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バンギラス/対戦

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このページは、バンギラスの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

バンギラスの歴史

第二世代

第二世代で弱くなったギャラドスに代わり、カイリューの4倍弱点仲間兼ライバルの二代目600族として登場。素早さは遅いが攻撃はカイリューと並びトップ、他も高めで極めて高水準。だがタイプの構成がネックで、耐性も多いが弱点も6つと多く、その内この世代で強化されたかくとうタイプは4倍、みずじめんもメジャーと弱点を突かれやすかった。ただ腐っても耐久は硬く、当時の仕様では全ステータスの努力値を極振りでき、不一致ならカイリュー及び自身のばくれつパンチでも1発は耐えられた。

いわなだれじしん、ばくれつパンチと高い攻撃を活かしやすい高威力の技を覚えたが、肝心の一致技いわなだれ程度しかなく、この世代では仕様上あくタイプの物理技は存在しなかったため、カイリューよりはまともだがやはり種族値を持て余しがちで、決定力はヘラクロスカビゴンにも劣った(とくこうも低いわけでは無く、むしろ高い方なので、活かせない訳では無いが)。一方で特殊技は種類が多く、クリスタル以降はれいとうビーム10まんボルトも獲得した。自身の種族値と相性の良いのろいを覚えるうえほえるで積み合いにも強く、すなあらしで昆布も使えた。弱点は多いが技が豊富なおかげで様々なタイプにある程度対抗でき、いやなおとカビゴン相手にゴリ押しも可能だった。じばくだいばくはつを半減できるのも当時の高評価の理由としては大きい。カイリューよりは高評価で、カビゴンハピナスのメタであるヘラクロスかくとうタイプの技がそのまま刺さるので玄人目線では使いづらいが、かくとうタイプを避けうまく相手を選べば伊達に600族ではない為活躍できた。ニンテンドウカップ2000全国大会の決勝進出者11人中3人が使用していたが、カイリューと共に最低進化レベルが55の為エース仕様限定になる点は惜しかった。

2010年代初頭の第二世代オフ会環境になると、自爆技やカビゴンの一致メインウエポンを半減で受けられる点、サンダーに対するサブウエポンの通りの良さなどから、たべのこしサイクル型が流行。2019年頃のオフ会環境ではいわなだればくれつパンチかみくだくねむるによる耐久型が流行。

進化前のヨーギラスシロガネやまの一部エリアにしか出現しないレアポケモンであったが、クリスタルでタマムシゲームコーナーの景品になっている。ただ、景品の方もコインが8888枚も必要で、金・銀におけるポリゴンよりかは若干マシではあるが、野生産とは入手の手間で五十歩百歩と言える。

第三世代

タマゴ技でりゅうのまいを獲得し、特性すなおこしを取得したものの、当時の公式ルールでは最低レベル55のバンギラスは参戦自体が不可能であった。ポケモンコロシアム等のオープンレベル環境を前提にしても、当時はあまり砂パの需要は無く、技の威力も半端で、かみくだくが依然として特殊技のままであったため、やはりまだマイナー気味であった。

第四世代

ヨプのみの登場、ストーンエッジの獲得、かみくだくの物理化、砂嵐の強化など、これまでにない追い風を受けた。ガブリアスとダブルバトルでタッグを組んでそれぞれの長所をいいとこ取りにすることも可能であった。ロックカットの獲得も変更点。プラチナの教え技で獲得したばかぢからは、物理で自身の弱点を突いてくる相手には素直に下げることが求められるバンギラスとはシナジーを発揮する。フラットバトルの採用によって公式ルールでも再び使用できるようになり、WCS2010では禁止級のポケモンが解禁されていた中で非禁止級では最も使用率の高い部類にあるポケモンとして活躍。それまで邪魔であったあくタイプは一致でクレセリア弱点を突くために役立つようになった。世代末期のバトレボ環境ではガブリアススイクンサンダー、バンギラス、メタグロスゲンガーという最も安定した勝率をたたき出せるとされたパーティ「結論パ」が成立した。そのパーティおけるバンギラスは主流技構成がストーンエッジかみくだくけたぐりおいうちとなっており、持ち物はこだわりハチマキが好まれた。おいうちは「結論パ」ミラーマッチで使われるゲンガーの対策にもなる。

強さばかりではなくガブリアスのじしんに弱いという明確な短所もあったため、攻撃に努力値を全振りして実数値が200のいじっぱりガブリアス、いわゆる「200ガブリアス」は下から動くなら対策必須であった。

WCS2010準優勝を果たしたパーティのバンギラスは、グラードンてだすけ込みのじしんを耐えられるようにしたきあいのタスキ型であった。

この世代から成立した役割論理では後攻または相手が交代した際に打てば威力が倍になるしっぺがえしがバンギラスに搭載された。

そんなバンギラスもHGSS期に入る前まではサイクル戦の基礎がプレイヤー達に浸透していなかったためか素人筋にはその強さが中々認知されず、中には「こだわりハチマキドサイドンの劣化」と勘違いする者もいた。

2017年頃のバトレボオフ会環境では交代読み交代が盛んにおこなわれるため、こだわりハチマキ型のバンギラスを悠長に投げる余裕はなくなり、比較的評価が下がった。

第五世代

ドリュウズランクルスシンボラーの登場などによる砂パのさらなる強化など、新規のポケモンのラインナップに助けられてこれまで通りトップメタを張ることになった。鈍足故に天候を発動する特性やトリパに強く、ホウオウミュウツーと相性が良かった上に、禁止級の火力に耐えることも可能であったことが活躍の要因である。この世代の代表的なアタッカーであるシャンデラの一致メインウエポンを両方半減できる耐性から、シャンデラへの解答としても重宝された。B2W2期にはバンギラス、ガブリアスボルトロスローブシンの4体を軸にでんじはすなおこしでアドバンテージを取る「バンギガブボルトローブ」という電磁波砂パ構築が主流化していたが、エアームドふゆうドータクンに対する有効打を確保しつつでんじはの効かないガブリアスに対する役割破壊を行うために、かえんほうしゃれいとうビームを導入した特殊型バンギラスが採用されることもあった。BW後期からBW2序盤には最速こだわりスカーフ型も利用された。かくとうがあまりに重いためきあいのタスキ+カウンター型も一般化した。この世代でドリュウズと組む場合は大抵特殊型がメインであった。

強さが際立った一方でこの世代にも不利対面が存在していた。ズルズキン一致メインウエポンのうちいわを半減、あくを4分の1で受け、ドレインパンチで4倍弱点を突いてくる。また、素早さの種族値はキノガッサに及ばず、こだわりスカーフを持たせない限りキノガッサに上を取られてしまうポケモンでもあった。特攻に努力値を全振りして実数値が177のおくびょうけしんボルトロス、いわゆる「177ボルトロス」のきあいだまもバンギラス対策としては当時は有名であった。第四世代に意識された「200ガブリアス」に加えてこの「177ボルトロス」を確定で耐えられる調整も必要になる場合があり、下から完璧に動くつもりならば随分と努力値振りを歪められることになった。最速バンギラス抜きの素早さ実数値125は、シングルバトル・ダブルバトル(特に後者)の両方において到達できるならさせておきたい最低限の素早さラインとして周知された。

因みにこの世代の砂パの鉄板トリオとして素人筋の間でよく挙がるバンギラス、ガブリアスドリュウズのトリオ、通称「バンガブドリュ」は、環境が混沌としていたBW初期ならいざ知らず、ローブシンが教え技を獲得した頃になるとてつのこぶし込みのパンチ技で3匹まとめて弱点を突かれてしまうという致命的な欠陥があった。そうでなくともバンギラスとドリュウズがかくとう、じめん、みず弱点を共通して持っており、残るガブリアスはそれらを等倍でしか受けられない。よって、「バンガブドリュ」はパーティのバランスを考えない初心者が特性のシナジーだけで強いと勘違いする構築であったと言える。上級者の場合はガブリアスを抜いた「バンドリ」で打ち止め、あまり砂パに偏らせすぎないようにしたのである。

BW期の全国大会予選であるジャパンカップ2012オンライン大会(ダブルバトル)では使用率2位を記録。同大会統計データによると、主流技構成はいわなだれかみくだくまもるけたぐりであったとうかがえる。けたぐりはバンギラス同士のミラーマッチ対策である。持ち物はヨプのみが1位(40.9%)であり、如何にバンギラスが露骨に対策されていたかがうかがえる[1]

インターネット大会『2013 インターナショナルチャレンジ MARCH』(ダブルバトル)では使用率3位を記録。この大会ではこだわりスカーフ型が2割弱であった。

2012年WSCマスターカテゴリ優勝、2013年WSCマスターカテゴリ準優勝と、この世代のバンギラス入りのパーティの入賞実績には輝かしいものがあった。この世代の大会では、天候合戦に有利になるように性格をゆうかんにした上でなげつけるとシナジーを発揮するくろいてっきゅうを持たせた構成、バンギラス同士の対面で有利に立ち回れるようにけたぐりを搭載した構成、裏選出のヒードランを活かすために手動で打つためのにほんばれを用意した構成など、豊かでトリッキーな構成が目立った。

この世代ではなんと野生で出現するようになった。

第六世代

おいうちりゅうのまいの同時遺伝が可能になった。メガシンカ獲得前のレート戦シーズン1からシーズン3でも、砂パの生き残りが模索されていたのか、ダブルバトル、トリプルバトルに関しては使用率ベスト10をキープしていた。それ以降は使用率が低下したが、メガシンカを獲得したことによって素早さ以外のステータスが大幅に向上。生半可な2倍弱点では、乱数3発もざらとなった。それ以前の世代では専ら砂パの潤滑油的な存在でありダブルバトルやトリプルバトルでの活躍に限られていたバンギラスであったが、この世代ではシングルバトルのエースとして投入されることもあった。一方ですなおこしの弱体化やラティオスなどカモにしていた特殊アタッカーが環境から姿を消したこと、さらに新規のかくとうタイプの台頭もあり、環境での使用率自体は第五世代と比べて大幅に落ち着いた。この世代における仮想敵はメガゲンガーであり、以降第七世代まで対メガゲンガー兵器としての立ち位置を保った。PGLのレート戦統計データを見るに、XYリーグ序盤ではステルスロックを搭載したタイプが流行しており、中盤ではりゅうのまいを活かした積みエースが比較的主流となり、終盤ではおいうちを使ってサイクル戦に対抗するタイプが多く見られるようになった。ORASリーグ終盤はボーマンダガブリアスに対するメタ色が強まり、れいとうパンチがレート戦で使用したバンギラスに覚えさせた技の上位にランクイン。

性格いじっぱりようきがメインとなり、アタッカー型が主流となった。この風潮は第七世代まで続くこととなった。

世代末期には過剰な特殊耐久に下降補正を掛けた両刀型ののうてんきバンギラスというものが成立し、ORASリーグシーズン15からのうてんきが性格10位以内にランクイン。シーズン17には2.2%を記録。おとなしいと並んで使い道のない二大性格と呼ばれるのうてんきが活用された典型例と言える。

因みにWCS2014にて性格がランダムで確定V無しの配布産バンギラスを理想個体で使用したことから、WCS2010からWC2012優勝者であるレイ・リゾが改造疑惑を持たれた(当時第六世代の配達員乱数は確立されていなかった)。レイは同世代のVGCにて仕様上通常プレイではありえないドリームボールに入ったギルガルドを使用していたため改造ポケモンの使用が常習的であると疑われたが、レイは「厳選や育成は基本的に他人任せで、オシャレボールなどの対戦に関係の無い仕様には興味が無い」という趣旨の弁明をしていた。

第七世代

カプの登場などフェアリータイプの普及により、第六世代と比べて更に弱体化。それでも同じくすなおこしを手に入れたギガイアスと比べても攻撃性能が上なので、ダブルバトルですなあらし始動役としては未だに強い。シングルバトルでは敵に回すと厄介なカプ・テテフを相性補完に優れた相方として獲得しており、バンギラスとカプ・テテフのコンビで生まれるはがねの一貫性はメタグロスで切ると良い。このトリオ「バンギテテフグロス」は最速耐久ベースにした3匹でサイクルを回しつつ有利体面が出来上がったら高火力で攻めるというコンセプトのパーティであり、無論表選出のバンギラスとメタグロスでメガシンカ枠を食い合うというデメリットはあるが、決まれば強力である。

USUMリーグシングルバトルではORASリーグシングルバトルと同じく使用率20位台をキープ。メガルカリオメガバシャーモに対してはギルガルドメガゲンガーミミッキュといったゴースト枠で流せるためかくとうタイプ4倍弱点は根本的な問題ではなく、実際のところバンギラスを倒したポケモン10位以内にかくとうタイプのポケモンが挙がるシーズンはそう多くない。寧ろバンギラスを倒したポケモン3位以内にランドロスが挙がるシーズンがざらで、このことから交代合戦に負けてランドロスに詰められるのがバンギラスが落とされるパターンであることが分かる。USUMリーグシングルバトルシーズン7からシーズン8にかけては、あまりにバシャーモが多かったことからとびひざげり対策のまもるが搭載率ベスト10にランクインした。USUMリーグシングルバトルシーズン10にはフィラのみなどの混乱木の実型が10%を記録しており、耐久振りにしたサイクル型が比較的多く使用されていたとうかがえる。シーズン14からそれまで候補外であったちょうはつが搭載率10位以内に上がるようになり、これはレート上位を目指すうえで邪魔になるナインエボルブースト+バトンタッチイーブイムラっけオニゴーリエアームドなどに対して露骨にちょうはつバンギラスで対策を打つケースもそこそこ見られるようになったということである。シーズン16ではそれまで候補外であったおとなしいの割合が1.5%となり、同時にイバンのみの採用率が2.1%を記録。恐らくだが、特殊アタッカーに役割を持ちつつ物理アタッカーに対してイバンのみを発動させやすいようにするためにおとなしい型が使われていると思われる。単純にメガクチートじゃれつくメガルカリオインファイトなどが無理で物理に対して役割を持ちにくいため物理耐久を下げても諦めがつき、れいとうビームだいもんじなどの火力もいじっぱりやようきなどと異なり下がらずに済み、物理技を受けて確実にイバンのみの発動圏内に持ち込みやすいため、おとなしいが選択肢に挙がることがあるとも言える。

また、思考停止でランドロスとんぼがえりを打って意味も無くメタグロスに交代する相手にはアクZかみくだくZワザ化することによって対処可能。メガ前のいわゆる「AS振り」のエース仕様であるメタグロスならいじっぱりで攻撃全振りのバンギラスのZワザ化したかみくだくによって、いかくによるランク補正1段階下降込みでも確定1発で倒せる。そもそもUSUMリーグダブルバトルはエスパーゴーストに寄った環境なので、特殊受けできるすなおこし要因として役割を遂行するついでにかみくだくで削りを入れるポケモンとしての個性が出るようになった。

この世代ですなかきドリュウズとのコンビ「バンドリ」を組む場合、こだわりスカーフ最速型に仕上げて2匹で上から叩く構築がメインであった。

USUMリーグダブルバトルではじゃくてんほけん型が2番手の型として使用されるようになった。Zワザをまもるによって4分の1で受けて発動してよし、こだわりスカーフを持たせたれいじゅうランドロスいかくによる攻撃ランク補正1段階下降込みのじしんに巻き込んで発動してよしと、じゃくてんほけんの発動方法は枚挙に暇がない。そのままいわなだれで制圧するのが勝ちパターン。

WCS2018マスターカテゴリベスト8の実績を残した。

USUMリーグシングルバトルで安定して使用率30以内に入っている第二世代初出のポケモンはバンギラス、ポリゴン2程度なもので、そういう意味で世代ごとのポケモンの格差に不満を持つプレイヤーも少なくない。

第八世代

おいうちソード・シールドのデータに存在しないという事態となった(つまり没収。過去作品から送ってきても使用不可能な技であり、使用出来ない)。また、ダイロックの登場によって数多くのポケモンが削りを入れながらすなあらし状態を作ることができるようになったため、相対的にすなおこしの価値が低下。しかしメガシンカの廃止によって種族値によるアドバンテージが相対的に上昇。自身もメガシンカを失っているが、もともとメガシンカ型がシングルバトルでも5割程度と依存度が低かったため、他のポケモン達がメガシンカを失ったことによるアドバンテージの方が大きい。

新技にはロックブラストワイドブレイカーボディプレスを獲得している。努力値振りが特防寄りになるバンギラスにとってボディプレスは若干アンチシナジー。ロックブラストはりゅうのまいを積んでから全抜きを狙うならアリ。

この世代のバンギラスはダイマックスの獲得によってじゃくてんほけんアタッカーとして開花。シーズン2まではPokémon HOME統計データにおけるシングルバトル使用率ランキング10位以内にランクインというトップメタとなった。ただ、ランクバトル上位陣はかくとうウエポンでバンギラスを包囲するため、きあいのタスキ型を除けばランク2桁以内にはそれほど恵まれない。

ソード・シールドのランクバトルシングルバトルシリーズ1初期環境では第五世代よろしくすなかきドリュウズとのコンビ「バンドリ」が主流コンビの1つとなっていた。また、持ち前の特殊耐久と火力のおかげでじゃくてんほけんトゲキッスに対面から勝てるのが大きかった。ダイマックスでHPを強化することで耐久面も底上げでき、相手の物理かくとうウエポンにも役割を持つことができるようになった。さらに、ダイナックルは他のダイマックスわざと比べて威力が貧弱なので警戒する必要性が薄い。参考までに、いのちのたまを持たせたいじっぱりドサイドンばかぢからは防御に努力値を252振りしてHPに4振りしたダイマックス状態わんぱくバンギラスに最高乱数で94.6%のダメージ。

ただ、ダイアークの特防ダウン効果は物理型には恩恵が無い、ダイロックの砂展開効果は元々すなおこしを持っているため恩恵が薄いなど、ダイマックスわざと噛み合わない部分もある。また、三色パンチの内ほのおのパンチれいとうパンチはダイマックスわざ化すると自身のすなおこしをスポイルしてしまう。

ダイマックスポケモンとしては先発向けであり火力と技範囲に特化した、可能な限り場を荒らして退場するいわゆる「逃げ切り先行型」に分類される。また、相手のダイマックスに合わせてこちらもダイマックスする、いわゆる「対ダイマックス型」にも分類される。もともと高い特殊耐久をダイマックスで上げて安全にじゃくてんほけんを発動する姿から「保険金詐欺」という異名を得るに至った。

素早さ調整はでんじは込みで最速100族を抜ける20振り(実数値84)がベター。

ランクバトルシングルバトルシリーズ1最終上位入賞者の間で、ステルスロック、がんせきふうじ、ちょうはつ、ばかぢからという技構成できあいのタスキを持たせた型が共有されていた。兎に角おにびを撒かれやすいのがバンギラスの定めであり、このシーズンの最終90位構築に「2つ目のラムのみ」としてチーゴのみを持たせた型が入賞したことがそれを物語る。

ランクバトルシングルバトルシリーズ1シーズン1最終29位構築には、げんしのちから採用の特殊型バンギラスがエントリーされていた。

ランクバトルシングルバトルシリーズ1でおにび+たたりめ型ドラパルトが増加した影響から、おにびで起点にされづらいあくのはどう両刀型が考察されるようになった。あくのはどうはダイアークにするとかみくだくの場合と異なり特防ランク補正の低下による恩恵を受ける。

ランクバトルシングルバトルシリーズ2シーズン2ではじゃくてんほけんダイマックスエース型が対策されすぎたためかランクバトル上位同士での戦いでは姿を消し、ステルスロックでんじはで起点を作る型が上位陣の間で主流化。

シーズン3辺りになるとすなかきドリュウズの需要が下火になったため、それまで維持していた使用率1桁台の地位を手放した。以降、ダウンロードコンテンツ解禁までの間、使用率10位台に定着。

2020年3月にいわゆる「1on1」のシングルバトルとして行われたインターネット大会『しんそく!!シングルバトル!!』では、きあいのタスキ対策となるロックブラスト、物理対策となるカウンター(第三世代から連れて行く必要がある)を覚えることから主流のポケモンとなった。ダイマックスなしのフォーマットなので自慢の特殊耐久を活かしやすくなっていた。

シリーズ4シーズン6期には技構成をイカサマボディプレスみがわりてっぺきとして、攻撃、特攻の種族値による恩恵を捨てたずぶといたべのこしバンギラスが公開された。ただし、元々の耐性が悪く物理受けするには味方のキョダイラプラスのキョダイセンリツありきであり、粘っている内にターンが切れるため、安心できる型ではない。

シーズン7途中でゴリランダーグラススライダーを獲得すると、ゴリランダーが増加した影響を受けた(シーズン7でゴリランダーは最終使用率10位)。グラススライダーを抜群で受けることとサブのばかぢからが4倍弱点であること、さらにゴリランダー自体こだわりハチマキ型が主流で受け切れないことからランクバトル最終100位構築へのエントリーに恵まれなくなった。シーズン8にはゴリランダーやリベロエースバーンが激増し、ウーラオスボディプレスジバコイルなどのようなかくとうウエポンで露骨に4倍弱点を突きに来るポケモンも目立つようになった影響でついに最終使用率ベスト30圏外に(31位)。

鎧の孤島配信開始により相性補完の選択肢が広がってサイクル戦や「TOD」が比較的盛んになったシーズン8では、たべのこしを持たせてねむるを搭載したいわゆる「素眠り」型が最終80位を記録。

シーズン9にはたべのこし+りゅうのまい型が約1割の割合で見られるようになった。

冠の雪原期には物理アタッカーであるバンギラスと特殊アタッカーであるサンダーの内相手が壁を貼っておらずダメージを軽減されない方で攻める「バンギサンダー」がバンギラス入りの構築してメジャーとなった。バンギラスの弱点をサンダーの耐性で受け、サンダーが比較的苦手とする特殊技をバンギラスの数値で受けることができるという利点もある。追加組のカプ・レヒレにも型次第では有利であり、相手がめいそうを積まずに対面で同時にダイマックスする場合はダメージレースに勝てる。シーズン12当初こそ単純にウツロイドいわ枠を取られていたが、サンダーに有利を取れることから徐々に使用率が向上し、初動の41位から追い上げて最終使用率が25位と大健闘。解禁組が矢鱈多く特殊型として活躍しているのが健闘の要因として大きい。このシーズンにはしんちょう特殊耐久特化のたべのこしサイクル型も目立った。鎧の孤島期までとは異なり2番手であったとつげきチョッキ型が最もメジャーな型となり、シーズン1に所持率70%を超えていたじゃくてんほけんはシーズン13には20%台前半となっていた。

この世代における主流技構成はストーンエッジかみくだくアイアンヘッドじしん/ばかぢからである。

ダブルバトルでも「バンドリ」を中心として砂パ、グッドスタッフの中心メンバーとなっている。ダブルバトルでは耐久振りで素早さ無振りのウォッシュロトムコータスニンフィアなど素早さの低いポケモンも多いため、こだわりハチマキを持たせて攻撃素早さ努力値を各252振りしたようき型でひたすらいわなだれを放つのも強力。トリパエースとして使う場合、素早さ実数値を67(無補正で個体値が2か3、下降補正なら18か19)に調整して無振りローブシン抜き抜きを実現しつつみかたのじならし1回込みで最遅ローブシン抜かれの44になるようにするという調整が存在する。この調整の場合、おいかぜで実数値が134になり、準速ギャラドス抜きという計算にもなる。物理対策としてダイドラグーンげきりん)を放つ型も一定数存在する。

シリーズ3シーズン4でいかくガオガエンが解禁されると、あく枠を食い合うことから相対的に使用率が低下。

冠の雪原期にはガラルファイヤーという明確な有利が環境に追加された。じゃくてんほけんを踏んだとしてもタイプ相性の差と持ち前の特殊耐久を活かしてまともに打ち合うことができる。

一般的な育成論

600族の代表的なポケモンであり、特性すなおこしで天気を砂嵐にする引き金を持つポケモン。砂嵐を有効に使えるポケモンと組むと効率が良い。 種族値は素早さ以外はかなり高く、また、出てきたときに即座に砂嵐になると同時に、岩タイプ特有の特防1.5倍が加えられ、アタッカーとしても、受けとしても幅広く用いられる。

技構成も豊富で、物理技はいわなだれ/ストーンエッジかみくだく始め、じしんアイアンテール/アイアンヘッドほのおのパンチかみなりパンチれいとうパンチばかぢから/かわらわりアクアテールシャドークロードラゴンクローつばめがえしがある。

特殊技は、あくのはどうだいちのちからかえんほうしゃ/だいもんじ10まんボルト/かみなりれいとうビーム/ふぶきなみのりきあいだまりゅうのはどうがある。パワージェムは覚えないので、いわタイプの特殊技は、げんしのちからめざめるパワーと言った威力の低い技に頼らざるを得ない。

補助技は低めの素早さを補うものとしてりゅうのまいロックカット、交代で出てきたポケモンにダメージを与えるステルスロックなどがいいだろう。またしんかのきせき持ちの対策としてどくどくも良い。ダブルバトルで相性抜群な地面タイプのポケモンと組むなら、じしんのコンボのためにまもるにするのもよい。

性格は一例までに、アタッカーならいじっぱり、ようき、特殊耐久型ならしんちょう、起点作成型ならわんぱくが候補に挙がる。特殊技で4倍弱点を突くのも得意なので、物理・特殊の両方に下降補正が掛からず耐久も下がらないゆうかん、なまいき、れいせいもアリ。物理火力を捨てて起点作りに徹するならずぶといも選択肢に入る。

持ち物はバンギラスに4倍弱点の通る格闘タイプの技を半減するヨプのみや、耐久を捨ててアタッカーで使う場合はきあいのタスキまたはこだわりスカーフなど候補が多い。メガシンカが特に流行していたレート戦ORASリーグではメガバンギラスと読んで状態異常で動きを止めてくる相手にさらに対処するという意味もあって、ラムのみの所持率も高かった。

隠れ特性は相手のきのみの使用を封じられるきんちょうかん。元の特性すなおこしが優秀すぎるため選択肢にならない。メガシンカしてりゅうのまいを使うことで行動順を逆転しつつ火力を強化してごり押しする方が強いため、ヤチェのみシュカのみなどの「半減木の実」を貫通するという利点も活かされづらい。ただ、バトルハウスでは相手が使用してくることがある。

とつげきチョッキの登場により、メガシンカなしのバンギラスの主流の1つはとつげきチョッキによる高特殊耐久アタッカーとなった。

メガバンギラス

こうげきと防御面(すなあらし状態ならとくぼうが1.5倍)が大幅に増加した。しかし、フェアリータイプの登場で、弱点がさらに顕著に表れたため構成が難しい。

特性は変らずすなおこしすなあらしが ふきあれるが終了してもメガシンカする事で再度すなあらしにすることが出来るが、バンギラスはあまり長く場に居座るタイプではないため、この点において恩恵を感じる場面は少ない。かち合わすケースは少ないが、メガリザードンYのメガシンカによる天候変化を上書きすることは出来る。

技はストーンエッジかみくだくなどタイプ一致を基本に、じしんアイアンヘッドげきりんなどを組み合わせよう。強力なフェアリータイプが多く、対フェアリーに交換で逃げられることも少ないのでフェアリーに刺さりやすいアイアンヘッドはおすすめ。

すばやさ種族が71まで上昇するため、最速でりゅうのまいを一度使用した場合最速130族を抜けるようになる。また元から高いこうげきがさらに高くなるため、一度積んでしまえば相手に寄っては止められなくなることも。ただし、道具を持てないためまひやけどは他のメガシンカポケモンより致命傷になりがちなので注意。

  1. 『週刊ファミ通』 2013年5月3日号 p234