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シャワーズ/対戦

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このページは、シャワーズの対戦での扱い、及び育成論を記述するところである。

シャワーズの歴史

第一世代

物理耐久力を上げる技や高い特殊を駆使した低速アタッカー兼特殊受けとして使用された。レベル55で個体値・努力値MAXの個体の特殊耐久指数45843は通常レギュレーション下ではこの世代ではラッキーに次いで2位。耐久の高さを活かしかげぶんしんどくどくでじわじわと攻めるのも得意だった。しかし当時はサンダースの壁が厚く、流石に10まんボルトが急所に当たってもそうそう1撃ではやられなかったものの、でんじはあたりで簡単に止まってしまうのが痛かった。さらに当時のみずタイプのトップメタであるスターミーラプラスと比較すると、10まんボルトを覚えられずに同タイプ戦に弱いのが致命的であったため人気は一歩劣り、ニンテンドウカップ'97で決勝進出者15人中1人が使用していたが、技構成をみるとそのシャワーズにはみずタイプの技が一切入っておらず、当時いかにみずタイプがタイプとして重要でないかが窺えた。

64マリオスタジアム独自の、ポケモンをグループごとに分けてそれを基準にして選出に制限を加えるいわゆる「ABCルール」では、初手に出さなければならない弱いポケモンである「Cグループ」にみずタイプで唯一分類されていた。基本的にA>B>Cグループの順で強いポケモンとされるが、これはシャワーズの評価が低かったというよりはタイプを各グループに分散させる意図があったようである。シャワーズ同様、実戦性能が十分あるレアコイルでんきタイプでは唯一Cグループに分類されており、初手としてはシャワーズ>ニドキング>レアコイル>シャワーズ…という三すくみになりやすかった。

第二世代

あまごいの獲得、ねむるねごとのコンボとの相性の良さなどから耐久型としての性能に磨きがかかった。バトンタッチの獲得によって後続に繋ぐことも可能に。特防の数値が下がったのはそこまで痛手とは言えない。環境では猛威を振るっていたガラガラを攻めるポケモンの1体と言えた。この頃から攻撃技のレパートリーの少なさが露呈し始めたが、めざめるパワーでカバー可能であった。

第三世代

特性ちょすいによってみずポケモンを完全に受けられるようになり、雨パに対するメタとして株が上がった。火力が高いので攻撃技の乏しさはそこまでネックにはならなかった。ただ、ポケモンリーグ2004は禁止級伝説解禁のフォーマットであったため、カイオーガのほぼ劣化であるシャワーズは(禁止級枠を消費しないというメリットを考慮しても)選択肢に挙がりづらかった。新たにハンテールサクラビスが登場したことで、バトンタッチできるみず枠としては唯一の立場ではなくなった。

この世代ではシャワーズ同士のミラーマッチが重いうえに、そうでなくともみず偏重の環境で一致なみのりの通りが悪いため、のしかかりで攻撃しながらまひを撒く物理型も珍しくなかった。当時は対戦環境にマイナーポケモンが多かった上に火力インフレも起こる前であったため、シャワーズ程度の物理耐久でも特化すれば十分堅牢な部類であった。

第四世代

この世代から火力インフレによってシャワーズの耐久力でも安心できなくなった。環境において霰パで猛威を振るっていたユキノオーポイズンヒールを獲得したキノガッサなど、警戒すべきくさタイプのポケモンが増えた。それでもみずポケモンの台頭を受けてみずタイプ受けとしての価値が相対的に向上。あくびねがいごとの獲得によって、流しを身に着けたうえに回復もこなせるように。くさむすびの威力を抑えることができる点でミロカロススイクンと差別化可能であるのも大きかった。

プラチナでダブルバトルで有用なだくりゅうを獲得。

第五世代

ねっとうの獲得によって物理アタッカーへの返しが強化された。ねがいごとの仕様変更によって回復量が上昇したのも追い風。しかし、この世代では受けとしてのライバルであるママンボウが登場。こちらはバトンタッチ、ほえる、あくびなどの技や種族値の優秀さで差別化する必要に追われた。新規に登場したシビルドン、対戦で使えるようになったウォッシュロトムなど、強力なでんきタイプのポケモンが壁になることもあった。

環境のでんきは多くがジュエルの登場を起因とした火力信仰の影響を受けてアタッカー寄りとなっていたため、特に環境が攻撃寄りであったBW期前半は油断するとでんき技で一撃に落とされることがあった。

第六世代

特殊技の仕様弱体化によって火力は低下したが、特殊受けとしては逆に強化された。新規の中ではエレザードメガライボルトの存在がネックとなった。素早さの種族値65というのはこちらが先手を取られるとキノコのほうしねむりを撒かれるキノガッサよりも低く、こちらが先手を取るとシールドフォルムで受けてくるギルガルドよりも高い、という環境的に絶妙に恵まれないライン。

グローバルリンクの統計によると、この世代では技構成としてはれいとうビーム、ねっとう、まもるがなかばテンプレであり、どくどくとねがいごとが競合すると言えた。X・Yリーグのレート戦のデータを見ると、シャワーズが倒したポケモンのランキングは1位と2位をファイアローガブリアスで分け合っており、環境的にはそれなりに刺さるポケモンではあった。2016年3月に開催されたカントー図鑑限定戦の「カントークラシック」ではジュニアカテゴリで使用率25位、マスターカテゴリでは26位という結果になっており、ニンテンドウカップ97決勝大会で使用されたポケモンの種類の総数が23匹であったことを考えるとここに来て第一世代のポケモンの中で立場が良くなったとも悪くなったとも言いがたい。他にも、レート戦XYリーグシーズン10ローテーションバトルで使用率27位を、同リーグ同バトルシーズン13で使用率10位を記録している。

第七世代

ガブリアスボーマンダリザードンバシャーモなどほのおポケモンやドラゴンポケモンの強豪がSMリーグレート戦シングルバトルの使用率ベスト5以内に入ることがざらであり、使用率10位台前半までが定位置となるポケモンの中でシャワーズ自身に対して一致で弱点を突けるのがナットレイぐらいなものなので、環境上位へのピンポイントメタとしてシャワーズに注目するプレイヤーもたまに見られるようになった。とはいえレート戦の統計データを見るかぎりにおいては、ねっとうやれいとうビームで攻めつつ決め手を欠いて困ったらどくどくで倒しに行くという勝ち筋は第六世代と変わらない。USUMリーグでは、ORASリーグで候補外であったでんこうせっかがたまに搭載率トップ10に入り、アタッカー気質の個体が相対的に増えた。なによりナインエボルブーストイーブイの登場により、アシストパワー型の「アンカーシャワーズ」も確立された。一方、あくびに関してはとんぼがえりボルトチェンジミストメイカーエレキメイカーなど対処方法が増加したためUSUMリーグシーズン12以降採用率が激減している。

ピカブイの対戦では第一世代よろしくみず単タイプの耐久型として替えの効かない存在となっている。ダブルバトルでは自身のとけると味方のリフレクターで要塞化する構築も存在する。ちなみにピカブイで防御ランク補正を2段階上げることができるみず単タイプはシャワーズのみである。

第八世代

どくどくを習得できなくなった。

ダウンロードコンテンツ解禁前の環境的にはとける、ねっとう、ねむるバトンタッチ型が強い。バンギラスの上からとけるを放ってねむるで粘ると、ダイマックスターンを枯らせることもできて役に立つ。とけるを使うことで相手のローブシンかみなりパンチを利用して安全にじゃくてんほけんの発動を行う型もある。ただ、ランクバトルシリーズ2シーズン2シングルバトルあたりではギャラドストリトドンガマゲロゲ対策として露骨にパワーウィップを搭載してくるので、過信はできない。

前世代よりもこだわり系アイテム持ちの相対数が増えたため、まもるたべのこしねがいごとによる回復を狙っても積み技の起点にされづらい。

あくびダイサンダーダイフェアリーの効果で無効化されるようになったが、ねっとうやけど追加効果があるだけブイズの中では恵まれている部類である(ダイフェアリーであくびとまとめて対策されるがダイサンダーの効果では網に掛からない)。

シリーズ3シーズン5最終14位構築は、アッキのみドレインパンチミミッキュたべのこし耐久型シャワーズ、オッカのみ起点作りアタッカーナットレイという構築を基本選出用に採用していた[1]

シーズン1ダブルバトル最終6位構築に採用されたのは防御と素早さに努力値を各252振りしたひかえめあくびくろいきりたべのこし耐久型であった[2]

一般的な育成論

HP特攻特防が高いみずタイプで、ブイズの1匹。種族値は特防が高いものの、努力値や性格では防御を上げることで両受けとすることが多い。

特性は通常特性のちょすいと隠れ特性のうるおいボディ。ちょすいはみずタイプへの耐性を得られる。うるおいボディはダイストリームにより天候を雨にしやすくなったことで発動機会が増えた。一方どくどくの習得可能ポケモンが激減したことで、シャワーズが状態異常になる機会は減っている。ねむると組み合わせるのも有用。

攻撃技はタイプ一致になみのり/ハイドロポンプ/ねっとう/クイックターンなどがある。その他れいとうビームシャドーボールアシストパワーこごえるかぜでんこうせっかなどがある。

変化技はあくびあまえるうそなきくろいきりまもる/みきりとけるバトンタッチねがいごとアクアリングねむるてだすけなどブイズらしく豊富。高いHPとねがいごとの相性は良く、交代すれば他のポケモンを大幅に回復することができる。

脚注