
- ロケットだんのしろ (前述の1.)
- 36ばんどうろ (前述の2.)
- バトルフロンティア (第三世代) (前述の2.)
- 6ばんどうろ (イッシュ地方) (前述の3.)
- 7ばんどうろ (イッシュ地方)B2W2 (前述の3.)
- 10ばんどうろ (イッシュ地方) (前述の3.)
- カラクサタウン (前述の3.ただし戦闘にはならず鳴き声も鳴らない)
- まどろみのもり (前述の4.)
- だいにこうざん (前述の4.)
対処
前述の1.に関しては、アイテムボールとポケモンを見極めることは完全に不可能で、調べるまで分からない。擬態が見られる場所では、アイテムボールにも注意を払う必要がある。戦闘をどうしても避けたければ、戦闘に入ってすぐ逃げればよいが、マルマインはすばやさが高いためこの点にも注意が必要。全てのアイテムボールを無視する手もあるが、重要アイテムが紛れ込んでいる可能性も捨て切れないため、あまり勧められない。また、これを逆手にとり、経験値稼ぎや捕獲を行うこともできる。
2.に関しては前述のとおり特定の道具が必要であり、これをウソッキーに対して使用すると戦闘になる。勿論逃げてもよいし、倒してもよいが、ポケモンずかん完成を目指すならば捕獲することをお勧めする。迂回路が無いので確実に関わることになる。
4.のマッギョの口は本物のアイテムボールと比べて小さく、見かけだけでも判別することができる。周囲の地面を踏むと姿を現すが、走って通過すればエンカウントせずにスルーできる。