ポケモンWikiでは記事の投稿、加筆、検証、修正等参加、協力してくださる方を必要としています。方法や詳細はポケモンWikiに投稿するにはをご覧ください。

ニンフィア/対戦

提供:ポケモンWiki
ナビゲーションに移動検索に移動
ポケモンWikiは対戦情報サイトではありませんニンフィアの詳しい対戦考察や育成論は、以下のようなサイトでも取り扱っています。
ポケモン徹底攻略
ポケモン対戦考察まとめWiki
外部サイトの安全性・正確性・合法性等あらゆる点については、何ら保証しません。

このページは、ニンフィアの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。


ニンフィアの歴史

第六世代

XYリーグシーズン3あたりからフェアリースキンによる超火力の持ち主、ハイパーボイスによる全体攻撃のエキスパートとして注目された。

XYリーグシングルバトルではハイパーボイスめざめるパワーサイコショックでんこうせっかが主流技構成となっていた。性格はひかえめがメインで、持ち物はこだわりメガネが一番手であった。瞬間火力を追求する目的ではかいこうせんが採用されることすら珍しくなかった。同リーグ同バトル17シーズン中5シーズンで使用率ベスト30に入り、最高位はシーズン4からシーズン5の24位。

ORASリーグシングルではハイパーボイス、ねむるめいそう、サイコショックによる耐久型が主流で、持ち物はこだわりメガネとカゴのみが有力であった。同リーグ同バトルでは全シーズンベスト30入りを果たし、最高位はシーズン14の19位。性格はひかえめがメインであったが、ORASリーグではずぶとい型が二番手であった。ORASリーグではまたいびき型も流行していた。

ダブルバトルやトリプルバトルではダークホール対策としてねごとを採用する型があり、ハイパーボイスとねごとのみにしてこだわりメガネを持たせて戦っていくパターンも中には見られた。この高火力によりこれらのバトルではトップクラスに採用率が高い。ORASリーグダブルバトルでは使用率10以内を維持し、最高位はシーズン8からシーズン10の3位。特にレート戦ORASリーグトリプルバトルでは3位であったシーズン7、2位であったシーズン8、シーズン13を除いて使用率1位を記録しており、名実ともにトリプルバトルのトップメタと言える。特性ぼうおんやワイドガード、またフェアリースキンを失うことを意識して、あえてムーンフォースを採用するのもありであった。

ニンフィアが活躍した要因として、フェアリー単タイプの特殊アタッカーとして他に選択肢が無かったことが挙がる。メガボーマンダの威力が分散したハイパーボイス程度では到底処理されない特殊耐久があるため、ダブルバトルにおいてメガボーマンダに対して有利であった、というのもニンフィアが需要を集めた理由である。スイクンジャローダといった居座り耐久型に対してもごり押しが効いた。

単体でもさることながら、サザンドラとギルガルドに加えて両者に一致で抜群を取れるガブリアスへの解答となるニンフィアを加えた「サザンガルドニンフ」がシングルバトルで発祥、世代末期のダブルバトルで単にこの世代のダブルバトルの物理アタッカーで最強のメガガルーラと特殊アタッカーで最強のニンフィアによる超火力と技範囲を活かした「ガルニンフ」など、様々な構築が生まれた。

WCS2015(全国ダブル)マスターカテゴリベスト4入賞を果たしたパーティにニンフィアがエントリーされていた。

第七世代

フェアリースキンの威力上昇幅が下方修正され、弱体化。また、カプミミッキュなどフェアリーの普及、特にフェアリー技の火力にほぼ並ぶ上にエスパーの超火力が売りのカプ・テテフの登場によってニンフィアを採用する必然性が無くなった。さらにどくやはがねの蔓延により攻守ともに弱体化。カプやミミッキュは複合タイプや特性のおかげで対面もサイクルもニンフィアよりお手の物で、素の耐久力も優れている。フェアリーのラインナップの充実によって、結局はパワー一辺倒の鈍足物理低耐久アタッカーに過ぎず、ハイパーボイスが有効打にならないと脆いニンフィアは環境外に転落。サザンドラ、ガルーラなど相性の良かったポケモンが相次いで弱体化したのも痛い所であった。この世代に登場したノーマルZは一見相性が良いが、Zワザには元の技のタイプを変更する効果やそれに付随する威力上昇が適用外であるという仕様なので、ニンフィアにとっては実用外。トリプルバトルの廃止も弱体化の1つであり、ニンフィアにとってこれでもかというほどの逆風が吹いた世代となった。

USUMリーグシングルバトルでは、この世代で耐久戦法が通用しないこともあって、XYリーグシングルバトルに回帰したような技構成になっていつつもその技構成の中の1枠をあくびに入れ替えるケースが多くなった。ダブルバトルではダークホールの事実上の消滅によってねごと型が消えた。

第八世代

めざめるパワーが削除された代わりにマジカルフレイムを習得。苦手とするはがねタイプへの有効打の最高威力を更新したと同時にドレインキッスとつげきチョッキ耐久型が幾分か強化された。さらに、サーナイトがメガシンカを失ったため対抗馬がいなくなり、唯一のフェアリースキン対応ポケモンとして相対的に強化された。

シングルバトルではソード・シールド発売から半月ほどが経過した頃の環境で流行したみがわり+わるだくみサザンドラへのメタとして有用。ハイパーボイスがみがわりを貫通するのが何よりもサザンドラに対して強い。ただし、ダイマックスわざにはフェアリースキンの威力上昇が適用されないため、ダイフェアリーはハイパーボイスに比べてわずかな威力上昇にとどまる。マジカルフレイムダイマックス状態のアイアントを返り討ちにするコンセプトのおくびょうこだわりスカーフ型も存在する。この世代ではあくびサポーターとしての個性が強くなり、あくびを特殊型ダイマックスエースに撒いてからダイウォールで確実にねむりに追い込むプレイングも見られるようになった。同じあくびサポーターであるブラッキーと異なりフェアリーを等倍で受けられ、状況によっては自ら切り込んでいける攻撃力および柔軟な対応が可能な点が長所。敵のダイサンダーやダイフェアリーによってあくびを無力化されても、自らにダイマックスの適性があるため、それらの技を使われても自らダイマックスして、ダイウォールとして使用も出来る点もある。

耐性は4と決して多くないが、その内ドラゴンあくかくとう(『鎧の孤島』配信に伴うウーラオス追加以降)がメジャー寄りのタイプであり、耐性に中身があると言える。

物理に受け出しできる耐久をしていないため、基本は先発での運用となる。そこにドリュウズ先発を相手に合わされるのはまずい。

シーズン1中盤にはマホイップと共に特殊受けとして流行。

シリーズ3シーズン4ではキョダイラプラスが解禁されて環境を席巻したことを受けてラプラスを起点にするたべのこしを持たせて最速に仕上げたみがわり+めいそう型が上級者層の間で流行。

当初から使用率10位台をキープしていたが、余りにカビゴンが増えたためシーズン5には20位に転落。シーズン6には26位まで数を減らした。

シーズン8には41位まで使用率を落としたが、シーズン9には有利なパッチラゴン、ウーラオスが増加した影響で使用率が回復し、25位を記録。この頃になるとたべのこしめいそう型が過半数を占めるまでになり、とつげきチョッキ型は1割にも満たなくなった。

鎧の孤島マリルリが解禁されると、一致範囲もより優れておりアクアジェットで十分みがわり対策もできるあちらに立場を譲るようになり、シーズン8には使用率ベスト30選外(最終使用率41位)に。そんな中でも、ポリゴン2ハピナスなどの受け志向のポケモンが増えてドヒドイデモロバレルなどの非ダイマックス受けループ型がランク上位層の間で浸透した影響で、めいそうねむるカゴのみ型がニンフィアの型として上級者層の間で比較的流行。

この世代における主流技構成は、ハイパーボイスマジカルフレイムあくびでんこうせっか。シーズン1からシーズン3まではとつげきチョッキ型がメインであり、シーズン4からシーズン7にかけてはたべのこし型がメインであった。とつげきチョッキ型にするならあくびの枠をサイコショックに変えるのがメイン。

ダブルバトルでは主力級のアタッカーとして活躍。2019年12月頃、韓国の著名プレイヤーであるパク・セジュンがドサイドンを使用した影響でそちらが流行したため、マジカルリーフ型も見られるようになった。シリーズ3シーズン4ではサマヨールトリックルームてだすけで素早さ無振りひかえめニンフィアをサポートする「サマヨニンフ」が環境の主力級の一角となった。

シーズン13の最終10位構築にはブリザポスなどの後発ダイマックス型に対応できるようにしたリフレクター型がエントリーされていた[1]

一般的な育成論

HP特攻特防種族値が高く、特殊型のアタッカーでの育成が基本となる。素早さはイーブイの進化系統の中では最も低いが、特防の高さゆえに特殊アタッカーに対して受けやすく、そこまで困らない点がメリット。ただし、素早さを調整する場合は他のイーブイの進化系よりも大きく耐久や火力を削がれる点に注意すること。

防御も低めの数値だが、HPと共に特化するか、あまえるまたはリフレクターを使うことでカバーできる。また、特攻、特防に努力値を振っていなくてもめいそうで補える点も優秀。

隠れ特性のフェアリースキンが優秀で、ノーマルタイプのわざがフェアリータイプとなり、1.2倍(第6世代では1.3倍)の威力になる。

通常特性のメロメロボディは、うまく相手をメロメロ状態にできれば一発逆転も起こり得るが、異性で無ければ効果が無い上発動も運任せ、さらにニンフィアの防御が非常に低めのため、実用性は低い。火力もフェアリースキンより低くなってしまうので、もし使うならばめいそうで上手く補強したいところ。

第七世代まで

フェアリースキンにより高威力のタイプ一致技になるハイパーボイスが主力技で、シングルではムーンフォース(威力95)よりも威力の高いフェアリータイプの技となり、ダブルバトルトリプルバトルでは若干威力は落ちるものの2~3体同時攻撃ができるため、マジカルシャインの完全上位互換であり、さらに音の技であるためにみがわりを貫通できる点で非常に優秀な技でもある。基本的にレーティングバトルでは、ほぼ100%特性フェアリースキンと合わせてセットで採用される。ただし、音の技であるため特性ぼうおんを持つポケモンに無効化されてしまうので注意が必要。

その他の攻撃技は、物理技だがフェアリースキンが適用される先制技のでんこうせっかどくタイプを意識したサイコショック、はがねやほのおにも等倍のシャドーボール、1ターン動けなくなるが特性により威力292という超火力になるはかいこうせんも火力を求める場合には候補になるか。

めざめるパワーは特定のタイプを意識する場合に採用することになる。じめんタイプならフェアリータイプが苦手とするほのおどくはがねタイプ全てに刺さるが、これらを他の耐性タイプでカバーできるポケモンが多く、ピンポイントで刺さるのはジバコイルヒードラン程度。先制技を持つハッサムや、耐久力の高いナットレイを意識するならほのおタイプにした方がよいだろう。基本的な攻撃技は少なく、とつげきチョッキやこだわり系アイテムを持たせる場合は簡単に技スペースが埋まる。

低威力だが体力を大きく吸収できるドレインキッス、特攻と特防を同時に上げられるめいそう、タイムラグがあるが回復ができるねがいごとなども覚えるが、鈍足であり即座に体力を回復できる技がカゴのみを併用してのねむるしかないため、耐久型としての運用は難しい。

上述の特殊型が主流だが、のろいで低い攻撃と防御を補いながら、でんこうせっか、おんがえしすてみタックルとっておきなどの物理ノーマル技を軸としたフェアリースキン採用の物理型も使用される事があり、ポケムーバー解禁前のシングルバトルでは高確率で採用されていた。特に、イーブイの進化系主体(イーブイズ)でパーティを組んだ場合、その中でもブースターリーフィアと言った数少ない物理アタッカーとして重宝されることもある。

性格は火力を活かせるひかえめがメインで、物理低耐久を補えるずぶとい、特殊鋼耐久を活かせるおだやかも珍しくない。でんこうせっかの火力を下げないようにするためにれいせい、なまいき、のんきといった素早さ下降補正も考慮される場合がある。

フェアリータイプの特殊アタッカーとしては、同じくフェアリースキン+ハイパーボイスができるメガサーナイトに技の威力は劣るものの、タイプ一致先制技(でんこうせっか)の存在や、パーティのメガシンカ枠を取らず、持ち物を自由に選べる点では優れていると言えるか。

高火力・高特殊耐久でありサイクルを回しつつ等倍で削るのに向いているため、せいれいプレートも採用圏内。

第八世代以降

めざめるパワーを没収されたかわりにマジカルフレイムを獲得した。これによって弱点であるはがねタイプへの有効打の最高威力を更新し、技範囲が大幅に広がった。さらに追加効果で特攻を下げられるため、特殊耐久の高いニンフィアにとってこれは大幅な強化。 技構成は第七世代以前から採用し、特性もフェアリースキンで確定。